経営再建中の日産自動車が30日発表した2025年4〜6月期連結決算は、最終利益が1157億円の赤字(前年同期は285億円の黒字)となった。と7月31日の読売が伝えている。
読売は「苦境日産」というタイトルで、日産には売れるクルマがない。売れるクルマを作れない経営者が労働者をリストラする前にやることは経営陣が辞めることだ。と解釈できることを指摘していたので、書いておきたい。
カルロス・ゴーンという悪い経営者がトップになった時、労働者のリストラで得たカネを自分と経営陣の給料に回したのを見て、この会社は遠からず、ダメになるなとみていたら、私利私欲で会社の資産を横領した容疑で捕まり、取り調べ中に、国外逃亡というまるで映画の悪い奴のようなことをやってのけた。
日産の経営陣がおバカばかりだというのは、経営者が作れと号令したクルマが売れないと、作った労働者の首を切るからだ。
首を切らなければいけないのは、おバカな経営陣ではないか。
毎日、37度を超える危険な暑さが続いているが、夕方、頑張って散歩をしている。
街道の歩道を歩きながら通行するクルマを眺めていると、ベンツのマークが増えたが、日本のクルマではトヨタが多く、次いでホンダのクルマが多いが、マツダのクルマも結構見かける。
明らかに日産のクルマが少ない印象である。
人間の印象だから、根拠がなく説得力に欠けるきらいはあるが、毎日のことだから見当違いということはあながちなさそうだ。
視力がよくなくて、後期高齢者になって、免許の更新も容易なことではなくなった。それでも、毎日、畑に行くとき軽トラに乗っているので仕方なく運転免許の更新をしている。
というわけで、クルマは好きでないが頭で考えることは嫌いではないのでなぜ、日産が売れるクルマを作れないのかおバカな経営陣に代わって考えてみた。
外国のクルマではベンツの台数がずいぶん増えた印象かつ、トヨタの台数が相変わらず多い。ホンダの台数も多く、以前は少なかったマツダがずいぶん増えたのはクルマが売れている証拠ではないか。
クルマを買えるカネを持っている人間はいるということになる。
つまり、日産には乗りたいクルマがないということになる。
では、どういうクルマを作れば売れるのかといえば、カネを持っている人たちが乗りたい、乗りたくなるクルマを作ればいいということになる。
なぜ、ベンツのマークがついていれば、売れるのか。トヨタやホンダのクルマはなぜ売れるのか。マツダのマークがついたSUVというのか、どうして売れているのか。
因みに、わが家の愛車は三菱のパジェロで、初代から数えて6台目になる。製造中止になっているから、街で見かけるのは少ないかもしれない。
クルマが好きでないため、年に一度か二度降る雪の時、タイヤチェーンが付けられないので雪道に強いパジェロにしている。
2014(平成26)年2月の大豪雪の時でも、パジェロを愛車にしている連れ合いは無事帰宅していることで、雪道にいかに強いか証明されている。
さて、売れるクルマを作るためには、わが家のように買い求めるクルマが決まっている場合はともかく、買い求める側に立って考えればいいだけのことである。
例えば、昔は少なかったワンボックスのクルマが滅茶苦茶売れたのは、便利なことと乗り降りが楽だからである。
具体的に言えば、子どもの頃TVドラマで視聴した『アンタッチャブル』でエリオット・ネスが乗っていたクルマを今風にしたのがワンボックスで、人間の考えることはそれほど変わらないということになる。
ズバリ、エリオット・ネスが乗っていた車をできるだけ復元すればいいのである。
クルマには一般的に高速道路適応力高いスピードが出る流線形のような車に対し、街を走るための座席が椅子型というのか、乗用車タイプではない。乗り降りが楽なクルマがあると考えればいいのだ。
売れているクルマを分析し、なぜ売れているのか検証すれば、どういうクルマを作れば売れるか素人の自分でさえ、考えられることだから、現在のクルマが売れないなら、素人の指摘でも受け入れてチャレンジしてみればいいのだ。
自動車工場が閉鎖すると街に活気がなくなってしまう。
自分たちで売れるクルマが考えられないなら、公募してでも売れるクルマを見つけて、作ってみればいい。
他のメーカーが作っていないアンタッチャブルの時代のクルマを売り出せば絶対売れるはずだ。
ただし、高速道路には適応する必要がないことは言うまでもない。
2025年08月03日
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