2010年07月08日

少年鑑別所で就労指導

 犯罪被害者支援をテーマに大学で勉強した結果、一番の支援は犯罪を予防する、犯罪を減らすことだということを理解した。

 いつも書いていることだが、人間は弱いもので、誰しも過ちを犯す可能性があるということ。しかし、ここからが問題であるが、一度の過ちで立ち直れるか、常習的な所謂犯罪者となってしまうかである。

 特に、少年の場合、立ち直らせてやれば、ふつうの社会人として生活していける可能性が高い。

 TVの夕方の報道番組を何気なく見ていたら、少年院を出て、社会復帰のための更生保護施設に入所した少年を女性の保護司が面倒をみている様子を放送していた。

 仕事を探し、何とか仕事が決まれば、アパートを借りるための金をため、保護施設を出て自立していくのである。

 たまたま、TVに出ていた少年は親に捨てられ、明らかに愛情に飢えていたのではないかと思われるが、女性の保護司が母親のように、少年の誕生日をケーキで祝ってやる様子を流していた。

 しかし、一度少年院帰りという過去ができると彼らの就職は厳しく、なかなか思うようにいかない。

 一方、聞くところによれば、読売にニート支援組織が少年鑑別所で就労指導のための出前講座を行い、再非行防止へ社会を学ぶ手伝いをしているということが載っていたらしい。

 東京は立川市で引きこもりやニートの就労支援をしている「たちかわ若者サポートステーション」が八王子少年鑑別所からの要請で支援で退所後の就労支援のための出前講座を始めたというのだ。

 少年鑑別所は矯正教育を行う機関ではないが、退所後の就労の有無が少年の再非行率に大きく影響するという鑑別所の判断による。

 法務省によれば、全国52の少年鑑別所の7,8割の施設で就労支援の取り組みを実施しているそうな。

 少年非行の場合、大別すると。少年鑑別所と少年院に収容される。ここではその違いを詳しくは書かないが、少年鑑別所は家庭裁判所の決定により最高8週間収容される施設だということ。

 近年、TVの刑事ドラマなどで見かける背の高い、顔の濃い俳優は、若い頃やんちゃをしていて、少年院に入ったことがあるらしいが、今ではすっかり立ち直り、俳優としてがんばっている。

 美輪明宏を取り上げたときのゲストだった渡辺えりのもとで、俳優の勉強をしていたということで、彼は渡辺には全く頭が上がらないということを耳にしたことがあった。

 この話からも分かるように、非行に走ったとしても、なんとか立ち直らせれば彼らは若いのだから、十分やり直せる。ために、どうしても職に就かせることが必要だ。

 先に出ていた、女性の保護司は、少年の母親の如く、愛情を持って接していた。

 少年たちへの社会的な支援が欠かせない。
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Tracked: 2010-08-08 12:06