郷土に根差した発酵食品を観光誘客に生かす「発酵ツーリズム」が各地で広がっている。
製造元が多い愛知県は、「うまみ県」を掲げて発酵食文化を広めるキャンペーンを展開。しょうゆやみりんの生産量が全国一の千葉県も大阪・関西万博に出展するなど魅力の発信に力を入れている。と11月12日の読売(桑田睦子記者)が伝えている。
1337年創業の老舗で、海外20か国以上と取引する「まるや八丁味噌」(愛知県岡崎市)の蔵で9月、浅井信太郎社長(76)が、外国人ツアー客に製造工程などを説明している様子が紙面で紹介されている。
健康志向の高まりを背景に発酵食品に注目が集まり、近年は海外の料理人も見学に来る。浅井社長は「160年以上前から使う木おけにも関心を持ってもらえる。道具を大切にする日本の文化も伝えたい」と話す。
発酵といえば、小泉武夫先生というくらい、広く知られているのが発酵学を研究していた東京農業大学名誉教授小泉武夫さんだ。
発酵食品が体に佳いことはよく知られたことで、わが国には発酵製品がご先祖から数多く受け継がれてきている。
味噌、醤油、酢、みりん、ぬか漬け、納豆、イカの塩辛、日本酒、焼酎、もしかして伊豆諸島のくさやも。思いつくままに挙げても、わが国の食を支えている味噌、醤油を筆頭に隣国のキムチや欧州諸国のチーズやヨーグルトなど数多い。
2004年の澄川嘉彦監督『タイマグラばーちゃん』は、岩手県の開拓村タイマグラで暮らす老夫婦に15年寄り添いその暮らしぶりを紹介したドキュメンタリー映画だった。
ほぼ自給自足の生活だから、味噌、醤油などは手作りで、木造の建物の中に発酵を支える酵母菌が生きていると言っていたことを覚えている。
その味噌や醤油には木製の樽が使われていて、発酵を支える器はプラスチックではだめだということでアンチプラスチックの立場の自分として嬉しくなったものである。
国土面積の7割が森林だという日本では、昔から味噌、醤油、酒みな木の樽が使われてきた。
プラスチック製品は米国との戦争に敗れてからやってきて、便利さから日常でも多数使われるようになったが、発酵に限って言えば、木の樽がベストであることは明らかである。
発酵ツーリズムといえば、思いつくままに挙げた発酵食品のうち、味噌を例にするなら、愛知だけでなく、信州や仙台いう地名がついた味噌がある。
日本酒、酒粕はそれこそ日本全国に造り酒屋があるし、焼酎造りは九州が盛んであるが、沖縄には泡盛がある。
納豆といえば、水戸が有名であるし、くさやは伊豆諸島限定みたいなものだ。
ぬか漬けは、おふくろの味のごとく、手間暇かかっている。
発酵ツーリズムで終わらず、輸出品としてどんどん海外に販路を広げる事を考えるべきだ。
2025年11月15日
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