戦後80年、海外での戦没者約240万人のうち、約112万柱は日本に帰っていない。今も遺骨の収集は続く。と8月15日の読売(編集委員加藤学)が特別面で玉砕の島ペリリュー島での遺骨収集の様子を写真と文章で伝えている。
パラオ・ペリリュー島の集団埋葬地で7月、遺骨収集派遣団員が遺骨収集をしている。
この島で戦死した日本兵は1万人に上る。厚生労働省が同島で遺骨収集を始めたのは1953年。2024年度末までに7799柱を収容したが、いまだに約2400柱が眠るとされる。
2024年9月、厚労省が米軍の資料を基に1086人を埋葬した集団埋葬地を特定した。12月から本格的に収集する作業が始まっている。
政府は2016年に遺骨収集を「国の責務」とする推進法を定め、対応を加速している。
ペリリュー島では年に4回の作業を行ってきたが、2026年度以降は毎月作業ができるように準備し、27年度末までに収容完了を目指す。
先の参議院議員選挙で極右の参政党が台頭し、靖国神社に揃ってお参りした云々。国民主権から戦前、戦中のような天皇主権に、と言いながら、天皇家には後継者がいるにもかかわらず、女系天皇は認めないなどと時代錯誤も甚だしいことを言っている。
天皇が靖国神社にお参りしないのはA級戦犯が合祀されたからで、天皇主権だと言いながら、天皇に従わないという理解に苦しむ行動をしている。
保守派、右寄りとされている政治家は、靖国神社へのお参りは大好きだが、千鳥ヶ淵にある国立戦没者墓苑へのお参りをしてきたというニュースが流れないのはお参りしていないからではないのか。
なぜ、靖国神社にばかり、お参りしたがり、千鳥ヶ淵の国立戦没者墓苑にはいきたがらないのだろう。
戦争で死にたくないのに殺され、英霊だとして、勝手に靖国神社に祀る。戦没者と言えども、個人の意思がある。迷惑な話だ。
戦争で召集された父親は生きて帰ってきたからよいとしても、戦没し、骨も拾ってもらえないとなれば誰が戦争に協力するというのだ。
ペリリュー島では多数の犠牲者が出ていることからして、国の責務として、遺骨を収容しなければならない。
国のために戦った人たちに礼を尽くせ。
2025年08月23日
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