政府は、国産木材を使って住宅を建てた人に、家具や家電製品、地域通貨などと交換できるポイントを付与する制度を創設する方向で検討に入った。と読売が報じている。
農林水産省が2013年度予算の概算要求に盛り込む。国産木材の利用を促すことで地域経済の活性化を図る狙いがあるほか、不況で冷え込んでいる住宅市場を下支えする効果も期待される。
使用する国産木材の量に応じてポイントがもらえる仕組みとする。木造住宅の場合、1戸あたりの付与ポイントは、20万〜30万ポイント(1ポイント=1円)程度になるとみられる。
東日本大震災の被災地以外からの申請が7月で打ち切られた「住宅版エコポイント制度」と同様に、受け取ったポイントは様々な商品と交換できるようにする。
政府が国産木材の利用を後押しするのは、スギやヒノキなど国産木材の価格が急落し、地域経済に深刻な影響が及んでいるとの危機感があるためだ。
急速に進んだ円高・ユーロ安を背景に、北欧などから安価な木材が流入。高級木材として知られるヒノキの価格(1立方メートルあたり)は7月時点で1万6800円と、ピークだった1980年ごろの約4分の1にまで値下がりしている。
生きていくとき、何が大事かということで、それは「自由」だといつも訴え、と同時に、自然環境が大事で、とりわけ、森林などの樹木や水の大切さについても折々とりあげてきた。
恵まれた自然環境の有難味を忘れてしまった日本人。いつから、こんなにも駄目になってしまったのか、今回は、ふだん自分が考えていることを書いておく。
わが国は、周囲を海に囲まれ、国土の面積の7割が森林だといわれているくらい、豊かな緑に恵まれている。
この豊かな緑が、周囲の海を育て、おいしい魚を棲息させてきた。落ち葉はたい肥となり、農作物の生産にも役立ってきた。
ところが、近年、日本人は、この大自然が育んでくれた豊かな森林の活用など第一次産業を軽視し、徒に工業化に走り、車の販売に力を入れ、車が売れなくなるとエコカー補助などで売り上げ増に政府が全面的にバックアップしたりしてきた。
一方で、神様が恵んでくれた、海、森林、田んぼなどの活用が疎かになってしまったことを嘆く声すら聞かなくなっている。
話を森林の樹木の活用に絞ってみれば、効率化を追求するばかりに、廉価な外材、輸入材を使うことばかり考え、国産材の活用をしてこなかった。
豊かな森林には、お宝である国産材が眠っている。これを使わないというのは、神に対する冒涜以外の何物でもない。
国の形、国の在り様を今こそ見つめ直す機会がやってきたのだ。
わが国の個人住宅はといえば、その多くが木造であり、その住宅用木材として、国土の7割を占める森林から国産材を使うことを義務づけるような政策をとってこなかった政府の無策ぶり、無能ぶりが腹立たしい。
ようやくここにきて、国産材の住宅への活用に取り組む姿勢を政府が見せたのはいいことだ。
今日も、昨日も、たぶん明日も暑いだろう。暑くて毎日敵わないが、大きな樹木は日陰を作り、アスファルトジャングルで生活する都会の人にもオアシスを与えてくれる。
森林がしっかりしていれば、洪水だって予防できるはず。
新自由主義に毒されている人は、生きていくとき何が重要かきちんと判断できなくなっているのではないか。
我々は、何を大事にしなければいけないのか、考え直すときがきている。
2012年08月27日
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