正月も3が日を過ぎれば、もうふだん通りの生活が始まっているが、正月ならではの明るい話を取り上げる。
読売の社会福祉の紙面、安心の設計、「つながる」第1部「地域で育む」その1月4日の見出しが「育ててもらった地元へ恩返し」ということで興味を惹かれた。
奈良県橿原市で週4日のランチタイムに営業している「げんきカレー」。2018年の開店時は200円で、子どもは半額の100円だった。
しかし、その100円がない子どもがいることを知った経営者の斉藤樹さんが3か月後、食事代より多めにお金を置いて帰る大人の思いを子どもたちにつなげようと「みらいチケット」を始める。
大人が買ったチケットを子どもが受け取り無料で食べられるようにする試みである。
中学3年生まで店によくやってきた倉本青年が高校を退学、働き始め、初任給をもらったからと言いながら、食事後、たくさん食べさせてもらったから、今度は自分がチケットを買うのだという話を紹介していた。
経営者の斉藤さんは調理場で泣いたそうな。
紙面では元気カレーを支えるボランティアとして、勉強をみている奥村秀一さん(48)と勉強の後の食事を担当する浦島邦子さん(70)のことも紹介している。
正月に刑事ドラマの名作『相棒』の「ボーダーライン」の再放送をまたしても視聴してしまった。
働いていた会社の倒産を契機に歯車が狂いだし、セーフティネットがない中、懸命にあがくも、救われることなく絶望して自殺する青年の話である。
ただ、自殺するのではなく、社会に復讐するが如く殺人事件にみせかけるのだ。
生活保護を申請させてもらえない様子まで描かれていたが、生活保護には世襲制ではないが、負の連鎖があるということを耳にしたことがある。
反対に、紙面で紹介されていた奈良県橿原市の「げんきカレー」における『つながり』が吉と出た例を知り嬉しくなって取り上げた。
子ども食堂が7331か所に増えているということだが、「げんきカレー」はカウントされていないかもしれない。
しかし、こういう形での支援もあるとするなら、善意の広がりは大変喜ばしい。
親ガチャなどと言われるが、自分が如何に恵まれていることか、有り難いと思う反面、40代早々から病気になり、古希を過ぎても苦しんでいることを考えると世の中思うようにいかないものである。
2022年9月腎盂腎炎で入院したが、数えてみれば入院も7度目である。
入院した時に痛感したのは、一番大事なのは健康だということ。
健康で食べられれば他に欲はないが、健康でも食べられないというのもつらいことだろう。
食で支援してもらえるということは「一宿一飯」というくらいだから、有り難いことで、このことで繋がれれば世の中は確実によくなっていく。
2023年01月05日
2022年12月24日
食品無料で公共冷蔵庫
コロナ禍と物価高に喘ぐ子育て中の困窮世帯を支援する新たな取り組みが広がっている。
食料品や生活用品などを無料で持ち帰れる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」や協力店で使用できるデジタルポイントの付与などがあり、他人の目を気にせず、利用できるのが特徴だ。ただ、食料品などの調達は寄付に頼っており、利用希望者が増える中、資金面で課題もある。と12月23日の読売が伝えている。
無料で食品を持ち帰れる困窮者向けの「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」。
NPO「チームふくしま」が福島市内で試験的に運用していたが、地元企業から寮の一室の提供を受け、8月から本格運用が始まった。コロナ禍や物価高で苦しむ利用者からは感謝の声が絶えない。と10月3日の朝日のデジタル(酒本友紀子記者)が伝えていた。
公共冷蔵庫の取り組みは2012年ドイツの市民団体が食品ロスの削減を目的に始めたのが最初とされる。と読売(星野達哉記者)が伝える。
岡山では一般社団法人「北長瀬エリアマネジメント」が20年11月、導入した。大阪や埼玉、佐賀など全国7か所に広がっている。
子ども食堂が全国で7331か所に増えている。NPO「全国こども食堂支援センターむすびえ」による速報値。
長く続いたデフレから、急激な物価高に見舞われるようになって困窮世帯では生きていく、食べるのも難しい状況に追い込まれている。
子ども食堂や公共冷蔵庫というような形で困窮世帯の子どもや家族が救われれば、わが国に根付いている助け合いの精神が生きているということで結構なことではある。
まさに、困ったときはお互い様だから。
子ども食堂、公共冷蔵庫には、社会の仕組みを上手にコーデイネートするリーダーが必要だ。
賞味期限の問題を筆頭に食品ロスの問題がクローズアップされている近年。賞味期限を上手にクリアしたり、食材が必要な子ども食堂や公共冷蔵庫に規格外野菜など農家が出荷する際、出荷できない野菜などを分けてもらうことで有効に活用するということが考えられる。
つまり、食品ロスを減らすために、子ども食堂や公共冷蔵庫をその受け皿にするための役割を果たす人材が必要だということ。
規格外となっている野菜を1軒ごとの農家が少しなら分けてもらえたとして、それを取りに行く人材も必要になる。
子ども食堂や公共冷蔵庫などに関して力になれる人材として、定年退職後、時間のある人を活用することも考えられる。
人はそれぞれの立ち位置があり、その立ち位置でできることをやることで社会が良くなればいいわけで、定年後、時間がある人もそれぞれ協力できる人もいればできない人もいるからだ。
要は、子ども食堂や公共冷蔵庫が長続きするように願っているということ。
食料品や生活用品などを無料で持ち帰れる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」や協力店で使用できるデジタルポイントの付与などがあり、他人の目を気にせず、利用できるのが特徴だ。ただ、食料品などの調達は寄付に頼っており、利用希望者が増える中、資金面で課題もある。と12月23日の読売が伝えている。
無料で食品を持ち帰れる困窮者向けの「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」。
NPO「チームふくしま」が福島市内で試験的に運用していたが、地元企業から寮の一室の提供を受け、8月から本格運用が始まった。コロナ禍や物価高で苦しむ利用者からは感謝の声が絶えない。と10月3日の朝日のデジタル(酒本友紀子記者)が伝えていた。
公共冷蔵庫の取り組みは2012年ドイツの市民団体が食品ロスの削減を目的に始めたのが最初とされる。と読売(星野達哉記者)が伝える。
岡山では一般社団法人「北長瀬エリアマネジメント」が20年11月、導入した。大阪や埼玉、佐賀など全国7か所に広がっている。
子ども食堂が全国で7331か所に増えている。NPO「全国こども食堂支援センターむすびえ」による速報値。
長く続いたデフレから、急激な物価高に見舞われるようになって困窮世帯では生きていく、食べるのも難しい状況に追い込まれている。
子ども食堂や公共冷蔵庫というような形で困窮世帯の子どもや家族が救われれば、わが国に根付いている助け合いの精神が生きているということで結構なことではある。
まさに、困ったときはお互い様だから。
子ども食堂、公共冷蔵庫には、社会の仕組みを上手にコーデイネートするリーダーが必要だ。
賞味期限の問題を筆頭に食品ロスの問題がクローズアップされている近年。賞味期限を上手にクリアしたり、食材が必要な子ども食堂や公共冷蔵庫に規格外野菜など農家が出荷する際、出荷できない野菜などを分けてもらうことで有効に活用するということが考えられる。
つまり、食品ロスを減らすために、子ども食堂や公共冷蔵庫をその受け皿にするための役割を果たす人材が必要だということ。
規格外となっている野菜を1軒ごとの農家が少しなら分けてもらえたとして、それを取りに行く人材も必要になる。
子ども食堂や公共冷蔵庫などに関して力になれる人材として、定年退職後、時間のある人を活用することも考えられる。
人はそれぞれの立ち位置があり、その立ち位置でできることをやることで社会が良くなればいいわけで、定年後、時間がある人もそれぞれ協力できる人もいればできない人もいるからだ。
要は、子ども食堂や公共冷蔵庫が長続きするように願っているということ。
2022年12月14日
高齢者施設に子ども食堂
介護大手「SOMPOケア」は、運営する介護付き有料老人ホームなどで、子どもたちに無料で食事を提供する子ども食堂を始めた。と12月7日の読売が社会保障の紙面、「安心の設計」で伝えている。
入居者とふれあい介護職理解の機会に、地域交流拠点の機能も果たす。
「子どもの困窮を防ぐ」という見出しで、10月10日の読売が解説の紙面で「子ども食堂は子どもの困窮を防ぐセーフティーネットに」詳しく子ども食堂のことを取り上げていた。(社会保障部石井千絵記者)
子ども食堂は誕生から10年、全国で6000か所以上になっている。
貧困対策と地域の交流拠点としての役割を担う。
その第1号だとされているのが東京大田区の一角にある「だんだんワンコインこども食堂」。
八百屋を営んでいた近藤博子さん(63)が2012年、地域の子どもたちに夕食を低価格で提供し始めた。
子ども食堂は企業や農家などに資金や食材を寄付してもらい、地域の有志がボランティアで食事を提供することが多い。
全国の子ども食堂を支援するNPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によるとコロナ禍前の19年には約3700か所だったが、21年には6000か所を超えた。
最近は感染対策で食堂形式から弁当の配布や食材の宅配に切り替える動きがある。
子ども食堂もその活動が多様化している。
学校の校舎内で朝ご飯を提供
誰もが来やすいコンビニの店内で開催
キッチンカーで移動して提供
無料の学習支援を実施
無料で食材を持ち帰れる食材庫を併設
子どもの困窮を防ぐセーフティーネットの所以である。
子ども食堂が盛んになるというのは貧富の格差を広げた自民と公明の政権が続いているからでその補完勢力となっている野党立憲民主なども同罪である。
語り継ぐ戦争だから、遡れば、1945年8月の敗戦後、米軍の空爆で焦土と化した大都市における孤児たちの時代が大変だった。
その後、日本は戦災から復興し、高度成長期には中流意識を持つ国民が多かった。
バブルはじけてバブル経済が崩壊し、失われた30年という時代が続く。
政治家が無策だったために日本の没落が始まり、大企業は労働者の非正規化を政府に認めさせ、派遣労働で労働者の首切りをし、内部留保ばかり増やし、賃金をアップすることには後ろ向きだった。
ために、貧富の格差がどんどん開く一方となった
子どもの貧困を直接耳にしたのは学校の給食の現場で働く労働者からだった。
学校の給食があるときは1日1食は食べられるが、学校が休みとなる春、夏、冬などは食べられない子どもがいるというのだ。
はじめは信じられなかったが、家庭がそれぞれ抱えている問題は深刻だった。
だから、子ども食堂に携わっているスタッフの皆さんに敬意を表し、エールをおくらないわけにはいかない。
戦後、77年経ってこんな時代がやってくるとは思わなかった。
全国で6000か所以上の子ども食堂があるというのは、どう考えても選挙で政治を変える必要があることを示しているとしか思えない。
入居者とふれあい介護職理解の機会に、地域交流拠点の機能も果たす。
「子どもの困窮を防ぐ」という見出しで、10月10日の読売が解説の紙面で「子ども食堂は子どもの困窮を防ぐセーフティーネットに」詳しく子ども食堂のことを取り上げていた。(社会保障部石井千絵記者)
子ども食堂は誕生から10年、全国で6000か所以上になっている。
貧困対策と地域の交流拠点としての役割を担う。
その第1号だとされているのが東京大田区の一角にある「だんだんワンコインこども食堂」。
八百屋を営んでいた近藤博子さん(63)が2012年、地域の子どもたちに夕食を低価格で提供し始めた。
子ども食堂は企業や農家などに資金や食材を寄付してもらい、地域の有志がボランティアで食事を提供することが多い。
全国の子ども食堂を支援するNPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によるとコロナ禍前の19年には約3700か所だったが、21年には6000か所を超えた。
最近は感染対策で食堂形式から弁当の配布や食材の宅配に切り替える動きがある。
子ども食堂もその活動が多様化している。
学校の校舎内で朝ご飯を提供
誰もが来やすいコンビニの店内で開催
キッチンカーで移動して提供
無料の学習支援を実施
無料で食材を持ち帰れる食材庫を併設
子どもの困窮を防ぐセーフティーネットの所以である。
子ども食堂が盛んになるというのは貧富の格差を広げた自民と公明の政権が続いているからでその補完勢力となっている野党立憲民主なども同罪である。
語り継ぐ戦争だから、遡れば、1945年8月の敗戦後、米軍の空爆で焦土と化した大都市における孤児たちの時代が大変だった。
その後、日本は戦災から復興し、高度成長期には中流意識を持つ国民が多かった。
バブルはじけてバブル経済が崩壊し、失われた30年という時代が続く。
政治家が無策だったために日本の没落が始まり、大企業は労働者の非正規化を政府に認めさせ、派遣労働で労働者の首切りをし、内部留保ばかり増やし、賃金をアップすることには後ろ向きだった。
ために、貧富の格差がどんどん開く一方となった
子どもの貧困を直接耳にしたのは学校の給食の現場で働く労働者からだった。
学校の給食があるときは1日1食は食べられるが、学校が休みとなる春、夏、冬などは食べられない子どもがいるというのだ。
はじめは信じられなかったが、家庭がそれぞれ抱えている問題は深刻だった。
だから、子ども食堂に携わっているスタッフの皆さんに敬意を表し、エールをおくらないわけにはいかない。
戦後、77年経ってこんな時代がやってくるとは思わなかった。
全国で6000か所以上の子ども食堂があるというのは、どう考えても選挙で政治を変える必要があることを示しているとしか思えない。
2022年11月19日
家族のために犠牲者が出る社会を変えたい
NHK「首都圏情報ネタドリ!」で11月11日に「ヤングケアラー 支援の最前線 “家族か自分の人生か”迫らせないために」を放送していた。
「18歳未満で家族の介護や世話などを担う「ヤングケアラー」。
当事者の多くが「進路の選択の際に自分が家からいなくなっていいのか」と悩んでいる。
「家族か、自分の人生か」そんな厳しい選択を迫らせないためにはどうしたらいいのか。
現場ではいま、支援が必要な状態にある子どもに“いかに気づき、支援の担い手につなげ、どう支えていくのか”取り組みが始まっている。
当事者の声と、動き出した支援の最前線を伝える。」と内容が㏋にある。
同じメディアでも、読売は11月15日の「ニュースの門」というタイトルのある解説の紙面で「家族の世話で勉強できない」「ヤングケアラーの置かれた状況は厳しく、様々な支援が必要だ」という見出しでヤングケアラーの置かれた状況、支援などの実情を伝えている。
読売によれば、中2の5.7%、高2の4.1%が該当しているというヤングケアラー。
親に余裕がなく子どもにしわ寄せが及んでいる。
各地で支援条例の動きがあり、埼玉県入間市では2022年7月、全国初の「ヤングケアラー支援条例」を施行している。
家族のためにという言葉は聞こえはいいが、自分が連想したのは戦前、戦後貧しい家庭から娘たちが忘八者と呼ばれた女衒を介して女郎に売られた話である。
しかも、九州の天草地方などではからゆきと呼ばれ、遠い異国の地に売られて行き、帰国できなかった女たちも少なくない。
ヤングケアラーが頑張る家庭には父親がいないことがほとんどで、経済的にも苦しい。
女郎に売られた娘たちと一緒にするとはヤングケアラーを侮辱しているとみる向きには女郎を差別するなと反対に声を大きくしたくなってしまう。
両者ともに貧しさが原因で、子ども食堂の増加と併せて政治がよくないそのしわよせの典型だといってもいい。
親のために、家族のために誰かが犠牲になる社会は変えていかなければならない。
家族が助けあうことは当然のことであるにしても、娘が身売りするとか、ヤングケアラーの人生を滅茶苦茶にしてよいことにはならないはずだ。
その昔、信州では姥捨てが行われていたとは深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫)を読み、木下恵介監督の映画で知ったことである。
現在でも、中央道に地名の看板があるくらいだから、民間伝承とはいいながら本当のことだろう。
貧しい家庭では、生まれた子どもを間引く、女の子は娘になったら売る。年寄りは姥捨てということが行われてきた。
ヤングケアラーなどとすぐにカタカナ言葉にするが、要するにカネがないから介護とか頼めないということではないか。
家族だから助け合うのは当然のことだとしても、中高生にその役割を全て担わせるのはおかしい。
反日、反社の旧統一教会の言いなりになっていた自民党の政治が格差社会を招いたのではないか。
日本の家庭を高額な寄付で壊され、日本の娘たちが朝鮮半島に渡ってそのまま帰ってこないことを容認にしていた自民党には日本を愛する気持ちなど全くないのだろう。
「18歳未満で家族の介護や世話などを担う「ヤングケアラー」。
当事者の多くが「進路の選択の際に自分が家からいなくなっていいのか」と悩んでいる。
「家族か、自分の人生か」そんな厳しい選択を迫らせないためにはどうしたらいいのか。
現場ではいま、支援が必要な状態にある子どもに“いかに気づき、支援の担い手につなげ、どう支えていくのか”取り組みが始まっている。
当事者の声と、動き出した支援の最前線を伝える。」と内容が㏋にある。
同じメディアでも、読売は11月15日の「ニュースの門」というタイトルのある解説の紙面で「家族の世話で勉強できない」「ヤングケアラーの置かれた状況は厳しく、様々な支援が必要だ」という見出しでヤングケアラーの置かれた状況、支援などの実情を伝えている。
読売によれば、中2の5.7%、高2の4.1%が該当しているというヤングケアラー。
親に余裕がなく子どもにしわ寄せが及んでいる。
各地で支援条例の動きがあり、埼玉県入間市では2022年7月、全国初の「ヤングケアラー支援条例」を施行している。
家族のためにという言葉は聞こえはいいが、自分が連想したのは戦前、戦後貧しい家庭から娘たちが忘八者と呼ばれた女衒を介して女郎に売られた話である。
しかも、九州の天草地方などではからゆきと呼ばれ、遠い異国の地に売られて行き、帰国できなかった女たちも少なくない。
ヤングケアラーが頑張る家庭には父親がいないことがほとんどで、経済的にも苦しい。
女郎に売られた娘たちと一緒にするとはヤングケアラーを侮辱しているとみる向きには女郎を差別するなと反対に声を大きくしたくなってしまう。
両者ともに貧しさが原因で、子ども食堂の増加と併せて政治がよくないそのしわよせの典型だといってもいい。
親のために、家族のために誰かが犠牲になる社会は変えていかなければならない。
家族が助けあうことは当然のことであるにしても、娘が身売りするとか、ヤングケアラーの人生を滅茶苦茶にしてよいことにはならないはずだ。
その昔、信州では姥捨てが行われていたとは深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫)を読み、木下恵介監督の映画で知ったことである。
現在でも、中央道に地名の看板があるくらいだから、民間伝承とはいいながら本当のことだろう。
貧しい家庭では、生まれた子どもを間引く、女の子は娘になったら売る。年寄りは姥捨てということが行われてきた。
ヤングケアラーなどとすぐにカタカナ言葉にするが、要するにカネがないから介護とか頼めないということではないか。
家族だから助け合うのは当然のことだとしても、中高生にその役割を全て担わせるのはおかしい。
反日、反社の旧統一教会の言いなりになっていた自民党の政治が格差社会を招いたのではないか。
日本の家庭を高額な寄付で壊され、日本の娘たちが朝鮮半島に渡ってそのまま帰ってこないことを容認にしていた自民党には日本を愛する気持ちなど全くないのだろう。
2022年09月20日
困窮者温めるスープと公共冷蔵庫で困窮者援助
東京府中市のNPO法人「シェア・マインド」が生活困窮者の支援を目的としたレトルトスープなどの死蔵・販売に乗り出した。
スープが売れると、同じ数のスープが支援対象者の元に届くチャリティー商品で、活動資金の確保や食品ロスの削減につなげる狙いもある。と9月7日の読売が伝えていた。
地域の人や企業が寄付した食品や生活用品を、経済的に困窮する親子などが好きな時に無料で受け取れる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)の活動が広がっている。
人目を気にせず、支援を受けられ、食品ロス削減にもつながると注目されている、と9月18日の読売が伝えている。
食品を無料配布する「フードパントリー」という取り組みは、決まった日時に対面で行うことが多いが、公共冷蔵庫は基本的に無人で、利用者の都合に合わせていつでも受け取れる。冷蔵庫や冷凍庫があり、生鮮食品や冷凍品も扱える点が特徴だ。
財界のために動く自民党の長期政権で、非正規雇用が導入され、経済格差が広がり、貧困問題が大きな社会問題となって久しい。
長期政権を担い、自らの関りの深さから旧統一教会の関連で、献金で家庭を崩壊させられた男の恨みを買い、銃撃されて亡くなった安倍元首相。
拉致問題を筆頭に北方領土返還と何ひとつ功績を残せなかったにもかかわらず、岸田首相の独断で国葬することになった経費が、きちんと明らかにされず、気の遠くなるような税金が投入される。
子ども食堂筆頭に生活困窮者多数が出ていて、貧困問題という政治が解決すべき問題を解決せず、何ひとつ業績がなかった元首相のために国民の半数以上が反対しているにもかかわらず、何十億もの税金が投入される。
全くおかしな社会で嫌になってしまう。
でも、これが世の中というものかもしれない。
有権者が社会の変革を諦めてしまわずに、自民党に対峙するれいわ新選組や共産党に選挙で投票すれば、世の中、間違いなく少しは変わるのだが、現実はなかなかそうはならない。
だから、生活困窮者の支援者の皆さんにエールをおくらないわけにはいかない。
府中の「シェア・マインド」の代表理事松本靖子さん(41)は、規格外の野菜や肉などの提供申し出があっても、提供された品物を受け入れる設備などがなかったことから、これらの申し出を生かすため、レトルトスープを作ることを思いついたそうな。
「同じものを食べることで、寄付者と支援対象の距離が近くなり、規格外の食品を有効活用し、持続可能な活動につなげたい」と松本さん。
寄付された生鮮食品からレトルトスープを作ったのは素晴らしい。
ふつう、なかなかここまではできない。
紙面では、もう一つの支援の形、草加市内のスーパー「ゼンエー」の駐車場わきにある平屋にある公共冷蔵庫が紹介されている。
新しい支援の形ではあるが、これから広がっていくことを期待したい。
スープが売れると、同じ数のスープが支援対象者の元に届くチャリティー商品で、活動資金の確保や食品ロスの削減につなげる狙いもある。と9月7日の読売が伝えていた。
地域の人や企業が寄付した食品や生活用品を、経済的に困窮する親子などが好きな時に無料で受け取れる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)の活動が広がっている。
人目を気にせず、支援を受けられ、食品ロス削減にもつながると注目されている、と9月18日の読売が伝えている。
食品を無料配布する「フードパントリー」という取り組みは、決まった日時に対面で行うことが多いが、公共冷蔵庫は基本的に無人で、利用者の都合に合わせていつでも受け取れる。冷蔵庫や冷凍庫があり、生鮮食品や冷凍品も扱える点が特徴だ。
財界のために動く自民党の長期政権で、非正規雇用が導入され、経済格差が広がり、貧困問題が大きな社会問題となって久しい。
長期政権を担い、自らの関りの深さから旧統一教会の関連で、献金で家庭を崩壊させられた男の恨みを買い、銃撃されて亡くなった安倍元首相。
拉致問題を筆頭に北方領土返還と何ひとつ功績を残せなかったにもかかわらず、岸田首相の独断で国葬することになった経費が、きちんと明らかにされず、気の遠くなるような税金が投入される。
子ども食堂筆頭に生活困窮者多数が出ていて、貧困問題という政治が解決すべき問題を解決せず、何ひとつ業績がなかった元首相のために国民の半数以上が反対しているにもかかわらず、何十億もの税金が投入される。
全くおかしな社会で嫌になってしまう。
でも、これが世の中というものかもしれない。
有権者が社会の変革を諦めてしまわずに、自民党に対峙するれいわ新選組や共産党に選挙で投票すれば、世の中、間違いなく少しは変わるのだが、現実はなかなかそうはならない。
だから、生活困窮者の支援者の皆さんにエールをおくらないわけにはいかない。
府中の「シェア・マインド」の代表理事松本靖子さん(41)は、規格外の野菜や肉などの提供申し出があっても、提供された品物を受け入れる設備などがなかったことから、これらの申し出を生かすため、レトルトスープを作ることを思いついたそうな。
「同じものを食べることで、寄付者と支援対象の距離が近くなり、規格外の食品を有効活用し、持続可能な活動につなげたい」と松本さん。
寄付された生鮮食品からレトルトスープを作ったのは素晴らしい。
ふつう、なかなかここまではできない。
紙面では、もう一つの支援の形、草加市内のスーパー「ゼンエー」の駐車場わきにある平屋にある公共冷蔵庫が紹介されている。
新しい支援の形ではあるが、これから広がっていくことを期待したい。
2022年04月12日
困窮する女性支援 民間団体育成へ厚労省が補助金
言葉の使い方がどうも気に入らないが、いつから、誰が使いだしたのか経済的な理由で生理用品を十分に購入できない所謂「生理の貧困」という言葉が使われ、身近で困っている人が少なくないということだけは伝わってくる。
特に、若者に顕著だと伝えているのは3月24日の読売で、厚労省が初の調査を行った結果を掲載していた。
経済的な格差が社会問題となって久しいが、3月27日の読売が日本の経済格差について全国世論調査をした結果を伝えている。
回答では当然のことながら「政府に責任」と答えた人が5割近くで、経済的な格差解消を訴えてきた立場からみれば、まだまだ、認識が甘いと言わざるをえない。
性別、世代間を問わず、「深刻」だと答えている人が大多数である一方、格差が今後も拡大するばかりだと案じる人が半数を占める。
新型コロナウイルスの感染大爆発で仕事を失い、貧困や孤立に追い込まれやすい若い女性をサポートするため、厚生労働省は2022年度から、補助金を活用して女性支援に取り組む民間団体の育成に取り組む。と4月7日の読売が夕刊で伝えている。
もともと女性は男性より非正規雇用の割合が高く、職種も、宿泊や飲食サービス業で働く割合が多く、コロナ禍による休業などの影響で失業や減収に追い込まれケースが増えている。
女性の自殺者数は2020年、21年と増え続けていて、特に20年は高校生が140人のと前年比で75%も増えた。
さらに、コロナ禍でDVの相談件数も増加している。
20年前、大島だったからか、近所に転居してきた団塊の世代の自分より一回り上の女性の孫娘が2021年3月、大学を卒業したが就職できず、求職活動をしているというし、同じ孫で、その前に大学を卒業し、確かインドネシアだったかに留学していたとか耳にした孫も就職浪人だと耳にする。
このことからわかるように、女性宅は経済的に困っていないから、今はいいが、このままでは将来困ることは目に見えている。
わが家でも、学校を卒業した家族が、せっかく正規雇用で雇われてもいじめで退職せざるをえなくなったし、資格を活かして、次に働いていたところも所謂非正規雇用だった。
つまり、身近なところでも非正規雇用が多いし、就職浪人も少なくないように見受ける。
親が生きていれば、経済的には何とかなるわが家などは恵まれているからいいが、親に頼れない家庭が少なくないことを考えれば、若い女性の支援に力を入れて活動している紙面でも紹介されていた「BONDプロジェクト」のような団体に補助金を出すことで、厚生労働省が支援の手を拡大することは大いに評価できる。
若い女性は戦前、戦後の貧しい時代なら、身売りさせられ、女郎として死ぬまで楼主に搾取され、梅毒が脳にまわり、結核で死ぬまで搾取されたであろう。
今は、自殺するか性暴力の被害者になりやすく、いずれにしても生きにくいことは確かである。
若い女性は子どもを産み育てる可能性を秘めた国の宝である。
都会にいてはだめで、田舎で地道に農業法人などで働き、結婚し、子育てできる環境を用意してやりたい。
特に、若者に顕著だと伝えているのは3月24日の読売で、厚労省が初の調査を行った結果を掲載していた。
経済的な格差が社会問題となって久しいが、3月27日の読売が日本の経済格差について全国世論調査をした結果を伝えている。
回答では当然のことながら「政府に責任」と答えた人が5割近くで、経済的な格差解消を訴えてきた立場からみれば、まだまだ、認識が甘いと言わざるをえない。
性別、世代間を問わず、「深刻」だと答えている人が大多数である一方、格差が今後も拡大するばかりだと案じる人が半数を占める。
新型コロナウイルスの感染大爆発で仕事を失い、貧困や孤立に追い込まれやすい若い女性をサポートするため、厚生労働省は2022年度から、補助金を活用して女性支援に取り組む民間団体の育成に取り組む。と4月7日の読売が夕刊で伝えている。
もともと女性は男性より非正規雇用の割合が高く、職種も、宿泊や飲食サービス業で働く割合が多く、コロナ禍による休業などの影響で失業や減収に追い込まれケースが増えている。
女性の自殺者数は2020年、21年と増え続けていて、特に20年は高校生が140人のと前年比で75%も増えた。
さらに、コロナ禍でDVの相談件数も増加している。
20年前、大島だったからか、近所に転居してきた団塊の世代の自分より一回り上の女性の孫娘が2021年3月、大学を卒業したが就職できず、求職活動をしているというし、同じ孫で、その前に大学を卒業し、確かインドネシアだったかに留学していたとか耳にした孫も就職浪人だと耳にする。
このことからわかるように、女性宅は経済的に困っていないから、今はいいが、このままでは将来困ることは目に見えている。
わが家でも、学校を卒業した家族が、せっかく正規雇用で雇われてもいじめで退職せざるをえなくなったし、資格を活かして、次に働いていたところも所謂非正規雇用だった。
つまり、身近なところでも非正規雇用が多いし、就職浪人も少なくないように見受ける。
親が生きていれば、経済的には何とかなるわが家などは恵まれているからいいが、親に頼れない家庭が少なくないことを考えれば、若い女性の支援に力を入れて活動している紙面でも紹介されていた「BONDプロジェクト」のような団体に補助金を出すことで、厚生労働省が支援の手を拡大することは大いに評価できる。
若い女性は戦前、戦後の貧しい時代なら、身売りさせられ、女郎として死ぬまで楼主に搾取され、梅毒が脳にまわり、結核で死ぬまで搾取されたであろう。
今は、自殺するか性暴力の被害者になりやすく、いずれにしても生きにくいことは確かである。
若い女性は子どもを産み育てる可能性を秘めた国の宝である。
都会にいてはだめで、田舎で地道に農業法人などで働き、結婚し、子育てできる環境を用意してやりたい。
2022年03月27日
炊き出しに並ぶ人たち
昨日は春の嵐としか表現のしようがないほど首都圏にも強い風、暴風が吹きまくった。
春は花粉症で悩まされてもいるので、連日のように強い風が吹く春はいつの頃からか大嫌いになっている。
いくら大自然の摂理だと言っても風が吹いた後、決まって雨が降るという順だから、埃が舞い、花粉がまき散らされることになる。
日曜日の朝、目が覚めてからNHK「マイあさラジオ」で落合恵子さんの絵本の紹介を聴いてから起床するのだが、朝食の準備をするときは、ラジオからTVに交代し、食事後、洗濯を干すときはまたラジオを聴くのが習わしだ。
そのTVもNHKだから「目撃!にっぽん」を放送していたことに途中で気づいた。
番組の㏋によれば、「東京・池袋の公園で行われている「炊き出し」。コロナ禍が長引く中、1つの弁当を求めて並ぶ人は後を絶たない。なぜ、ここへたどり着いたのか。それぞれの人生を見つめた。
きれいなコート、片手にはスマホ。一見生活に困窮しているようには見えない若者や女性も列に並ぶ。
東京・池袋の公園で行われている「炊き出し」。コロナ禍が長引く中、並ぶ人の数はリーマンショック後を上回り、過去最多となった。
仕事と家を同時に失い、はい上がるきっかけを探す人。将来への不安から食費を切り詰める人。現場からは“底”が抜けかけた日本の現状がかいま見える。集まる人たちの人生を見つめた。」と内容の説明がなされていた。
団塊の世代で、かつ、首都圏の田舎町に生まれ育ったから小学校3年生まで近くの分校で、少し離れた本校に移った4年生から学校給食が始まった。
当時は、わが家に限らず貧しかったので、はっきり言って、いつも腹を空かしていた。
父親が教員だったからわが家が貧乏だったということはなく、ストレス解消のために父親が休日、農業をやっていたので、おやつはサツマイモやジャガイモ、サトイモなどを食べていたから、今考えてみれば、贅沢だと言ってもいいかもしれない。
しかし、その父親は子どもの頃、貧しい家庭で育ち、苦学して教員になったとかで、子どもがいなかった祖父母のわが家に養子となった経歴から、食事を残したりすることは厳禁だった。
父親が53歳で病死してから、それまで、主婦だった母親が生活を支えるために働きに出てくれたお陰と父親の退職金で学校に行かせてもらったから何とか普通のくらしができた。
そんな自分が貧困問題で政治に対し怒りを覚えるようになったのは、やはり、寒村で身売りされた少女たちの存在を知ったからにほかならない。
池袋やその他の地域で炊き出しを実施てくれているスタッフの労苦には頭が下がる。エールも送る。
しかし、なにかといえば、他国に援助してきた政府が日本で災害時でもない平時に炊き出しに並ぶ人たちが多数いることに政治家は心が痛まないのか。という疑問がわく。
炊き出しに並ぶ人が「一度堕ちたら這い上がるのは難しい。でも、普通にスーパーで買い物ができるような暮らしに戻りたい」という炊き出しに並ばないで食べていける生活を願う気持が痛いほど伝わってきた。
語り継ぐ戦争だから、戦後、焦土と化した東京には戦災孤児が多数、食料を求めて彷徨していた。
ロシアの侵略にさらされているウクライナでは飢え死に寸前に追い込まれている住民が多数助けを待っている。
しかし、池袋の炊き出しは平和な日本の日常の風景となっている。
炊き出しに並んでいる人の自己責任ではない。やはり、政治がおかしいからではないのか。
春は花粉症で悩まされてもいるので、連日のように強い風が吹く春はいつの頃からか大嫌いになっている。
いくら大自然の摂理だと言っても風が吹いた後、決まって雨が降るという順だから、埃が舞い、花粉がまき散らされることになる。
日曜日の朝、目が覚めてからNHK「マイあさラジオ」で落合恵子さんの絵本の紹介を聴いてから起床するのだが、朝食の準備をするときは、ラジオからTVに交代し、食事後、洗濯を干すときはまたラジオを聴くのが習わしだ。
そのTVもNHKだから「目撃!にっぽん」を放送していたことに途中で気づいた。
番組の㏋によれば、「東京・池袋の公園で行われている「炊き出し」。コロナ禍が長引く中、1つの弁当を求めて並ぶ人は後を絶たない。なぜ、ここへたどり着いたのか。それぞれの人生を見つめた。
きれいなコート、片手にはスマホ。一見生活に困窮しているようには見えない若者や女性も列に並ぶ。
東京・池袋の公園で行われている「炊き出し」。コロナ禍が長引く中、並ぶ人の数はリーマンショック後を上回り、過去最多となった。
仕事と家を同時に失い、はい上がるきっかけを探す人。将来への不安から食費を切り詰める人。現場からは“底”が抜けかけた日本の現状がかいま見える。集まる人たちの人生を見つめた。」と内容の説明がなされていた。
団塊の世代で、かつ、首都圏の田舎町に生まれ育ったから小学校3年生まで近くの分校で、少し離れた本校に移った4年生から学校給食が始まった。
当時は、わが家に限らず貧しかったので、はっきり言って、いつも腹を空かしていた。
父親が教員だったからわが家が貧乏だったということはなく、ストレス解消のために父親が休日、農業をやっていたので、おやつはサツマイモやジャガイモ、サトイモなどを食べていたから、今考えてみれば、贅沢だと言ってもいいかもしれない。
しかし、その父親は子どもの頃、貧しい家庭で育ち、苦学して教員になったとかで、子どもがいなかった祖父母のわが家に養子となった経歴から、食事を残したりすることは厳禁だった。
父親が53歳で病死してから、それまで、主婦だった母親が生活を支えるために働きに出てくれたお陰と父親の退職金で学校に行かせてもらったから何とか普通のくらしができた。
そんな自分が貧困問題で政治に対し怒りを覚えるようになったのは、やはり、寒村で身売りされた少女たちの存在を知ったからにほかならない。
池袋やその他の地域で炊き出しを実施てくれているスタッフの労苦には頭が下がる。エールも送る。
しかし、なにかといえば、他国に援助してきた政府が日本で災害時でもない平時に炊き出しに並ぶ人たちが多数いることに政治家は心が痛まないのか。という疑問がわく。
炊き出しに並ぶ人が「一度堕ちたら這い上がるのは難しい。でも、普通にスーパーで買い物ができるような暮らしに戻りたい」という炊き出しに並ばないで食べていける生活を願う気持が痛いほど伝わってきた。
語り継ぐ戦争だから、戦後、焦土と化した東京には戦災孤児が多数、食料を求めて彷徨していた。
ロシアの侵略にさらされているウクライナでは飢え死に寸前に追い込まれている住民が多数助けを待っている。
しかし、池袋の炊き出しは平和な日本の日常の風景となっている。
炊き出しに並んでいる人の自己責任ではない。やはり、政治がおかしいからではないのか。
2022年03月19日
『襤褸』
木野工『襤褸』(新潮社)を読んだので書いておく。
書名はぼろではなく、らんるとルビがふられている。
1972年に発売されたときの定価が600円で、アマゾンで手に入れてもらった経費も含め、5000円で手に入れたことはすでに書いている。
1932(昭和7)年の5・15事件後、軍部が台頭する時代を背景に、北海道は旭川の石狩川の改修、旭橋の建設現場と近くに駐屯する第七師団の兵隊たちの欲望のはけ口とカネを巻き上げることを目的にできた旭川中島遊廓を舞台に貧困のため、雄冬の貧しいい漁村から17歳で女郎屋に売られてきた娘花が18歳になってほどなく性奴隷として酷使され、結核で死ぬまでが描かれている。
花の母親も性奴隷だったが、足抜きというか逃げ出し、男と3人で雄冬の浜辺の掘っ建て小屋に隠れ住んでいたが、貧しさから娘の花を女衒に売り、そのカネを亭主に残し、自らも再び苦界に身を沈める。
女衒に売られた花が旭川中島遊廓でも女郎いじめで悪名高き楼主夫妻に買われたことで、運命が決まったと言っても過言ではない。
売春は男と女の歴史程大昔からあったが、公娼制度は江戸時代にはすでに日本全国にあったようで、明治以降、官憲に守られた遊廓の楼主の非人道的、鬼畜の所業は売春防止法ができるまで続く。
語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で日本全国を周る折、遊女、女郎と呼ばれし女たちの供養もしてきた立場としては、人身売買に反対するため、関係の書物を買い求め、読んできたので、性奴隷として楼主から搾取され、徹底的に苛め抜かれて、死ねば、寺に投げ捨てられた女たちの墓があれば、手を合わせないではいられない。
本書は小説であり、著者は特定のモデルはいないとしているが、それでも、ヒロインの花は苦界と呼ばれた性奴隷、女郎の世界では普遍的な存在として、多かれ少なかれ、ほとんどの女たちが花とさほど変わらない人生を生きてきたと、彼女たちへの鎮魂の気持ちを抱いていだのではなかろうか。
本書は女郎の気の毒な人生を描いているばかりではなく、ヒロインが生まれた時代、性奴隷として売られた旭川中島遊廓が設置された地域を背景にしているだけに、旭川の街の歴史を勉強するときに大いに参考になるだろう。
というのは、著者が旭川に生まれ育ち、北海道タイムスの記者だったから、旭川中島遊廓で性奴隷として酷使され、梅毒や肺結核で死んで逝った女たちがいたことを忘れないために、旭川の街の歴史の汚点として書き残そうとしたのではないか。
佐渡金山の水替え人足からカネを巻き上げるためにつくられた水金遊廓で性奴隷として、酷使された女郎が水替え人足と心中する話、津村節子『海鳴』(講談社文庫)を若い頃読んで、とうとう、2017年8月に水金遊廓跡地を訪れ、小説とは異なるが、実際に心中した女郎の墓に行き手を合わせてきたことがある。
旭川はいじめで女子中学生が集団で性的暴行をされたり、ベンチで凍死させられるなど、旭川中島遊廓の楼主の末裔がやっているのかと思えるような非道がまかり通っている。
街のイメージとしては、自分にとってよろしくないが、18歳になってほどなく殺されたも同然の死に方をしたヒロイン花が普遍的な存在だとするなら、もう一度訪ね、墓など見つかれば、お参りしてやりたい。
書名はぼろではなく、らんるとルビがふられている。
1972年に発売されたときの定価が600円で、アマゾンで手に入れてもらった経費も含め、5000円で手に入れたことはすでに書いている。
1932(昭和7)年の5・15事件後、軍部が台頭する時代を背景に、北海道は旭川の石狩川の改修、旭橋の建設現場と近くに駐屯する第七師団の兵隊たちの欲望のはけ口とカネを巻き上げることを目的にできた旭川中島遊廓を舞台に貧困のため、雄冬の貧しいい漁村から17歳で女郎屋に売られてきた娘花が18歳になってほどなく性奴隷として酷使され、結核で死ぬまでが描かれている。
花の母親も性奴隷だったが、足抜きというか逃げ出し、男と3人で雄冬の浜辺の掘っ建て小屋に隠れ住んでいたが、貧しさから娘の花を女衒に売り、そのカネを亭主に残し、自らも再び苦界に身を沈める。
女衒に売られた花が旭川中島遊廓でも女郎いじめで悪名高き楼主夫妻に買われたことで、運命が決まったと言っても過言ではない。
売春は男と女の歴史程大昔からあったが、公娼制度は江戸時代にはすでに日本全国にあったようで、明治以降、官憲に守られた遊廓の楼主の非人道的、鬼畜の所業は売春防止法ができるまで続く。
語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で日本全国を周る折、遊女、女郎と呼ばれし女たちの供養もしてきた立場としては、人身売買に反対するため、関係の書物を買い求め、読んできたので、性奴隷として楼主から搾取され、徹底的に苛め抜かれて、死ねば、寺に投げ捨てられた女たちの墓があれば、手を合わせないではいられない。
本書は小説であり、著者は特定のモデルはいないとしているが、それでも、ヒロインの花は苦界と呼ばれた性奴隷、女郎の世界では普遍的な存在として、多かれ少なかれ、ほとんどの女たちが花とさほど変わらない人生を生きてきたと、彼女たちへの鎮魂の気持ちを抱いていだのではなかろうか。
本書は女郎の気の毒な人生を描いているばかりではなく、ヒロインが生まれた時代、性奴隷として売られた旭川中島遊廓が設置された地域を背景にしているだけに、旭川の街の歴史を勉強するときに大いに参考になるだろう。
というのは、著者が旭川に生まれ育ち、北海道タイムスの記者だったから、旭川中島遊廓で性奴隷として酷使され、梅毒や肺結核で死んで逝った女たちがいたことを忘れないために、旭川の街の歴史の汚点として書き残そうとしたのではないか。
佐渡金山の水替え人足からカネを巻き上げるためにつくられた水金遊廓で性奴隷として、酷使された女郎が水替え人足と心中する話、津村節子『海鳴』(講談社文庫)を若い頃読んで、とうとう、2017年8月に水金遊廓跡地を訪れ、小説とは異なるが、実際に心中した女郎の墓に行き手を合わせてきたことがある。
旭川はいじめで女子中学生が集団で性的暴行をされたり、ベンチで凍死させられるなど、旭川中島遊廓の楼主の末裔がやっているのかと思えるような非道がまかり通っている。
街のイメージとしては、自分にとってよろしくないが、18歳になってほどなく殺されたも同然の死に方をしたヒロイン花が普遍的な存在だとするなら、もう一度訪ね、墓など見つかれば、お参りしてやりたい。
2022年02月09日
NPO法人「Learning for All(LFA)」貧困の子どもに学習支援
「SDGs@スクール」と題し、読売が特別面で連載する優れた連載、その2月2日、NPO法人「Learning for All(LFA)」が貧困の子どもに学習支援をしている取り組みが貧困対策としてあまりにも素晴らしいので書いておく。
格差社会が取り返しがつかなくなってしまうほど進みつつある日本、今や日本で暮らす7人に1人の子どもたちが「貧困」?状態に置かれている。
SDGs(持続可能な開発目標)でも17目標の1番目に貧困の撲滅を掲げるが、解決は難しい。
この難題に4番目の目標「質の高い教育」という視点から取り組む法人の活動内容が政府や企業から注目され、ボランティアで教師を務める大学生たちの研鑽の場になっている。
代表理事李炯植(31)さんが兵庫県尼崎市の貧困地区で育ち、後に東京大学で学んだ時、周囲の学生の家庭の経済的な豊かさ、恵まれた出自との差が絶望的なほどだったことが2014年に設立されたNPO法人の原点にあるという。
学者を目指していたが、大学3年の時に関わった学習支援NPOでの軽々がLFA設立への転機になったという。「子どもたちの人生が変わる教室をつくりたい」と。
LFAの調査によれば、関りのある小中学生211人の半数以上がひとり親世帯で、半数近くが生活保護世帯だった。
現在の拠点数は居場所支援も含めて29か所。職員は38人、運営に携わる大学生インターン40人、延べ9500人以上の子どもたちを支援してきた。(2021年3月時点で)
教育といえば、小泉元首相は越後長岡藩のコメは百俵の故事を広めてくれたことでも知られる。
明治初期、戊辰戦争後、厳しい窮乏の中にあった長岡藩に、救援のための米百俵が届けられたが、当時同藩の小林虎三郎は、コメを売って学校を建てた。
つまり、人材育成こそが明日の国をつくるということを実践したということ。
ことほどさように教育が大事だということである。
郵政民営化に反対する立場だった自分とは相いれない小泉元首相であるが、首相のとき、上川陽子衆議院議員などを動かし、犯罪被害者等基本法を成立させた功労者である点を犯罪被害者支援の立場から高く評価している。
貧しい家庭で育った人間で勉強ができた優秀な人は、世の中の中枢で活躍する人と、同じく勉強ができても、生活困窮者のために頑張る人がいるが、後者である李さんが東京大学で学び、貧困層の教育で子どもたちの人生を変えるという願いを持ったことに敬意を表する。
自分の明治生まれの父親も貧しい家庭、多子世帯の末子で育ち、学校はすべて夜学だったらしい。
召集され、南方に赴任し、何とか無事に宇品港に引き揚げて 帰国を果たした。
貧しい家庭から教育者になった父親は祖父に見込まれ、わが家の養子となっているが、在職中病死している。
子どもが3人いたが、父親は誰か一人くらい教育の世界で働くことを期待していたように思われるが、3人とも教育関係に就職することにはならなかった。
亡くなる前に、輸血したが、当時はその血液を返すことが要請されたという事で、教え子が奔走して血液を返却してくれたり、亡くなって10数年経っても、教え子が墓参りに来てくれたことからして、教え子からは慕われていたようだ。
貧困家庭、東京大学で学ぶ。という出自の李さんが同じ立場の子どもたちの人生が変わる教室をつくるという希望に燃えていることを知り、日本もまだまだ大丈夫かなと針路にほのかな灯りが見えるような気がしてきた。
LFAがひとり親家庭、生活保護世帯のほかに不登校の子どもの学習支援をしてくれていることも忘れてはならない。
いじめが主な理由で不登校になった子どもの場合、経済力があれば、身近で実践してきたように塾に通えば、大学にも合格できる。
その時、学校に行かなくとも、授業料と塾代とかなりの経済的負担になる。
そうなると、普通の家庭でも経済的に苦しくなるので、不登校の子どもの支援も有り難いだろう。親にとっては。
李さんとスタッフの頑張りで負の連鎖が断ち切られ、子どもたちの可能性が限りなく開かれる。
嬉しいニュースではないか。
格差社会が取り返しがつかなくなってしまうほど進みつつある日本、今や日本で暮らす7人に1人の子どもたちが「貧困」?状態に置かれている。
SDGs(持続可能な開発目標)でも17目標の1番目に貧困の撲滅を掲げるが、解決は難しい。
この難題に4番目の目標「質の高い教育」という視点から取り組む法人の活動内容が政府や企業から注目され、ボランティアで教師を務める大学生たちの研鑽の場になっている。
代表理事李炯植(31)さんが兵庫県尼崎市の貧困地区で育ち、後に東京大学で学んだ時、周囲の学生の家庭の経済的な豊かさ、恵まれた出自との差が絶望的なほどだったことが2014年に設立されたNPO法人の原点にあるという。
学者を目指していたが、大学3年の時に関わった学習支援NPOでの軽々がLFA設立への転機になったという。「子どもたちの人生が変わる教室をつくりたい」と。
LFAの調査によれば、関りのある小中学生211人の半数以上がひとり親世帯で、半数近くが生活保護世帯だった。
現在の拠点数は居場所支援も含めて29か所。職員は38人、運営に携わる大学生インターン40人、延べ9500人以上の子どもたちを支援してきた。(2021年3月時点で)
教育といえば、小泉元首相は越後長岡藩のコメは百俵の故事を広めてくれたことでも知られる。
明治初期、戊辰戦争後、厳しい窮乏の中にあった長岡藩に、救援のための米百俵が届けられたが、当時同藩の小林虎三郎は、コメを売って学校を建てた。
つまり、人材育成こそが明日の国をつくるということを実践したということ。
ことほどさように教育が大事だということである。
郵政民営化に反対する立場だった自分とは相いれない小泉元首相であるが、首相のとき、上川陽子衆議院議員などを動かし、犯罪被害者等基本法を成立させた功労者である点を犯罪被害者支援の立場から高く評価している。
貧しい家庭で育った人間で勉強ができた優秀な人は、世の中の中枢で活躍する人と、同じく勉強ができても、生活困窮者のために頑張る人がいるが、後者である李さんが東京大学で学び、貧困層の教育で子どもたちの人生を変えるという願いを持ったことに敬意を表する。
自分の明治生まれの父親も貧しい家庭、多子世帯の末子で育ち、学校はすべて夜学だったらしい。
召集され、南方に赴任し、何とか無事に宇品港に引き揚げて 帰国を果たした。
貧しい家庭から教育者になった父親は祖父に見込まれ、わが家の養子となっているが、在職中病死している。
子どもが3人いたが、父親は誰か一人くらい教育の世界で働くことを期待していたように思われるが、3人とも教育関係に就職することにはならなかった。
亡くなる前に、輸血したが、当時はその血液を返すことが要請されたという事で、教え子が奔走して血液を返却してくれたり、亡くなって10数年経っても、教え子が墓参りに来てくれたことからして、教え子からは慕われていたようだ。
貧困家庭、東京大学で学ぶ。という出自の李さんが同じ立場の子どもたちの人生が変わる教室をつくるという希望に燃えていることを知り、日本もまだまだ大丈夫かなと針路にほのかな灯りが見えるような気がしてきた。
LFAがひとり親家庭、生活保護世帯のほかに不登校の子どもの学習支援をしてくれていることも忘れてはならない。
いじめが主な理由で不登校になった子どもの場合、経済力があれば、身近で実践してきたように塾に通えば、大学にも合格できる。
その時、学校に行かなくとも、授業料と塾代とかなりの経済的負担になる。
そうなると、普通の家庭でも経済的に苦しくなるので、不登校の子どもの支援も有り難いだろう。親にとっては。
李さんとスタッフの頑張りで負の連鎖が断ち切られ、子どもたちの可能性が限りなく開かれる。
嬉しいニュースではないか。
2022年02月08日
若者の貧困、非正規雇用から農業へ
NHKETV特集「若者たちの“貧困パンデミック”」を視聴することができた。メデイアの中でも、新聞からの情報を主に書くときの契機とすることが多いが、映像だと迫力と切迫感があって心を揺さぶられたので書いておく。
番組の㏋によれば、「『所持金が1円。頼れる人がいません』『家もお金もない。死ぬことばかり考えています』。コロナ禍のこの2年、貧困問題に取り組む支援団体には連日、悲痛なSOSが届いている。その半数が20代、30代。なかなか支援につながれず、たとえつながっても次の展望が見えないまま不安と孤独の中で追い詰められる人も少なくない。コロナ禍が長期化する中、街で、支援の現場で、若者たちの“生の声”を拾い続けた2年間の記録。
まずはじめに、悲痛なSOSが届くとすぐさま救急車よろしく救援に駆け付ける貧困ネットワークの瀬戸大作事務局長を筆頭にスタッフがいるということに声を掛けた貧困に苦しむクライアントばかりでなく視聴していた自分も思わず「よかった」と胸をなでおろした。
語り継ぐ戦争ではあるが、何故、貧困問題に関心があるかといえば、戦争と貧困問題が大いに関わっているからだ。
アジア太平洋戦争の要因の一つとして考えられる中国への関東軍の侵略、満州国という傀儡国家、先兵とされたとも知らず、満蒙開拓団として海を渡った人々。
従軍慰安婦として身を売らされた女たち、いずれも貧困問題が大きくかかわっている。
米中対立といっても、両者ともに貧富の格差拡大で一握りの富裕層が国を支配していることに変わりがないばかりか、肝心な日本だって、富裕層のための政治が行われている証拠に非正規雇用が増加し、地方から大都会東京に出てきた人にとって、雇止めに遭えば、即路上生活者に転落してしまう。
少し前の流行歌に池田充男作詞、伊藤雪彦作曲、「白い海峡」があった。
[]「憧れた東京は女の谷間、落ちたら深く沈むばかりよ」と歌っていたのは大月みやこだった。
首都圏に生まれても頼る親がいなけりゃ、大差なく、「アッ!」という間に路上生活に転落してしまう。
首都圏の田舎町に生まれ育った自分としては、田舎から上京してきた人が故郷に住む母親に連絡できないと言っていたことが鋭く胸に刺さった。
どこかで耳にしたことがある言葉だと思ったら、年の瀬に河川敷にブルーシートを葦で囲った住居で灯油のストーブで暖を取っていた住人がしゃべってくれたことと同じだった。
田舎から出てくると、せめて、土産の一つも持ってなけりゃ、故郷には帰れないと心情を打ち明けてくれたことを思い出した。
若い人が上京したくなる気持ちは理解できるが、非正規雇用では先が知れているから、せっかく助けられたら、生活保護で何とか自立できるようにし、田舎で農業をやれば、路上生活者になることは防げるはずだと何回も書いてきたが、農業のことを理解する教育は受けてないから、これから勉強しても就農への道は20代、30代ならまだまだ十分間に合うはずだ。
番組の㏋によれば、「『所持金が1円。頼れる人がいません』『家もお金もない。死ぬことばかり考えています』。コロナ禍のこの2年、貧困問題に取り組む支援団体には連日、悲痛なSOSが届いている。その半数が20代、30代。なかなか支援につながれず、たとえつながっても次の展望が見えないまま不安と孤独の中で追い詰められる人も少なくない。コロナ禍が長期化する中、街で、支援の現場で、若者たちの“生の声”を拾い続けた2年間の記録。
まずはじめに、悲痛なSOSが届くとすぐさま救急車よろしく救援に駆け付ける貧困ネットワークの瀬戸大作事務局長を筆頭にスタッフがいるということに声を掛けた貧困に苦しむクライアントばかりでなく視聴していた自分も思わず「よかった」と胸をなでおろした。
語り継ぐ戦争ではあるが、何故、貧困問題に関心があるかといえば、戦争と貧困問題が大いに関わっているからだ。
アジア太平洋戦争の要因の一つとして考えられる中国への関東軍の侵略、満州国という傀儡国家、先兵とされたとも知らず、満蒙開拓団として海を渡った人々。
従軍慰安婦として身を売らされた女たち、いずれも貧困問題が大きくかかわっている。
米中対立といっても、両者ともに貧富の格差拡大で一握りの富裕層が国を支配していることに変わりがないばかりか、肝心な日本だって、富裕層のための政治が行われている証拠に非正規雇用が増加し、地方から大都会東京に出てきた人にとって、雇止めに遭えば、即路上生活者に転落してしまう。
少し前の流行歌に池田充男作詞、伊藤雪彦作曲、「白い海峡」があった。
[]「憧れた東京は女の谷間、落ちたら深く沈むばかりよ」と歌っていたのは大月みやこだった。
首都圏に生まれても頼る親がいなけりゃ、大差なく、「アッ!」という間に路上生活に転落してしまう。
首都圏の田舎町に生まれ育った自分としては、田舎から上京してきた人が故郷に住む母親に連絡できないと言っていたことが鋭く胸に刺さった。
どこかで耳にしたことがある言葉だと思ったら、年の瀬に河川敷にブルーシートを葦で囲った住居で灯油のストーブで暖を取っていた住人がしゃべってくれたことと同じだった。
田舎から出てくると、せめて、土産の一つも持ってなけりゃ、故郷には帰れないと心情を打ち明けてくれたことを思い出した。
若い人が上京したくなる気持ちは理解できるが、非正規雇用では先が知れているから、せっかく助けられたら、生活保護で何とか自立できるようにし、田舎で農業をやれば、路上生活者になることは防げるはずだと何回も書いてきたが、農業のことを理解する教育は受けてないから、これから勉強しても就農への道は20代、30代ならまだまだ十分間に合うはずだ。
2022年01月29日
目玉焼き
語り継ぐ戦争ではあるが、アジア太平洋戦争と大いに関りのある食と貧困問題についてもしばしば取り上げてきた。
食といえば、読売がくらしの紙面に「思い出の味」というタイトルで著名人の食にまつわるエピソードを紹介しているが、1月24日は、俳優、タレントのサヘル・ローズさんの「トマト入り目玉焼き」だった。
サヘル・ローズさんはNHKの「旅ラン」で視聴したばかりだが、その時は大地震から復興した熊本城の近くを走っていた。
幼少期に実の親を亡くし、イランの児童養護施設で過ごし、7歳のとき、施設でボランティアをしていた大学院生に引き取られ、8歳の時、養母のパートナーを頼って来日するも、やがて、家を追い出され、2人で公園に寝泊まりしたこともあったという。
トイレ掃除などで身を粉にして働いてくれた母。いじめに遭ったときも支えてくれた。
高校時代から芸能活動を始めたのも、母親に「ちゃんとしたご飯を食べさせたいためだった」そうな。
トマト入り目玉焼きは養母に引き取られてから、初めて作ってもらい、施設では食べたことのない濃い味付けは極上の味だった。
働きづめだった母親には料理をする余力はなかったが、小学5年生のとき、仕事を失って家にいたとき、久しぶりにトマト入り目玉焼きを作ってくれた。小さな一つの目玉焼きを2人で分けたが、「黄身は栄養があるから」と全部くれた。「おなかも心も満たされた」とあのときのことを思い出す。
この話を翌25日の読売が「編集手帳」で取り上げていた。
母親の愛情がしっかり伝わってきたことで、お陰で自分も先年亡くなった母親のことを思い出した。
38歳のとき、連れ合い(自分の父親)を亡くした母親は、結婚前に少しばかり銀行で働いたことがあったらしいが、それ以来となる、パート勤めをして、生活を支えてくれた。
連れ合いが遺してくれた退職金を学費に当ててくれたお陰で今の生活があると思えば有難いと感謝の言葉しかない。
料理が得意ではなかったが、料理学校に通い、教えてもらったメニューを家で実践したのは立派だった。
目玉焼きといえば、母親がいないとき、自分で作って食べたくらいで思い出なんてないが、おふくろの味といえば、正月に毎年、作ってくれた羊羹ときんとんだ。
作り方を受け継いだのは自分の連れ合いではないので、今年も食べられなかった。
羊羹といえば、虎屋が有名だが、素人の母親が作るのは全く異なった柔らかなもので、わが家独特のものだろうと思っている。
母親は自分の父親が亡くなってから50年後、父の命日の翌日旅立った。
サヘル・ローズさんのお陰で、とても良い供養ができたような気がする。
母と娘。血のつながりよりも愛情だという事で、貧しさにも負けなかった二人。
愛情が美味しさを引き立ててくれたトマト入り目玉焼き、ご馳走さまとお礼を言いたい。
食といえば、読売がくらしの紙面に「思い出の味」というタイトルで著名人の食にまつわるエピソードを紹介しているが、1月24日は、俳優、タレントのサヘル・ローズさんの「トマト入り目玉焼き」だった。
サヘル・ローズさんはNHKの「旅ラン」で視聴したばかりだが、その時は大地震から復興した熊本城の近くを走っていた。
幼少期に実の親を亡くし、イランの児童養護施設で過ごし、7歳のとき、施設でボランティアをしていた大学院生に引き取られ、8歳の時、養母のパートナーを頼って来日するも、やがて、家を追い出され、2人で公園に寝泊まりしたこともあったという。
トイレ掃除などで身を粉にして働いてくれた母。いじめに遭ったときも支えてくれた。
高校時代から芸能活動を始めたのも、母親に「ちゃんとしたご飯を食べさせたいためだった」そうな。
トマト入り目玉焼きは養母に引き取られてから、初めて作ってもらい、施設では食べたことのない濃い味付けは極上の味だった。
働きづめだった母親には料理をする余力はなかったが、小学5年生のとき、仕事を失って家にいたとき、久しぶりにトマト入り目玉焼きを作ってくれた。小さな一つの目玉焼きを2人で分けたが、「黄身は栄養があるから」と全部くれた。「おなかも心も満たされた」とあのときのことを思い出す。
この話を翌25日の読売が「編集手帳」で取り上げていた。
母親の愛情がしっかり伝わってきたことで、お陰で自分も先年亡くなった母親のことを思い出した。
38歳のとき、連れ合い(自分の父親)を亡くした母親は、結婚前に少しばかり銀行で働いたことがあったらしいが、それ以来となる、パート勤めをして、生活を支えてくれた。
連れ合いが遺してくれた退職金を学費に当ててくれたお陰で今の生活があると思えば有難いと感謝の言葉しかない。
料理が得意ではなかったが、料理学校に通い、教えてもらったメニューを家で実践したのは立派だった。
目玉焼きといえば、母親がいないとき、自分で作って食べたくらいで思い出なんてないが、おふくろの味といえば、正月に毎年、作ってくれた羊羹ときんとんだ。
作り方を受け継いだのは自分の連れ合いではないので、今年も食べられなかった。
羊羹といえば、虎屋が有名だが、素人の母親が作るのは全く異なった柔らかなもので、わが家独特のものだろうと思っている。
母親は自分の父親が亡くなってから50年後、父の命日の翌日旅立った。
サヘル・ローズさんのお陰で、とても良い供養ができたような気がする。
母と娘。血のつながりよりも愛情だという事で、貧しさにも負けなかった二人。
愛情が美味しさを引き立ててくれたトマト入り目玉焼き、ご馳走さまとお礼を言いたい。
2022年01月27日
職住確保の必需品 スマホ貸与
生活困窮者の自立を後押しするため、支援団体や事業者によるスマートフォンの貸し出し、無料Wi-Fi設置といった取り組みが広がっている。
就職や住居の確保などに欠かせなくなっているためだと1月12日の読売が夕刊で伝えている。
紙面で紹介されているデジタル支援の一例
つくろい東京ファンド(東京中野区) 「発信は数件のみ」という特殊アプリのスマホを無料貸し出し
リスタート(豊島区) 月額4980円、電話かけ放題などの条件でスマホ貸し出し
イオンリテール(千葉市) 他者携帯で利用料滞納し、利用停止でも、条件次第で契約可能
世田谷区社会福祉協議会 リスタートと連携し、月4980円の利用料を3か月負担
東京都 生活保護受給世帯にプリペイド携帯の費用を2万円まで負担
自立生活サポートセンター・もやい 土曜日の食品配布時に無料Wi-Fiや充電器を提供
スマホのレンタルをしているリスタートは2019年から、これまで自治体や支援団体から紹介があった計約5700人にスマホを貸し出している、
語り継ぐ戦争をテーマに書いているのに、貧困問題を取り上げることが多いのは、戦争と貧困問題が大きく結びついているからだ。
日本には資源がなく、人口が多くて貧しい人たちは食べられず、娘の身売りが絶えなかった。
戦争に突入する契機となった2・26事件をみれば、クーデターを起こした青年将校が率いた部隊の兵士が農村出身者の場合、貧しさから娘の身売りという事に対し、不条理というか怒りを覚えていたことなども戦争と貧困問題が関わっているからある。
書物などの影響で遊女、女郎、娼妓の解放という事に目覚めた自分は、やがて、遊女、女郎と呼ばれし女性たちの慰霊碑や墓を周って供養のための祈りを捧げるようになっていく。
貧しき女性たちは、明治以降、九州などではからゆきと称され、異国に売られて行き、戦前は遊廓に売られ、戦争に突入すると従軍慰安婦として買われていくのだ。
女性たちばかりでなく、貧しい農民たちは満蒙開拓団として海を渡っていき、敗戦で酷い目に遭うのだ。
さて、貧困問題であるが、この問題のテキストみたいなのが、TVの刑事ドラマ『相棒』シリーズの傑作「ボーダーライン」である。
非正規雇用者が雇止めなどで職を失うと、アパートの家賃が支払えず、忽ち路上生活を余儀なくされる。
カネがないからスマホの代金を支払えなくなるのも時間の問題だ。もうこうなると、職探ししても職にもありつけようはずがない。
会社の経営者にしてみれば、住所が不定の人間を雇うことはしないし、昔なら固定電話がない人間はそれだけで信用されていなかったし、現代であれば、スマホがなければ連絡もとれないという事で、採用はしないだろう。
食の問題を書いた時にも取り上げたが、貧しいと食べられないから炊き出しや食料支援が命綱になる。
そこから抜け出るためには働かなければならないが、その働き口を見つけるときのツールとして、断トツナンバーワンなのがスマホだから、スマホの貸与には行政も力を入れていく必要がある。
就職や住居の確保などに欠かせなくなっているためだと1月12日の読売が夕刊で伝えている。
紙面で紹介されているデジタル支援の一例
つくろい東京ファンド(東京中野区) 「発信は数件のみ」という特殊アプリのスマホを無料貸し出し
リスタート(豊島区) 月額4980円、電話かけ放題などの条件でスマホ貸し出し
イオンリテール(千葉市) 他者携帯で利用料滞納し、利用停止でも、条件次第で契約可能
世田谷区社会福祉協議会 リスタートと連携し、月4980円の利用料を3か月負担
東京都 生活保護受給世帯にプリペイド携帯の費用を2万円まで負担
自立生活サポートセンター・もやい 土曜日の食品配布時に無料Wi-Fiや充電器を提供
スマホのレンタルをしているリスタートは2019年から、これまで自治体や支援団体から紹介があった計約5700人にスマホを貸し出している、
語り継ぐ戦争をテーマに書いているのに、貧困問題を取り上げることが多いのは、戦争と貧困問題が大きく結びついているからだ。
日本には資源がなく、人口が多くて貧しい人たちは食べられず、娘の身売りが絶えなかった。
戦争に突入する契機となった2・26事件をみれば、クーデターを起こした青年将校が率いた部隊の兵士が農村出身者の場合、貧しさから娘の身売りという事に対し、不条理というか怒りを覚えていたことなども戦争と貧困問題が関わっているからある。
書物などの影響で遊女、女郎、娼妓の解放という事に目覚めた自分は、やがて、遊女、女郎と呼ばれし女性たちの慰霊碑や墓を周って供養のための祈りを捧げるようになっていく。
貧しき女性たちは、明治以降、九州などではからゆきと称され、異国に売られて行き、戦前は遊廓に売られ、戦争に突入すると従軍慰安婦として買われていくのだ。
女性たちばかりでなく、貧しい農民たちは満蒙開拓団として海を渡っていき、敗戦で酷い目に遭うのだ。
さて、貧困問題であるが、この問題のテキストみたいなのが、TVの刑事ドラマ『相棒』シリーズの傑作「ボーダーライン」である。
非正規雇用者が雇止めなどで職を失うと、アパートの家賃が支払えず、忽ち路上生活を余儀なくされる。
カネがないからスマホの代金を支払えなくなるのも時間の問題だ。もうこうなると、職探ししても職にもありつけようはずがない。
会社の経営者にしてみれば、住所が不定の人間を雇うことはしないし、昔なら固定電話がない人間はそれだけで信用されていなかったし、現代であれば、スマホがなければ連絡もとれないという事で、採用はしないだろう。
食の問題を書いた時にも取り上げたが、貧しいと食べられないから炊き出しや食料支援が命綱になる。
そこから抜け出るためには働かなければならないが、その働き口を見つけるときのツールとして、断トツナンバーワンなのがスマホだから、スマホの貸与には行政も力を入れていく必要がある。
2022年01月13日
社員や地域へ利益還元、「公益資本主義」
岸田首相が新しい資本主義の構築を掲げている。しかし、新しい資本主義がどういうものか説明がきちんと伝わっているとは言い難い今日、貧富の格差や低成長など試練に向き合う資本主義は今後どうあるべきか。1月7日の読売が解説の紙面で米国、中国、そして日本の3人の識者に訊いている。
米国からは経済学者ブランコ・ミラノヴィッチさん、中国は清華大学国情研究院院長胡鞍鋼さん、日本はアライアンス・フォーラム財団会長原丈人さんで、それぞれ「米中 対立より共存を」、「中国 格差も原動力」、「社員や地域へ利益還元」という見出しで提言がなされていた。
同じ資本主義でも、民主主義国米国と共産党独裁政権の国家統制の中での資本主義の性格は異なっていても、貧富の格差という事に関しては共通の課題となっている。
日本でも、貧富の格差、貧困問題は大きな社会問題となっているので、ここでは、日本型の資本主義はどうすればいいのかについて原丈人さんの考えにしぼって書いておきたい。
2000年代の小泉政権時代から続く構造改革の結果、配当など株主への還元は6倍以上に増えたが、約280万社の従業員の平均年収は約370万円で変化がない。規制緩和などの構造改革は、外国人が多数を占める株主に恩恵をもたらしたが、国民を豊かにするものではなかった。
行き過ぎた「株主資本主義」は市場原理を重視した新自由主義がもたらした。
このことが世界的に所得や資産の格差拡大につながっている。
として、原さんは新しい資本主義のあるべき姿として「公益資本主義」の実現を提唱する。
企業が生み出した付加価値を中長期にわたって、社員、顧客、取引先、地域社会、そして株主で構成される「社中=会社を成功に導く仲間」に適正に分配する考え方である。
賃金が増えれば、社員のやる気が出て、業績の一段の向上が期待でき、株価も上がる。所得税など国の税収増にもつながる。
日本には長期的な視点に立った経営が残っていて、東レの炭素繊維は開発してから40年間赤字事業だったが世界が注目する主力事業になっている例がある。
すぐに成果を求める株主資本主義のもとでは不可能だ。
語り継ぐ戦争だから、日本に原爆を落とした米国が嫌いかつ、許せないまま今日に至る。特に、日米安保を支える日米地位協定の不平等さを改定しようとしない自民党歴代内閣を厳しく批判してきた。
小泉首相が郵政民営化を訴えた時も、米国のための民営化に絶対反対だった。
特に、総務大臣をまかされた竹中平蔵という人は、今日、維新の大阪などに人材派遣している会社パソナの経営者で、格差社会を作り出した戦犯で、万死に値すると考えている。
アライアンスフォーラム財団など全く知らなかったが、原さんが唱える新しい資本主義「公益資本主義」の実現には大いにエールをおくりたい。
企業経営は単にカネ儲けすればいいというものではなく、地域のため、社員のためでなければならないと考えるからだ。
企業だから儲けを追求するのは当然のことだが、株主にだけ還元されるようなことは間違っていて、原さん曰くの社中に適正に分配されるものでなければならないと考えてきたからである。
経済学を勉強したわけではないが、この程度のことは普通に考えればわかることではないか。
多くの労働者の所得が増えれば、消費が伸び、経済が良くなる。経済がよくなれば、税収も増える。
一握りの株主や経営者だけが所得が増えても世の中の景気はよくなることなどありえない。
新しい資本主義の要は、貧富の格差拡大をストップし、貧富の格差を是正することである。
歴史に学べば、ロシア革命が起きたのも清国で毛沢東の共産党が革命を成就させることができたのも、それまでの民衆の生活があまりにも貧しかったからだという事を忘れてはならない。
米国からは経済学者ブランコ・ミラノヴィッチさん、中国は清華大学国情研究院院長胡鞍鋼さん、日本はアライアンス・フォーラム財団会長原丈人さんで、それぞれ「米中 対立より共存を」、「中国 格差も原動力」、「社員や地域へ利益還元」という見出しで提言がなされていた。
同じ資本主義でも、民主主義国米国と共産党独裁政権の国家統制の中での資本主義の性格は異なっていても、貧富の格差という事に関しては共通の課題となっている。
日本でも、貧富の格差、貧困問題は大きな社会問題となっているので、ここでは、日本型の資本主義はどうすればいいのかについて原丈人さんの考えにしぼって書いておきたい。
2000年代の小泉政権時代から続く構造改革の結果、配当など株主への還元は6倍以上に増えたが、約280万社の従業員の平均年収は約370万円で変化がない。規制緩和などの構造改革は、外国人が多数を占める株主に恩恵をもたらしたが、国民を豊かにするものではなかった。
行き過ぎた「株主資本主義」は市場原理を重視した新自由主義がもたらした。
このことが世界的に所得や資産の格差拡大につながっている。
として、原さんは新しい資本主義のあるべき姿として「公益資本主義」の実現を提唱する。
企業が生み出した付加価値を中長期にわたって、社員、顧客、取引先、地域社会、そして株主で構成される「社中=会社を成功に導く仲間」に適正に分配する考え方である。
賃金が増えれば、社員のやる気が出て、業績の一段の向上が期待でき、株価も上がる。所得税など国の税収増にもつながる。
日本には長期的な視点に立った経営が残っていて、東レの炭素繊維は開発してから40年間赤字事業だったが世界が注目する主力事業になっている例がある。
すぐに成果を求める株主資本主義のもとでは不可能だ。
語り継ぐ戦争だから、日本に原爆を落とした米国が嫌いかつ、許せないまま今日に至る。特に、日米安保を支える日米地位協定の不平等さを改定しようとしない自民党歴代内閣を厳しく批判してきた。
小泉首相が郵政民営化を訴えた時も、米国のための民営化に絶対反対だった。
特に、総務大臣をまかされた竹中平蔵という人は、今日、維新の大阪などに人材派遣している会社パソナの経営者で、格差社会を作り出した戦犯で、万死に値すると考えている。
アライアンスフォーラム財団など全く知らなかったが、原さんが唱える新しい資本主義「公益資本主義」の実現には大いにエールをおくりたい。
企業経営は単にカネ儲けすればいいというものではなく、地域のため、社員のためでなければならないと考えるからだ。
企業だから儲けを追求するのは当然のことだが、株主にだけ還元されるようなことは間違っていて、原さん曰くの社中に適正に分配されるものでなければならないと考えてきたからである。
経済学を勉強したわけではないが、この程度のことは普通に考えればわかることではないか。
多くの労働者の所得が増えれば、消費が伸び、経済が良くなる。経済がよくなれば、税収も増える。
一握りの株主や経営者だけが所得が増えても世の中の景気はよくなることなどありえない。
新しい資本主義の要は、貧富の格差拡大をストップし、貧富の格差を是正することである。
歴史に学べば、ロシア革命が起きたのも清国で毛沢東の共産党が革命を成就させることができたのも、それまでの民衆の生活があまりにも貧しかったからだという事を忘れてはならない。
2022年01月07日
富裕層への課税強化で 富の再分配を
「岐路の資本主義」というタイトルで見開き2ページ全紙面を使って1月4日の読売が貧富の格差問題について取り上げている。
「貧富 人間を翻弄」「たまる不満 社会分断」」「日本でも 『貧困』 深刻」という見出しで伝えているのは「世界の超富裕層2153人の資産が、世界の総人口の6割に当たる46億人の資産を上回る」という人類が初めて経験するタイプの格差に直面しているということだ。
「非常に富裕な人々は傲慢な者や大がかりな悪者になるのが多い。非常に貧乏な人々は無頼の徒や、ちっぽけな犯罪を犯す者となるのが多い。中間的な人々から組織された国に最も善き政治が行われる。」という古代ギリシャの哲学者アリストテレスの著書『政治学』から引用し、アリストテレスは中間層が主体になる国家が理想だと訴えたことを記者は紹介し、一握りの超富裕層が富を独占していることが社会の分断を招いていると警鐘を鳴らす。
貧富の格差が滅茶苦茶に拡大した米国では、近年、格差是正を前面に掲げ、大企業や富裕層への課税強化を主張する「急進左派」、大統領選でのサンダース候補が支持を集める。格差が社会の分断をもたらした所以である。
共産主義革命が成就した中国でも貧富の格差が拡大していることから、共産党独裁の中国でも、政府が統制に乗り出している。
日本でも貧困問題が深刻になっている。
富裕層を支持母体とする自民党に対し、富裕層を支持母体としていない公明党が連立を組み、補完勢力である維新が取り巻いている。
労働者側に立つはずの立憲と国民民主は未だに腰が定まらず、支持は全く増えない。
労働者や貧困層が支持母体であるはずの共産党は党名を変えろという自分の提言を受け入れず、「アカ」という右派勢力からの根拠のない宣伝が社会の隅々にまで生き渡り党勢が伸び悩む。
すでに何回となく書いてきたことだから、詳しくは書かないが、国鉄民営化などで労働組合がつぶされてストライキが打てなくなり、日本労働組合総評議会(総評)は、日本労働組合総連合会(連合)になったら、もはや労働者のための団体とは呼び難い堕落ぶりで、なぜか、共産党を目の敵にする体たらくで、経営側の回し者と言っても過言ではない。
これでは貧富の差を拡大させた元凶である派遣労働、非正規雇用が簡単に導入されてしまうわけだ。
首切りが簡単にはできないように労働三法があったが、非正規雇用では雇止めという言葉で簡単に労働者は首を切られてしまう。
経営側に労働者の賃上げをお願いしていたのは、安倍首相のときだったし、現在の岸田首相も経営側に賃上げをお願いしている。
賃上げを労働者の団体が経営側と交渉するのではなく、いかに景気浮揚のためとはいいながら、首相が経営者にお願いすることに疑問を感じる労働者はいないのか。
衆議院議員選挙で耳にした話。
東京の某選挙区では、自民、公明の候補と野党統一候補が争い、自民、公明候補が勝った。
この選挙区では野党候補が過去の選挙で集めた票をトータルすると自公候補の票を上回る結果となっていたから、自公の候補は所謂どぶ板選挙というのか、自分の知人の連れ合いにまで、決起大会に来てくれと要請があったほどである。
対する、野党統一候補はもともと自民党の候補者公募で現在の候補に負けたという事で、もともと自民党の人だったから、過去共産党に投票した人は投票せず、結果的に自民党の候補が票を伸ばして当選した。
この結果から、立憲が共産党と組んだから選挙で結果が出なかったとアンチ共産党の人間が騒いでいるが、真実は自公の候補の方が玉が上だったという事で、立憲が共産党と組んだこととは全く無関係だという事が証明されている。
貧富の格差拡大を食い止めるには日本共産党とれいわ新選組を伸ばし、一握りの富裕層への課税を強化することから始まるという事は誰が考えてもわかることだ。
「貧富 人間を翻弄」「たまる不満 社会分断」」「日本でも 『貧困』 深刻」という見出しで伝えているのは「世界の超富裕層2153人の資産が、世界の総人口の6割に当たる46億人の資産を上回る」という人類が初めて経験するタイプの格差に直面しているということだ。
「非常に富裕な人々は傲慢な者や大がかりな悪者になるのが多い。非常に貧乏な人々は無頼の徒や、ちっぽけな犯罪を犯す者となるのが多い。中間的な人々から組織された国に最も善き政治が行われる。」という古代ギリシャの哲学者アリストテレスの著書『政治学』から引用し、アリストテレスは中間層が主体になる国家が理想だと訴えたことを記者は紹介し、一握りの超富裕層が富を独占していることが社会の分断を招いていると警鐘を鳴らす。
貧富の格差が滅茶苦茶に拡大した米国では、近年、格差是正を前面に掲げ、大企業や富裕層への課税強化を主張する「急進左派」、大統領選でのサンダース候補が支持を集める。格差が社会の分断をもたらした所以である。
共産主義革命が成就した中国でも貧富の格差が拡大していることから、共産党独裁の中国でも、政府が統制に乗り出している。
日本でも貧困問題が深刻になっている。
富裕層を支持母体とする自民党に対し、富裕層を支持母体としていない公明党が連立を組み、補完勢力である維新が取り巻いている。
労働者側に立つはずの立憲と国民民主は未だに腰が定まらず、支持は全く増えない。
労働者や貧困層が支持母体であるはずの共産党は党名を変えろという自分の提言を受け入れず、「アカ」という右派勢力からの根拠のない宣伝が社会の隅々にまで生き渡り党勢が伸び悩む。
すでに何回となく書いてきたことだから、詳しくは書かないが、国鉄民営化などで労働組合がつぶされてストライキが打てなくなり、日本労働組合総評議会(総評)は、日本労働組合総連合会(連合)になったら、もはや労働者のための団体とは呼び難い堕落ぶりで、なぜか、共産党を目の敵にする体たらくで、経営側の回し者と言っても過言ではない。
これでは貧富の差を拡大させた元凶である派遣労働、非正規雇用が簡単に導入されてしまうわけだ。
首切りが簡単にはできないように労働三法があったが、非正規雇用では雇止めという言葉で簡単に労働者は首を切られてしまう。
経営側に労働者の賃上げをお願いしていたのは、安倍首相のときだったし、現在の岸田首相も経営側に賃上げをお願いしている。
賃上げを労働者の団体が経営側と交渉するのではなく、いかに景気浮揚のためとはいいながら、首相が経営者にお願いすることに疑問を感じる労働者はいないのか。
衆議院議員選挙で耳にした話。
東京の某選挙区では、自民、公明の候補と野党統一候補が争い、自民、公明候補が勝った。
この選挙区では野党候補が過去の選挙で集めた票をトータルすると自公候補の票を上回る結果となっていたから、自公の候補は所謂どぶ板選挙というのか、自分の知人の連れ合いにまで、決起大会に来てくれと要請があったほどである。
対する、野党統一候補はもともと自民党の候補者公募で現在の候補に負けたという事で、もともと自民党の人だったから、過去共産党に投票した人は投票せず、結果的に自民党の候補が票を伸ばして当選した。
この結果から、立憲が共産党と組んだから選挙で結果が出なかったとアンチ共産党の人間が騒いでいるが、真実は自公の候補の方が玉が上だったという事で、立憲が共産党と組んだこととは全く無関係だという事が証明されている。
貧富の格差拡大を食い止めるには日本共産党とれいわ新選組を伸ばし、一握りの富裕層への課税を強化することから始まるという事は誰が考えてもわかることだ。
2022年01月04日
年越し大人食堂に長い列 支える人々
「行く年 越せぬ困窮」「『大人食堂』 長い列」という見出しで12月31日の読売が年の瀬に支援団体の人々が用意してくれた「大人食堂」に生活困窮者が長い列を作っている。とその窮状を伝えていた。
新年が明けたからといって、生活困窮者にとっては生活が変わるわけではない。政治の光が射さないことには変わりがないからだ。
政治家が自分たちだけはお手盛りで給与のほかに領収書が要らないカネを毎月100万円も税金からもらっている。一方で、政治家が生活困窮者のために何もしてくれないからという事で、立ち上がった市民がいたという事を記録し、彼らにエールを送るために、年の瀬から年始にかけ、生活困窮者向けに行った支援について書いておきたい。
年越し支援・コロナ被害相談村 12月31日と1月1日、東京新宿の大久保公園で食料品を配布、相談会も
NPO法人「TENOHASI」 31日と1月2日、東京東池袋公園で弁当を配布。宿泊場所の手配も
NPO法人「自立サポートセンター・もやい」 1月1日、東京新宿の都庁近くで食料品を配布。相談会も
寿越冬闘争実行委員会 1月3日まで横浜市の寿公園で各種相談会と炊き出しも
NPO法人仙台夜まわりグループ 1月4日まで仙台市のみやぎNPOプラザの門前で食品を提供。1月6日には
大人食堂を
東京都 1月5日朝までコロナ禍で職を失った人を対象に宿泊施設を提供
よりそいホットライン 0120・279・338で24時間相談を受け付ける
ChanKanプロジェクト ホームページからメールで相談に対応
聖イグナチオ教会 30日に東京千代田区麹町の教会で「年越し大人食堂」を主催したのは一般社団法人「つくろい東京ファンドなど
生活困窮者のために立ち上がった人達にエールを送るとなれば、キリスト教社会運動家賀川豊彦という名前が頭に浮かぶ。
キリスト教徒というわけではないが、若い頃、教会の日曜礼拝に行ったことがある。
切支丹弾圧にも負けなかった信仰心、キリスト教徒で世のため他人のために頑張っている人がたくさんいることからして尊敬に値する人が信者には少なくない。
アフガンで志半ばで殺されてしまった中村哲さんを筆頭に、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師奥田知志さん、和歌山白浜バプテスト基督教会藤藪洋一さんなどは過去に取り上げたことがある。
新興宗教とされているものには政治の世界に進出している団体もあるみたいだが、この団体が生活困窮者のために炊き出しをしたなどという事は耳にしない。
同じ宗教でも考え方の違いなのだろうか。賀川豊彦の時代からマザーテレサを経て、中村哲さんの時代まで、世の中を佳くしようと努力されている人がキリスト教(広い意味で)関係者に目立つ。
ところが、上述した中では、聖イグナチオ教会はともかく、キリスト教徒かどうか不明ながら、生活困窮者のために頑張る社会活動家たちが少なくないことに感心し、嬉しくなってしまった。
過去にも書いたことだが、人にはそれぞれ立ち位置があり、それぞれがその立ち位置でできることをやればいいのだ。
とはいうものの、誰かのために頑張れるというのは実に立派で見上げたものである。
年の瀬に限らないが、生活困窮者のために頑張っている人にエールを送りたい。
新年が明けたからといって、生活困窮者にとっては生活が変わるわけではない。政治の光が射さないことには変わりがないからだ。
政治家が自分たちだけはお手盛りで給与のほかに領収書が要らないカネを毎月100万円も税金からもらっている。一方で、政治家が生活困窮者のために何もしてくれないからという事で、立ち上がった市民がいたという事を記録し、彼らにエールを送るために、年の瀬から年始にかけ、生活困窮者向けに行った支援について書いておきたい。
年越し支援・コロナ被害相談村 12月31日と1月1日、東京新宿の大久保公園で食料品を配布、相談会も
NPO法人「TENOHASI」 31日と1月2日、東京東池袋公園で弁当を配布。宿泊場所の手配も
NPO法人「自立サポートセンター・もやい」 1月1日、東京新宿の都庁近くで食料品を配布。相談会も
寿越冬闘争実行委員会 1月3日まで横浜市の寿公園で各種相談会と炊き出しも
NPO法人仙台夜まわりグループ 1月4日まで仙台市のみやぎNPOプラザの門前で食品を提供。1月6日には
大人食堂を
東京都 1月5日朝までコロナ禍で職を失った人を対象に宿泊施設を提供
よりそいホットライン 0120・279・338で24時間相談を受け付ける
ChanKanプロジェクト ホームページからメールで相談に対応
聖イグナチオ教会 30日に東京千代田区麹町の教会で「年越し大人食堂」を主催したのは一般社団法人「つくろい東京ファンドなど
生活困窮者のために立ち上がった人達にエールを送るとなれば、キリスト教社会運動家賀川豊彦という名前が頭に浮かぶ。
キリスト教徒というわけではないが、若い頃、教会の日曜礼拝に行ったことがある。
切支丹弾圧にも負けなかった信仰心、キリスト教徒で世のため他人のために頑張っている人がたくさんいることからして尊敬に値する人が信者には少なくない。
アフガンで志半ばで殺されてしまった中村哲さんを筆頭に、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師奥田知志さん、和歌山白浜バプテスト基督教会藤藪洋一さんなどは過去に取り上げたことがある。
新興宗教とされているものには政治の世界に進出している団体もあるみたいだが、この団体が生活困窮者のために炊き出しをしたなどという事は耳にしない。
同じ宗教でも考え方の違いなのだろうか。賀川豊彦の時代からマザーテレサを経て、中村哲さんの時代まで、世の中を佳くしようと努力されている人がキリスト教(広い意味で)関係者に目立つ。
ところが、上述した中では、聖イグナチオ教会はともかく、キリスト教徒かどうか不明ながら、生活困窮者のために頑張る社会活動家たちが少なくないことに感心し、嬉しくなってしまった。
過去にも書いたことだが、人にはそれぞれ立ち位置があり、それぞれがその立ち位置でできることをやればいいのだ。
とはいうものの、誰かのために頑張れるというのは実に立派で見上げたものである。
年の瀬に限らないが、生活困窮者のために頑張っている人にエールを送りたい。
2021年12月10日
「生理の貧困」コロナ禍家計困窮を背景に
経済的な理由で生理用品を十分に購入できない女性を支える動きが広がっている。
新型コロナウイルスの感染拡大による家計の困窮を背景に、「生理の貧困」問題として目が向くようになった。支援する団体は、理解の促進や、継続的な取り組みの必要性を訴えている。と11月26日の読売が伝えている。
こうした状況から、自治体が公立学校や公共施設のトイレで生理用品を無料で配る動きが広がる。
内閣府が全国の自治体を対象に行った調査では、2021年7月時点で支援を実施または検討しているのは581自治体で、全体の32%だった。東京都の杉並区や墨田区など、防災備蓄を活用した自治体が多いが、調布市やさいたま市などは予算措置をして、生理用品を用意していた。
東京都教育委員会は2021年9月から、都立高など約250校の都立学校の女子トイレに生理用ナプキンを置いている。5月に先行実施した7校では、月に70〜300枚ほどが使用されたという。
ただ、こうした支援が一過性に終わるのではないかと危惧する声もある。内閣府の調査に支援を実施していると答えた自治体でも、すでに終えた所もある。窓口に直接来てもらって手渡すなど、利用者がちゅうちょしがちなケースもあるという。
世界の富裕層が宇宙旅行に行く時代となって、日本でも金持ちの道楽と揶揄する向きもある中、実業家が宇宙旅行を楽しんでいる。
一方で、国を維持する次世代の子どもを産み育てる女性が生理用品も買えず、これを名付けて「生理の貧困」と呼ぶ。
このニュースを聞いても、件の実業家や富裕層は何も感じないだろうが、政治家たちもやはり、報酬と呼ばれる給与以外に毎月100万円もの活動費、それも領収書もいらないカネをもらっているから、何も感じないだろう。
政府はといえば、内閣官房機密費という領収書が要らないカネを湯水の如く使っている。
岸田首相が参与に任命した落選した自民党の派閥領袖はコロナ禍で雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金を約60万円、受給していた問題が発覚、厳しく批判されている。
TVではNHKが中間層の凋落という事を取り上げていた。
残業代を当てにマイホーム購入代金のローンを組んできた人が、残業代がコロナ禍で減ったため、ローンが支払えずせっかく手に入れたマイホームを手放す破目になったと伝えていた。
生理用品の件は一つには公共トイレにはトイレットペーパーと一緒にセットしておけばかなりの女性が助かるだろう。
しかし、根本的なことは、子どもを産むためには生理がなければ困るわけで、女性たちは産めよ増やせよの掛け声で子どもを産まされ、兵隊を増やして戦死させられた時代とは別にして、国を維持するために子どもを産み育ててくれることからも、もっと国から丁重に大切に扱われてしかるべきである。
生理用品など買わなくても、手に入れるくらいのことはやろうと思えばできるだろう。
政府も、政治家も、自分たちばかりお手盛りで勝手なことをして、富裕層は応分の税金を負担していないだけではないのか。
ここにメスを入れる政治家を増やすことだ。
新型コロナウイルスの感染拡大による家計の困窮を背景に、「生理の貧困」問題として目が向くようになった。支援する団体は、理解の促進や、継続的な取り組みの必要性を訴えている。と11月26日の読売が伝えている。
こうした状況から、自治体が公立学校や公共施設のトイレで生理用品を無料で配る動きが広がる。
内閣府が全国の自治体を対象に行った調査では、2021年7月時点で支援を実施または検討しているのは581自治体で、全体の32%だった。東京都の杉並区や墨田区など、防災備蓄を活用した自治体が多いが、調布市やさいたま市などは予算措置をして、生理用品を用意していた。
東京都教育委員会は2021年9月から、都立高など約250校の都立学校の女子トイレに生理用ナプキンを置いている。5月に先行実施した7校では、月に70〜300枚ほどが使用されたという。
ただ、こうした支援が一過性に終わるのではないかと危惧する声もある。内閣府の調査に支援を実施していると答えた自治体でも、すでに終えた所もある。窓口に直接来てもらって手渡すなど、利用者がちゅうちょしがちなケースもあるという。
世界の富裕層が宇宙旅行に行く時代となって、日本でも金持ちの道楽と揶揄する向きもある中、実業家が宇宙旅行を楽しんでいる。
一方で、国を維持する次世代の子どもを産み育てる女性が生理用品も買えず、これを名付けて「生理の貧困」と呼ぶ。
このニュースを聞いても、件の実業家や富裕層は何も感じないだろうが、政治家たちもやはり、報酬と呼ばれる給与以外に毎月100万円もの活動費、それも領収書もいらないカネをもらっているから、何も感じないだろう。
政府はといえば、内閣官房機密費という領収書が要らないカネを湯水の如く使っている。
岸田首相が参与に任命した落選した自民党の派閥領袖はコロナ禍で雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金を約60万円、受給していた問題が発覚、厳しく批判されている。
TVではNHKが中間層の凋落という事を取り上げていた。
残業代を当てにマイホーム購入代金のローンを組んできた人が、残業代がコロナ禍で減ったため、ローンが支払えずせっかく手に入れたマイホームを手放す破目になったと伝えていた。
生理用品の件は一つには公共トイレにはトイレットペーパーと一緒にセットしておけばかなりの女性が助かるだろう。
しかし、根本的なことは、子どもを産むためには生理がなければ困るわけで、女性たちは産めよ増やせよの掛け声で子どもを産まされ、兵隊を増やして戦死させられた時代とは別にして、国を維持するために子どもを産み育ててくれることからも、もっと国から丁重に大切に扱われてしかるべきである。
生理用品など買わなくても、手に入れるくらいのことはやろうと思えばできるだろう。
政府も、政治家も、自分たちばかりお手盛りで勝手なことをして、富裕層は応分の税金を負担していないだけではないのか。
ここにメスを入れる政治家を増やすことだ。
2021年10月03日
非正規雇用が路上生活者を増やす
昨日、NHK「首都圏情報ネタドリ!」で、コロナ禍で仕事がなくなり、住処を追われて路上生活になってしまった若者と、彼に救いの手を差し伸べ、寄り添う福祉の活動家のことを取り上げていた。
内容は番組の㏋によれば、「“底が抜けた社会”の片隅で〜コロナ禍 若者からのSOS〜」というテーマで。
「所持金が残り数十円」「もう死ぬしかありません」コロナが長期化する中、仕事も住まいも失い、路上から助けを求める人が後を絶たない。
反貧困ネットワークの瀬戸大作さんは、去年春からSOSを寄せた人のもとに駆け付ける支援に奔走してきた。いま相談者のほとんどが若者で相談内容も深刻化しているという。
「弱い立場の人が追い詰められ社会の底が抜けてしまった」という瀬戸さん。東京の路上から見える現実を追った。」というもの。
貧困問題は、運の良さと運の悪さで論じるような問題ではないが、団塊の世代の一人である自分はどちらかといえば、運がよかった部類に間違いなく入る。
父親が召集され、戦地から無事に帰国してくれたから、この世に生まれてくることができた。
戦前に生まれていて、青年になっていれば、召集され、戦場に送られた。
団塊の世代だから、同世代の人口は多いに決まっているが、就職するときは、ほとんど正規雇用だった。
その団塊の世代とその前の世代が主となって全共闘運動や労働運動をやっていた頃までは現在ほど貧困問題が世間を賑わしてはいなかった。
学生運動が過激化し、内ゲバという自壊作用で一気に下火となり、民営化による労働組合つぶしで、そこで台頭してきたのが経営側で、労働三法と労働組合に守られている労働者を正規雇用から非正規雇用化し、簡単に首が切れるように運んだ。
非正規雇用化された労働者は、年金も健康保険も会社が掛け金を負担せずにすませる代わりに、国民年金と国民健康保険に加入することを余儀なくされた。
こうなると、団塊の世代の子どもたちが非正規雇用化され、親の経済力がある子どもはまだいいが、家庭に恵まれに子どもは、大変である。
雇用が安定しないからコロナ禍で職を失うと、住処を追われ、路上生活に簡単に堕ちてしまう。
戦前の農村の貧困問題は、娘たちの身売りという形で忘八者と呼ばれた女衒と廓の楼主だけがいい思いをした。
さて、、職を失い、住処を追われた若者には、親も兄弟もなく、助けてくれる人は誰もいないからと死を決意しても簡単には死ねない。
そこで、彼に手を差し伸べたのが反貧困ネットワークの瀬戸大作さんだ。
「これからは一人じゃないから」と彼らに寄り添い、伴走してくれている。
年越し派遣村や路上生活者を炊き出しなどで支援している人は立派で、頭が下がる。
貧富の格差を少しでも減らすには、少なくとも選挙で政治を変えていかなければならないが、あきらめムードが漂う世の中の貧困階層にはそんな余裕すらなく、その日の食事の心配で終わってしまう。
どうしてこんな世の中になってしまったのか、実は戦争前の時とよく似ているのだ。
労働者は団結しなければならないが、その組合はつぶされ、御用組合化してしまった。
学生時代からもっと世の中のことをしっかり考える習慣を身につけ、生き方を真剣に考えることが必要だった。
瀬戸さんたちに助けられたら、今度は自分が助ける番だ。
内容は番組の㏋によれば、「“底が抜けた社会”の片隅で〜コロナ禍 若者からのSOS〜」というテーマで。
「所持金が残り数十円」「もう死ぬしかありません」コロナが長期化する中、仕事も住まいも失い、路上から助けを求める人が後を絶たない。
反貧困ネットワークの瀬戸大作さんは、去年春からSOSを寄せた人のもとに駆け付ける支援に奔走してきた。いま相談者のほとんどが若者で相談内容も深刻化しているという。
「弱い立場の人が追い詰められ社会の底が抜けてしまった」という瀬戸さん。東京の路上から見える現実を追った。」というもの。
貧困問題は、運の良さと運の悪さで論じるような問題ではないが、団塊の世代の一人である自分はどちらかといえば、運がよかった部類に間違いなく入る。
父親が召集され、戦地から無事に帰国してくれたから、この世に生まれてくることができた。
戦前に生まれていて、青年になっていれば、召集され、戦場に送られた。
団塊の世代だから、同世代の人口は多いに決まっているが、就職するときは、ほとんど正規雇用だった。
その団塊の世代とその前の世代が主となって全共闘運動や労働運動をやっていた頃までは現在ほど貧困問題が世間を賑わしてはいなかった。
学生運動が過激化し、内ゲバという自壊作用で一気に下火となり、民営化による労働組合つぶしで、そこで台頭してきたのが経営側で、労働三法と労働組合に守られている労働者を正規雇用から非正規雇用化し、簡単に首が切れるように運んだ。
非正規雇用化された労働者は、年金も健康保険も会社が掛け金を負担せずにすませる代わりに、国民年金と国民健康保険に加入することを余儀なくされた。
こうなると、団塊の世代の子どもたちが非正規雇用化され、親の経済力がある子どもはまだいいが、家庭に恵まれに子どもは、大変である。
雇用が安定しないからコロナ禍で職を失うと、住処を追われ、路上生活に簡単に堕ちてしまう。
戦前の農村の貧困問題は、娘たちの身売りという形で忘八者と呼ばれた女衒と廓の楼主だけがいい思いをした。
さて、、職を失い、住処を追われた若者には、親も兄弟もなく、助けてくれる人は誰もいないからと死を決意しても簡単には死ねない。
そこで、彼に手を差し伸べたのが反貧困ネットワークの瀬戸大作さんだ。
「これからは一人じゃないから」と彼らに寄り添い、伴走してくれている。
年越し派遣村や路上生活者を炊き出しなどで支援している人は立派で、頭が下がる。
貧富の格差を少しでも減らすには、少なくとも選挙で政治を変えていかなければならないが、あきらめムードが漂う世の中の貧困階層にはそんな余裕すらなく、その日の食事の心配で終わってしまう。
どうしてこんな世の中になってしまったのか、実は戦争前の時とよく似ているのだ。
労働者は団結しなければならないが、その組合はつぶされ、御用組合化してしまった。
学生時代からもっと世の中のことをしっかり考える習慣を身につけ、生き方を真剣に考えることが必要だった。
瀬戸さんたちに助けられたら、今度は自分が助ける番だ。
2021年09月24日
高校中退 後悔させないために
NHKクローズアップ現代+で、「さらば!高校ドロップアウト ルポ・中退防止最前線」を放送していたが、少ししか視聴できなかった。
番組の㏋によれば、「毎年全国で4万人を超える高校中退者。その防止に懸命に取り組む都立高校がある。
自傷行為を繰り返し、人との関係を築けない生徒や家庭に居場所をなくし、意欲を失う生徒たち。
校長は教師たちと個々の生徒の背景や事情に合わせて、従来の規定にとらわれない中退防止の方法を模索す
る。目指すは「さらば!社会からのドロップアウト」。
中退が将来の非正規雇用や無職につながりやすく、若者の貧困を生みだすきっかけになるためだ。
中退防止最前線からの報告。」と記されているので、おおよその内容はわかるだろう。
今、将棋界で一つの時代をつくるだろうとその強さを称えられている藤井聡太三冠がもう少しで卒業というところで高校を中退したことがニュースになったくらいで、周囲の人も含め高校だけは卒業してほしいというのが普通の考え方であろう。
ただし、朝から寝るまで将棋のことしか考えないという藤井さんにとっては、時間との戦いで、今、将棋に取り組まないと強くなれないのだとか。
もう、十分強いと思うが、もっと強くなるためには高校に行っている場合ではないらしい。
藤井さんのようにその世界で語り継がれるような存在となれば、高校中退であっても何ら不都合はないだろうが、市井に生きる普通の人が暮らしていくためには、高校中退となると就ける仕事が限られてくる。
就けるのは学歴など全く問われない仕事、思いつくのは一次産業や職人などの世界くらいだ。
先日、NHKTVドキュメント72時間で放送された気仙沼漁港のコンビニで買い物をしていた漁船で働く魚を捕るのが仕事の男性は学歴は関係ないからと笑顔で言いながら、稼ぎの良さに比例するかのような命がけの仕事に就いている感想を語っていた。
小田急線車内10人刺傷事件の被疑者は大学を中退し、職を転々とし、30代の若さで生活保護を受給し、自分だけが不幸だと大学で単位が取れなかったのは自分の努力が足りなかったからであるにもかかわらず、他者を羨みその怒りを刃物を持って、か弱い女性にぶつけた卑怯者だった。
大学中退者でも正規の仕事にはつけないくらいだから、まして、高校中退では就ける職業が狭くなってしまう。
格差社会で生きにくくなることがわかっているから、年長者は高校中退をするなと止めるのだが、若い人は、想像力を磨いてこなかったから、先のことが考えられない。
女子高生であれば、若いうちは学歴など問われない風俗や水商売で稼げるかもしれない。
やる気があればの話だが、農業や林業などの一次産業や職人の世界に進路を選択する道もあるが。高校さえも卒業できないようでは厳しい職業には就いても果たしてやっていけるのか。
TVで紹介していたのは東京都立拓真高校で、八王子市にあるそうだ。
甘い考えで高校中退するなら、人生は茨の道を歩くことが決定したものだと思った方がいい。
番組の㏋によれば、「毎年全国で4万人を超える高校中退者。その防止に懸命に取り組む都立高校がある。
自傷行為を繰り返し、人との関係を築けない生徒や家庭に居場所をなくし、意欲を失う生徒たち。
校長は教師たちと個々の生徒の背景や事情に合わせて、従来の規定にとらわれない中退防止の方法を模索す
る。目指すは「さらば!社会からのドロップアウト」。
中退が将来の非正規雇用や無職につながりやすく、若者の貧困を生みだすきっかけになるためだ。
中退防止最前線からの報告。」と記されているので、おおよその内容はわかるだろう。
今、将棋界で一つの時代をつくるだろうとその強さを称えられている藤井聡太三冠がもう少しで卒業というところで高校を中退したことがニュースになったくらいで、周囲の人も含め高校だけは卒業してほしいというのが普通の考え方であろう。
ただし、朝から寝るまで将棋のことしか考えないという藤井さんにとっては、時間との戦いで、今、将棋に取り組まないと強くなれないのだとか。
もう、十分強いと思うが、もっと強くなるためには高校に行っている場合ではないらしい。
藤井さんのようにその世界で語り継がれるような存在となれば、高校中退であっても何ら不都合はないだろうが、市井に生きる普通の人が暮らしていくためには、高校中退となると就ける仕事が限られてくる。
就けるのは学歴など全く問われない仕事、思いつくのは一次産業や職人などの世界くらいだ。
先日、NHKTVドキュメント72時間で放送された気仙沼漁港のコンビニで買い物をしていた漁船で働く魚を捕るのが仕事の男性は学歴は関係ないからと笑顔で言いながら、稼ぎの良さに比例するかのような命がけの仕事に就いている感想を語っていた。
小田急線車内10人刺傷事件の被疑者は大学を中退し、職を転々とし、30代の若さで生活保護を受給し、自分だけが不幸だと大学で単位が取れなかったのは自分の努力が足りなかったからであるにもかかわらず、他者を羨みその怒りを刃物を持って、か弱い女性にぶつけた卑怯者だった。
大学中退者でも正規の仕事にはつけないくらいだから、まして、高校中退では就ける職業が狭くなってしまう。
格差社会で生きにくくなることがわかっているから、年長者は高校中退をするなと止めるのだが、若い人は、想像力を磨いてこなかったから、先のことが考えられない。
女子高生であれば、若いうちは学歴など問われない風俗や水商売で稼げるかもしれない。
やる気があればの話だが、農業や林業などの一次産業や職人の世界に進路を選択する道もあるが。高校さえも卒業できないようでは厳しい職業には就いても果たしてやっていけるのか。
TVで紹介していたのは東京都立拓真高校で、八王子市にあるそうだ。
甘い考えで高校中退するなら、人生は茨の道を歩くことが決定したものだと思った方がいい。
2021年09月23日
たどり着いたバス停で殺された路上生活の女性
2021年5月21日に放送されたNHK「ストーリーズ事件の涙」たどりついたバス停で ある女性ホームレスの死 」を毎日見ているYouTubeで偶々見つけた。
この事件のニュースが流れた時、必ず書くと決めていたが、NHKで放送されたことを知らなくて詳しい事情がわからなかったことから、先延ばしになっていたのである。
番組の㏋によれば、「2020年、東京・渋谷のバス停で男に殴られて死亡したホームレスの女性に大勢の女性たちが自身を重ね、声を上げている。事件が社会に問いかけるものとは何か、明らかにする。
去年11月、東京・渋谷区内のバス停で休んでいたホームレスの女性が男に殴られて命を落とした。当時、所持していた現金はわずか8円。
生活苦の末に行き場を失い、事件に巻き込まれた。「彼女は私だ」、「彼女は社会に殺された」。いま大勢の女性たちが被害者にみずからを重ね、SNSなどを通して声を上げ始めている。
事件が社会に問いかけるものとは何か。女性のたどった人生と女性たちへの取材から明らかにする。」と概要が記されていた。
広島出身で、若い頃、声優やアナウンサーを夢見て、劇団で芝居をやっていた。
27歳で結婚、東京に移り住むも、亭主のDVでわずか1年で離婚。数年で転職を繰り返し、非正規の職を転々としながらなんとか暮らしていた。
事件の前はスーパーなどでの試食販売の仕事にありつくも、コロナの感染拡大で職を失い、アパートの家賃が払えず、住処を追われてしまい、路上生活を余儀なくされる。
今、路上生活と言っても、東京都の知事が新宿の駅から都庁へと続く地下道に路上生活の人がいられないような構築物を作り、路上生活者追い出しをやってきたため、簡単には居場所がみつからない。
まして、64歳といっても女性である。
やっとたどり着いたのが殺され事件現場となった渋谷のバス停だった。
彼女を殺害した被疑者の男は袋に石を入れて殴ったというのだから、明らかに殺意があったが、刑罰を軽くするため、殺意がなかったと自己弁護しているらしい。
被疑者の男はボランテイアでゴミを拾っていて、邪魔だったと勝手な理屈を言っているらしいが、どんな弁解も通用しないほど酷い話である。
道路はお前の所有ではないだろう。死ぬまで刑務所に入っていろと被害者に代わって恨みの言葉を言ってやりたい。
若い頃、学生時代の友人で営業マンの男から誘われ、銀座と言っても多分場末だと思うが、彼の行きつけの酒場に行ったことがある。
その店で、アルバイトホステスとして働いていた女性が芝居をやっているというので、花束を買い求め、池袋まで観に行った。
その時の演目はヘレンケラーで、彼女は端役だったが、まさか、店の客が、それも初めて来た客が芝居を観に来てくれるとは思わなかったようだが、その女性とその後、どうにかなったというようなドラマのようなことはなかった。
要は俳優を夢見ている人は殺された女性同様少なくないということが言いたかった。
先般、小田急線車内で10人刺傷事件の被疑者が自暴自棄になって事件を起こしたことについて、厳しく糾弾することを書いた。
その時、転落していく人生について、TVの『相棒』で放送した「ボーダーライン」や映画の『東京難民』の主人公の例を参考に紙一重なんだと綴った。
企業経営者からの要請を企業寄りの自民党が受け入れたのが、派遣労働制度で、非正規雇用がほとんどである。
路上生活者が増えていく一因となっているのが非正規雇用で、なぜかといえば、非正規雇用であれば、労働三法に守られず、簡単に首が切られるからだ。
さらに、経営側が掛け金の一部を負担してくれる社会保険や厚生年金ではなく、保険は国保、年金は国民年金ということで国民年金の保険料を納めることなく過ごしてしまえば、年金受給年齢がやってきても無年金となってしまう。
日本国憲法の下で、生活保護法があり、小田急の切り付け事件の被疑者は生活保護を受給していたというが、路上生活者の多くが生活保護を受けたくない、あるいは受ける術がわからないということで、公共的セイフティネットも功を奏していない。
想像力を磨いてほしいとは、自分の口癖となっていることだが、他人事ではないのである。
田舎から上京してきて、アパート暮らしで非正雇用となれば、路上生活の予備群と言っても過言ではないからだ。
アパート暮らしも路上生活も生活保護も紙一重だから、非正規雇用を減らす必要がある。
秋の彼岸だから、死んだ人、殺された人のことを少しは考えてやりたい。
この事件のニュースが流れた時、必ず書くと決めていたが、NHKで放送されたことを知らなくて詳しい事情がわからなかったことから、先延ばしになっていたのである。
番組の㏋によれば、「2020年、東京・渋谷のバス停で男に殴られて死亡したホームレスの女性に大勢の女性たちが自身を重ね、声を上げている。事件が社会に問いかけるものとは何か、明らかにする。
去年11月、東京・渋谷区内のバス停で休んでいたホームレスの女性が男に殴られて命を落とした。当時、所持していた現金はわずか8円。
生活苦の末に行き場を失い、事件に巻き込まれた。「彼女は私だ」、「彼女は社会に殺された」。いま大勢の女性たちが被害者にみずからを重ね、SNSなどを通して声を上げ始めている。
事件が社会に問いかけるものとは何か。女性のたどった人生と女性たちへの取材から明らかにする。」と概要が記されていた。
広島出身で、若い頃、声優やアナウンサーを夢見て、劇団で芝居をやっていた。
27歳で結婚、東京に移り住むも、亭主のDVでわずか1年で離婚。数年で転職を繰り返し、非正規の職を転々としながらなんとか暮らしていた。
事件の前はスーパーなどでの試食販売の仕事にありつくも、コロナの感染拡大で職を失い、アパートの家賃が払えず、住処を追われてしまい、路上生活を余儀なくされる。
今、路上生活と言っても、東京都の知事が新宿の駅から都庁へと続く地下道に路上生活の人がいられないような構築物を作り、路上生活者追い出しをやってきたため、簡単には居場所がみつからない。
まして、64歳といっても女性である。
やっとたどり着いたのが殺され事件現場となった渋谷のバス停だった。
彼女を殺害した被疑者の男は袋に石を入れて殴ったというのだから、明らかに殺意があったが、刑罰を軽くするため、殺意がなかったと自己弁護しているらしい。
被疑者の男はボランテイアでゴミを拾っていて、邪魔だったと勝手な理屈を言っているらしいが、どんな弁解も通用しないほど酷い話である。
道路はお前の所有ではないだろう。死ぬまで刑務所に入っていろと被害者に代わって恨みの言葉を言ってやりたい。
若い頃、学生時代の友人で営業マンの男から誘われ、銀座と言っても多分場末だと思うが、彼の行きつけの酒場に行ったことがある。
その店で、アルバイトホステスとして働いていた女性が芝居をやっているというので、花束を買い求め、池袋まで観に行った。
その時の演目はヘレンケラーで、彼女は端役だったが、まさか、店の客が、それも初めて来た客が芝居を観に来てくれるとは思わなかったようだが、その女性とその後、どうにかなったというようなドラマのようなことはなかった。
要は俳優を夢見ている人は殺された女性同様少なくないということが言いたかった。
先般、小田急線車内で10人刺傷事件の被疑者が自暴自棄になって事件を起こしたことについて、厳しく糾弾することを書いた。
その時、転落していく人生について、TVの『相棒』で放送した「ボーダーライン」や映画の『東京難民』の主人公の例を参考に紙一重なんだと綴った。
企業経営者からの要請を企業寄りの自民党が受け入れたのが、派遣労働制度で、非正規雇用がほとんどである。
路上生活者が増えていく一因となっているのが非正規雇用で、なぜかといえば、非正規雇用であれば、労働三法に守られず、簡単に首が切られるからだ。
さらに、経営側が掛け金の一部を負担してくれる社会保険や厚生年金ではなく、保険は国保、年金は国民年金ということで国民年金の保険料を納めることなく過ごしてしまえば、年金受給年齢がやってきても無年金となってしまう。
日本国憲法の下で、生活保護法があり、小田急の切り付け事件の被疑者は生活保護を受給していたというが、路上生活者の多くが生活保護を受けたくない、あるいは受ける術がわからないということで、公共的セイフティネットも功を奏していない。
想像力を磨いてほしいとは、自分の口癖となっていることだが、他人事ではないのである。
田舎から上京してきて、アパート暮らしで非正雇用となれば、路上生活の予備群と言っても過言ではないからだ。
アパート暮らしも路上生活も生活保護も紙一重だから、非正規雇用を減らす必要がある。
秋の彼岸だから、死んだ人、殺された人のことを少しは考えてやりたい。
2021年09月18日
貧困、格差が直撃する母子家庭
「広がる貧困 母子家庭の危機に」「実質的に失業92万人 働いても報われず」「生理用品買えず 無料配布の動き 高校や大学」という見出しで8月30日の読売が社会保障の紙面に「安心の設計 支え合い あしたへ第6部 困難に寄り添う 上」というタイトルで母子家庭の窮状を紹介し支援を求めていることを取り上げている。
母子家庭といえば、8月22日の読売が「顔 Sunday」で母子家庭の住まいを支援する建築士 秋山怜史さん(40)の提案「シェアハウスを全国に」という母子家庭支援の動きを伝えていた。
新型コロナウイルス禍の長期化で、女性たちが困窮の瀬戸際に立たされている。
時短営業や休業が求められてきた飲食店や販売などの仕事は女性の割合が高いためで、子育てで時間的な制約もあるシングルマザーの状況は特に厳しい。
女性たちを支援する取り組みを取材し、紹介するというもの。
「深夜の託児所先輩ママがオープン」という小見出しで託児所を運営する「一般社団法人シングルマザーの幸せな生活研究所」 代表理事柿木有紀さん(52)のことが紹介されている。
自身シングルマザーで子育てをしてきたから、シングルマザーの苦境というものが身に染みて理解しているため、子どもが成長し、子育てにある程度目途が立った今、今度は支える側に回っている。
福井で経営するバーでシングルマザーを雇い入れ、託児所を経営している。
さらにシングルマザーのキャリアアップ支援に取り組み、特産の「越前和紙」の加工業者と組み、アートフラワーやコサージュを作る内職もあっせんしている。
寄付で集まった子供服やおもちゃ、食料品、日用雑貨などを、必要な家庭に配る取り組みも始めた。
運営スタッフは無論シングルマザーが活躍している。
生活困窮の広がりは、国が2020年3月に始めた「特例貸付制度」(上限200万円)の申し込みが2021年7月上旬時点で全国で250万件を超えたことからも明らかとなっている。
安倍、菅内閣の失政でコロナ禍が長引き、社会的弱者である女性、とりわけシングルマザーが苦境に立たされている。
PCR検査を徹底し、陽性者を見つけ出し、隔離して治療するという感染を抑止するためにどうしてもやらなければならないことをやらず、感染が拡大し、中国がやったように野戦病院のような臨時的な医療施設を作らなかったため、感染しても入院できず、自宅待機ということで死者が増えた。
明らかに医療崩壊が起きてしまった。
対策でやったことは緊急事態宣言と蔓延防止の呼びかけだけだから、感染を減らすことはできず、役にも立たないあべのマスクを配り、しかも、経済優先のGoToトラベル、GoToイート政策で感染が地方都市にまで拡大してしまった。
1人10万円配ったのだけが評価できることだが、感染防止にはならない。
こうなると、感染拡大の標的とされた飲食業で働く女性たちが生活困窮のどん底に突き落とされたも同然である。
有効な手を打てなかった首相が二人とも交代するのだから、今度こそ、これまでの政権と関係ない人、有効な対策を打てる人、シングルマザーや貧困問題に理解ある人に首相になってもらいたい。
さて、シングルマザーの生活を支えてくれている人がシングルマザーの先輩だったということで、やはり、同じ苦しみを経験してきた人がその苦境を一番理解してくれていることがよくわかる。
誰も言わないことを一つだけ書いておきたい。
シングルマザーが困っていれば、国や自治体が救済するということが必要である。プラスして、マザーというからには男がいなければ母親になれないのだから、男たちの責任をもっと厳しく糾弾していく必要があるということ。
女性を妊娠させた男たちの責任、これが問われないことがおかしい。
このことを強調しておきたい。
母子家庭といえば、8月22日の読売が「顔 Sunday」で母子家庭の住まいを支援する建築士 秋山怜史さん(40)の提案「シェアハウスを全国に」という母子家庭支援の動きを伝えていた。
新型コロナウイルス禍の長期化で、女性たちが困窮の瀬戸際に立たされている。
時短営業や休業が求められてきた飲食店や販売などの仕事は女性の割合が高いためで、子育てで時間的な制約もあるシングルマザーの状況は特に厳しい。
女性たちを支援する取り組みを取材し、紹介するというもの。
「深夜の託児所先輩ママがオープン」という小見出しで託児所を運営する「一般社団法人シングルマザーの幸せな生活研究所」 代表理事柿木有紀さん(52)のことが紹介されている。
自身シングルマザーで子育てをしてきたから、シングルマザーの苦境というものが身に染みて理解しているため、子どもが成長し、子育てにある程度目途が立った今、今度は支える側に回っている。
福井で経営するバーでシングルマザーを雇い入れ、託児所を経営している。
さらにシングルマザーのキャリアアップ支援に取り組み、特産の「越前和紙」の加工業者と組み、アートフラワーやコサージュを作る内職もあっせんしている。
寄付で集まった子供服やおもちゃ、食料品、日用雑貨などを、必要な家庭に配る取り組みも始めた。
運営スタッフは無論シングルマザーが活躍している。
生活困窮の広がりは、国が2020年3月に始めた「特例貸付制度」(上限200万円)の申し込みが2021年7月上旬時点で全国で250万件を超えたことからも明らかとなっている。
安倍、菅内閣の失政でコロナ禍が長引き、社会的弱者である女性、とりわけシングルマザーが苦境に立たされている。
PCR検査を徹底し、陽性者を見つけ出し、隔離して治療するという感染を抑止するためにどうしてもやらなければならないことをやらず、感染が拡大し、中国がやったように野戦病院のような臨時的な医療施設を作らなかったため、感染しても入院できず、自宅待機ということで死者が増えた。
明らかに医療崩壊が起きてしまった。
対策でやったことは緊急事態宣言と蔓延防止の呼びかけだけだから、感染を減らすことはできず、役にも立たないあべのマスクを配り、しかも、経済優先のGoToトラベル、GoToイート政策で感染が地方都市にまで拡大してしまった。
1人10万円配ったのだけが評価できることだが、感染防止にはならない。
こうなると、感染拡大の標的とされた飲食業で働く女性たちが生活困窮のどん底に突き落とされたも同然である。
有効な手を打てなかった首相が二人とも交代するのだから、今度こそ、これまでの政権と関係ない人、有効な対策を打てる人、シングルマザーや貧困問題に理解ある人に首相になってもらいたい。
さて、シングルマザーの生活を支えてくれている人がシングルマザーの先輩だったということで、やはり、同じ苦しみを経験してきた人がその苦境を一番理解してくれていることがよくわかる。
誰も言わないことを一つだけ書いておきたい。
シングルマザーが困っていれば、国や自治体が救済するということが必要である。プラスして、マザーというからには男がいなければ母親になれないのだから、男たちの責任をもっと厳しく糾弾していく必要があるということ。
女性を妊娠させた男たちの責任、これが問われないことがおかしい。
このことを強調しておきたい。