NHKETV特集「田んぼ×未来 あきらめないコメ農家たち」が放送された。
「日本のコメに相次ぐ異変。農家が減り、10年後には国内自給が危うくなるという予測も。そんな中、「未来」を耕そうと奮闘する2組のコメ農家を長期取材。茨城で野球場140個分に挑む大規模農家は、徹底した観察と創意工夫でコストを削減、気候温暖化の中でも安定した生産を実現する。
上越の山間部に移住して新規就農した夫婦は「村があってこそ農が成り立つ」との信念で、集落と棚田を守りながら消費者とつながる道を切り拓く。」と㏋に解説がある。
令和の米騒動は自民党政府による減反政策によるコメ不足が原因だということが明らかになっている。
3月30日、東京は渋谷で「令和の百姓一揆」の幟を立てた約30台のトラクターがデモ行進をし、道行く人たちを驚かせた。
食料自給率が38%と先進国でも下位争いをする驚くべき低い数字でも、コメだけは大丈夫だと思い込まされていたのは幻想に過ぎなかった。
茨城で取り組まれている大規模農家よりも、上越の山間部に移住して新規就農した夫婦の「村があってこそ農が成り立つ」との信念の方に関心があり、思い出したのが、新潟県の豪雪地帯・越後妻有の里山に移住した木暮夫妻の日常をとらえたドキュメンタリー。小林茂監督『風の波紋』である。
村人の総力を挙げた取り組みで、茅葺屋根の葺き替えに挑む姿に心を奪われた。
時あたかも参議院議員選挙の最中で、山本太郎代表のれいわ新選組から新潟選挙区の候補者として、コメ作り農家の塩崎みのるさんが立候補。人生を農業に捧げる一途な生産者だ。
令和の米騒動ならば、れいわ新選組のコメ作り農家の塩崎みのるさんに期待しないわけにはいかない。
農業といえば、「工藤阿須加の農業始めちゃいました」をいつも視聴していて、農業に新規参入する人にエールをおくってきた。
近い将来必ずやってくる食料危機のために先祖から偶々受け継いだわずかな面積の農地で有機無農薬での野菜作りを実践している身の上としては、農業者の味方である。
食料の安定供給のために欧州のように農家に積極的に補助金を出し市民の食料を確保したいと考えてきた。
『風の波紋』で紹介された夫婦ではないが、米国みたいな大規模農家というのもありだろうが、日本では中山間地の農地が多く、土地改良を行っても、すべて機械化でというわけにはなかなかいかない。
だから、農業移住者が大事で、生活が立ちゆくまで国や自治体が支援することが欠かせない・
偉そうなことを言っても、自分で食料を作っていない人間は食べ物がなくなったらどうするのだ。
トランプが関税でガタガタ言っても、米国に媚を売って車を売ることではなく、農業にもっと力を入れなければ日本の未来はない。
2025年07月16日
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