2012年01月30日

生ごみ畑で堆肥に…東京日野の市民グループ

 東京は市部多摩地域の日野市の畑で、市内の家庭から回収した生ごみを畑の土に混ぜて堆肥にし、野菜や花を栽培する取り組みが、市民グループによって行われている。合言葉は「生ごみは資源」。年間30トンのごみ減量につながるうえ、住民が農作業に参加する地域交流の場にもなっているとよみうりのネットでみた。

 浅川にほど近い日野市新井に、市民グループ「まちの生ごみ活かし隊」が農作業を行う、広さ約20アールの「せせらぎ農園」がある。12月下旬に訪ねると、ミカンの皮や大根の葉などの生ごみを、荷台にどっさり積んだトラックが畑の中に止まっていた。

 「活かし隊」が協力家庭から集めた生ごみの山だ。畑の土に混ぜ発酵させ、肥料に変える。ごみの中には様々な野菜くずが顔をのぞかせ、活かし隊代表の佐藤美千代さん(49)は「ごみで旬が分かる」と笑う。

 この日は10人ほどの男女が、約20平方メートルの区画の土の上に、くわを使って生ごみを広げていた。表面に発酵を促す米ぬかボカシをまき、生ごみと土を耕運機で混ぜ合わせていく。水分を吸う落ち葉をかぶせ、雨や猫よけのシートで覆えば一段落。手慣れた様子で、作業を進めていた。

 土に混ぜられた生ごみは、シートの下で自然発酵。夏なら1か月、冬でも3か月ほどで熟成する。発酵が終わった別の区画を見せてもらうと生ごみは跡形もなく、ふっくら黒々とした土が出来上がっていた。そして生ごみが堆肥化して養分が豊富になったこの土に、野菜や花の種を直接まいて育てる。収穫が済むと、再び生ごみを混ぜて土作りだ。

 この生ごみ堆肥農法は、長崎県佐世保市のNPO法人「大地といのちの会」の手法を参考にした。同NPO理事長の吉田俊道さん(52)は同県の元農業改良普及員で、「生ごみ先生の元気野菜革命」(東洋経済新報社)などの著書がある。10年以上、生ごみ活用による野菜作りに取り組んできた。「生ごみには、野菜の皮や芯などミネラルやビタミンの多い部分が多く、土中の微生物を活性化させる利点がある」と説明する。生ごみを使うため臭いが気になりそうだが、「すぐ土に入れてしまえば腐敗しにくい」と話す。

 活かし隊はごみの減量に取り組む市民グループの参加者が中心になり、2006年に発足した。08年以降、生ごみを土に混ぜて肥料にし、野菜や花を栽培する取り組みを続けている。

 生ごみは、周辺の約200世帯の協力を得て、週に計600〜700キロを回収。腐敗による悪臭を防ぐため、専用の蓋付きバケツと発酵を促す竹の粉も配布している。この活動により、年間30トンほどの生ごみが、焼却されず肥料に変わっている計算だ。

 隊の取り組みが始まって3年が過ぎ、この生ごみ堆肥の畑作りは、地域活動としても定着してきた。週2回畑で行われる自由参加の農作業には、毎回10〜20人の近隣住民が顔を出す。主に口コミで集まった人たちで、子育て中の主婦や定年退職した元会社員らが、一緒に農具を握る。

 このほか隊では、児童館の子どもたちにサツマイモの栽培・収穫体験の場を提供したり、生ごみの発酵促進剤を障害者の就労支援団体から購入したりと、地域協働にも力を入れる。

 佐藤さんは「焼却処分されるはずのごみが肥料になり、野菜や花を楽しめる上、コミュニティー作りにもつながっている」と目を輝かせる。生ごみを軸にものと人、地域の資源がつながり、好循環を生んでいると言えそうだ。


 東京日野と言えば、新撰組副長土方歳三の生まれ育った土地として知られる。

 格別な理由があるわけではない。どこの県とは言わないが、明治維新以降のさばってきた連中が好きでないので、最後まで彼らに抵抗した土方歳三にエールを送りたい気持ちがあるのかもしれない。

 そんなことよりも栗塚旭が土方歳三を演じた司馬遼太郎原作『燃えよ剣』を青春時代に夢中で見て好きになったという方が的を得ているような気もする。

 『燃えよ剣』は原作を買い求め、読んでいるが、あれからこの前やめた怒ってばかりいた首相まで多くの宰相をだした土方の敵ともいうべき長州が好きでないのは確かだ。

 語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で知覧を訪ねてから、西郷さんの薩摩が嫌いではなくなった。昨年、人間魚雷回天の大津島を訪ねたとき、徳山でフグを食べそこなったから、いずれ、萩焼を観に行き、そのとき、フグを食せれば長州に対する自分の機嫌はきっとなおるであろう。

 話を本題に戻す。

 生ごみの堆肥化については、自分で実践しているから、ネットで日野の話を知り、エールを送りたくてとりあげたのである。

 ごみの減量と資源化という地球環境の問題については人一倍関心がある。

 東農大で生ごみをたい肥化するプラントをつくり、地元世田谷の人々と協力しながら生ごみのたい肥化の実践に取り組んでいることについて、とりあげてきたし、東大で落ち葉を堆肥化しようとしていることについても書いてきた。

 やろうと思えばできるのに、その権力をを持っている人間にやる気がないから思うように前に進まない。

 それだけに、日野の実践が嬉しい。

 野菜は有機無農薬でつくるのが一番だから、家庭で出た生ごみを畑に埋め込むなんてことは昔の日本ではやっていたことなんだ。

 それが、フクシマ原発事故での放射能で、自分の住む首都圏近郊の田舎町まで影響が出ている。

 せっかくたい肥を作ったら、セシウムだか何だか知らないが、放射能の影響でたい肥が使用禁止になっているのだ。

 日野での実践のようにブルーシートでたい肥を覆っておけば放射能汚染も大丈夫とわいうものの、なんだか政府や役所の言うことは信用できない。

 大地の恵みというくらいだから、人類に多大なお恵みを与えてくださる大地を汚してしまった東電の福島原発に対し、福島県民に成り代わって怒りを政府と東電にぶつけようではないか。

 大地ばかりか海だって空だって、空気だって放射能で汚していいものなんてないんだ。取り返しがつかないことは、せめて、これからは起こさないようにしなければならぬ。
posted by 遥か at 10:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
この記事へのコメント
生ごみ堆肥を研究している者です。

皆さんに『一人暮らしコンポスト』の良さを知っていただきたく、

突然ですがメールさせていただきました。

是非一度検討してみてください。

http://duscom.blog.fc2.com/

よろしくお願いいたします。
Posted by 塚原靖司 at 2015年11月05日 23:03
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