2010年07月10日

女子児童連続暴行事件、別事件で逮捕の小学校教師のDNA型一致

 メディアの報道によれば、東京多摩地区周辺で2008年11月以降、小学生の女子児童らが暴行された事件で、6月に住居侵入の疑いで逮捕された男のDNAの型が事件で現場に残されていたものと一致していたことが分かり、警視庁はこの男を近く逮捕する方針だという。

 この男は神奈川県相模原市に在住で、東京は稲城市の小学校に勤務する29歳の教師。一連の事件への関与をほのめかす供述を始めているというから、ここで取り上げておく。

 もうここまで明らかにされると、この男が容疑者であることに疑いの余地がないだろう。

 小学校の教員も人間だし、男だから事件のニュースを耳にしても驚くこともないが、公務員になりたくとも、なれない人が多いのに、どうして、このような男が教員採用試験に合格できたのだろうか。

 公立小学校の教員を採用するのは、この男の場合、東京都だったはず。どうして、この男が教員として採用されたのかに一番の関心がある。少なくとも、保護者にとって、一番採用して欲しくない人間ではないか。

 牧師などの聖職者、警察官、教員などが性暴力事件を起こすとメディアでも大きく取り上げるから目立つ。

 しかしである。同じ性暴力事件と言っても、無抵抗の児童を狙ったこの男には生きていてほしくないというのが、被害者とその家族の気持ちを代弁した願いであろう。

 容疑者の男が児童を狙うために教員になったのか、教員になって児童を狙うようになったのか、おそらく、前者か。

 何故なら、ふつうの男であれば、小学生を性的な対象にすることなどありえないからである。

 であるなら、教員採用試験で、このような男をチェックできるような方策を考えていく必要があるのではないか。

 裁判でどの程度の刑罰が言い渡されるか分からないが、このような男を更生させるのは極めて難しい。

 児童を狙うような男は塀の中から出さないようして欲しいというのが、被害者やその保護者の思いではないか。

 容疑者やその家族は病気というか異常性、病的な性癖というものに気付くべきだ。その治療に真剣に取り組まなければならない。

 でないと、池波正太郎の藤枝梅安シリーズの音羽屋半右衛門に依頼するなどという被害者が出てこないとも限らない。被害を受け、その痛み、傷を背負ってこれから生きていかなければならない被害者のことを考えるとき、容疑者のような男が野放しという社会では困る。

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