ホストクラブの売掛金(ツケ)回収のため、性風俗店に女性を紹介したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は1日、スカウトグループ「オンライン」元代表の容疑者(42)を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕したと発表した。6月末の幹部に続いてトップの逮捕に発展し、グループは事実上壊滅した。とメディアが伝えている。
10月1日の毎日新聞WEB(朝比奈由佳記者)によれば、警視庁によると、グループは容疑者が14年ごろに立ち上げ、新宿・歌舞伎町と銀座を中心に約20人が活動。繁華街でスカウトした女性を性風俗店などに紹介し、店側から支払われる報酬「スカウトバック」として、11年で5億4000万円以上を売り上げていた。容疑者は月ごとの売り上げ目標を設定し、スカウトバックの回収・配分を差配していたとみられる。
ホストクラブの売掛金(ツケ)回収のため、性風俗店に女性を紹介したといえば、売春防止法ができる前、それこそ江戸時代否もっと前から貧農など貧しい家庭の娘を身売りさせ、女郎屋に売りとばす女衒のやってきたことと変わらない。
買った女性を徹底的に搾取し、生き血を吸うと言われた廓の楼主や女衒のことを忘八者と世間では蔑んだ。
忘八者とは、江戸時代以降の日本社会で「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八つの徳を守らない人々を指す。この言葉を教えてくれたのは『子連れ狼』である。
性風俗店に紹介とあるが、事実上の身売りで、女性を買い入れた店側が11年で5億4000万円支払ったというのは、働かされた女性の収入の1割を店が徴収して支払ったもので、搾取したも同然ではないか。
気分が悪くなるのは、ホストが売掛金で借金漬けにするやり方は、女性に覚せい剤を打って薬中にすることとかわらない。
公序良俗に反する借金の返済のために、人身売買をさせることなど赦されるわけがない。
自由のために毎日発信している立場からすれば、人身売買は絶対に認められないことで、女衒は人として蔑まれるということで忘八者と呼ばれてきたのだ。
現代の女衒、女性を風俗に売りとばすスカウトグループの親玉がカネを稼ぐのは簡単だと豪語していたらしいが汗水流して働かず、弱い立場の女性から搾取するとは卑怯な人間で刑法を改正して、厳罰にすべきだ。
『破れ傘刀舟悪人切り』が再放送されている。
「てめえら人間じゃねえや、たたっ斬ってやる! 」という決め台詞が大好きだったが、初期の頃は決め台詞がまだなかったことを知った。
ここは刀舟先生にお出まし願って、現代の女衒、女性を風俗に沈める忘八者を決め台詞と共にたたっ斬ってもらいたい。
2025年10月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191509244
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191509244
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック