内臓疾患で3カ月入院したことがあり、絶飲食を長く続け、信じられないかもしれないが、20キロやせた体験がある。
ダイエットではなく、病気で痩せたのだから、自慢できるような話ではない。
そんな過去から、健康というものに無関心ではいられず、入院し、健康と食生活が強く結び付いていることを学んでから「食」というものに並々ならぬ関心を持って生活している。
読売で「食」2010ショック 身体の警告という記事の連載が始まった。
肥満 低所得ほど高率、ファストフード頼みの生活という見出しで、裕福な肥満患者は少ない。1000円稼いだら1000円分食べ、病院に行く金があったら食費に使う人たちの肥満が多いという。
川島四郎『まちがい栄養学』新潮文庫 昭和63年を以前、買い求め、読んだことがある。
肉食中心の西洋式食生活ではなく、魚や野菜中心、年齢に沿った日本型の食生活を実践し、90歳まで生きた栄養学者の現代人の食への警鐘を鳴らした本だ。
ところがである。食生活に着目はしていても、新聞で取り上げていたのは、肥満と貧困の相関関係である。肥満は食生活が影響しているということに違いはないが、その原因が貧困にあるというから、ここで取り上げることになった。
犯罪被害者支援ということで、犯罪予防に力を入れているので、犯罪増加の要因となる貧困をなくしたいと日頃から考えている。
新聞によれば、京都市立病院で肥満治療を行う吉田俊英部長のもとには高血圧や糖尿病などを抱えた肥満者が全国から集う。年間約1000人のの患者のうち、200人以上は100キロ以上の超肥満。米国並みの肥満者も増えてきたらしい。
管理栄養士によれば、「ファストフード」など安価で手軽な外食は、カロリーや脂質が高く、太りやすい」のである。
肥満大国米国では、貧困と肥満の相関関係はもはや常識だそうな。
オバマ大統領夫人は、ファストフード店ばかりの「フード・デザート(食の砂漠)」地区の児童に肥満が多いため、安価で良質な生鮮食料が買える店を誘致し、全国のこうした地区を撲滅するキャンペーンに今年の2月から乗り出したという。
吉田部長は「社会の底辺で太り、病気を悪化させる人たちがいる。仕事がなくなり、身を削る人もいる、ニッポンという国はえらいところまできてしまったんやな」と思っている。
今、世間を賑わしている大相撲の力士は職業柄太るのは仕事だといってもいい。
しかし、ふつうの暮らしをしている者には、肥満でいいことは少なかろう。服だってサイズがなかなか合わないし、第一、この時節肥満だと暑くて適わない。
日本がおかしくなったのは戦争に敗れ、米国を手本にやってきたことのつけが回ってきたということではないか。
そろそろ米国から独立し、アジアやアフリカの国と仲良くし、自前でやっていく時期がやってきたのだろう。
2010年07月09日
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