2025年07月15日

戦没者への最大の供養は二度と戦争を起こさないこと

 日テレNEWS NNN 「沖縄の激戦地で埋もれたままに…今も続く遺骨収集に密着『every.特集』」を7月15日のWEBでみつけた。

 沖縄のガマを掘る遺骨収集の人といえば、ガマフヤーの具志堅隆松さんだと確信しながら動画を視ていたら予想通りだった。
 71歳になられたようだが、お元気そうで何よりである。流石にあれからの歳月を思わないわけにはいかない。
 具志堅隆松さんは掘り起こした遺骨のDNA鑑定をし、遺族に届けることで、戦没者に報いる活動をされている。
 普天間基地の移設で、辺野古の海を埋め立て、米軍基地を新設する計画が沖縄県民の反対を権力で押さえつけて進められている。
 その辺野古の海を南部戦跡の遺骨が混じっている土砂で埋め立てることに反対している具志堅さんは国との話し合いの場で、「南部戦跡の土は遺骨が含まれている。米軍に殺された戦没者の遺骨が含まれている土で米軍基地を作るのは死者への冒涜だから使わないで」ということで難しいことを注文しているわけではないと発言し、「適切に対処する」と国側は回答している。


 時あたかも参議院議員選挙で、世界の潮流の通り、日本でも右翼の台頭が目立つ。
 その筆頭が独裁者をリーダーに日本国憲法を戦前の憲法に戻す。つまり、国民主権から天皇主権の国家主義の国にすることで、人権や自由などあらゆる個人の権利は国家に制限される、市民は国家の奴隷、戦争も辞さないという参政党が支持者を増やしていると伝えられている。
 その対極にあるのが山本太郎代表のれいわ新選組で、「生きているだけで価値がある」と個人の人権の尊重、学問、表現などあらゆる自由は尊重され、市民は国家の奴隷ではなく、国家は市民を救済するとし、戦争に反対する。

 参議院議員広島選挙区から立候補しているれいわのはんどう大樹弁護士は憲法の専門家として、著書『檻の中のライオン』で、憲法は国民がたえず国家を縛るために、ライオン(国家、政治家)を制御するためにつくりあげた檻である。 檻から出たライオンは自分で檻に戻らない。 集団的自衛権は憲法をないがしろにし、檻を壊すライオン。だとし、動画で憲法がいかに大事かを訴えている。

 れいわの京都選挙区から立候補している西郷みなこさんは教育の時は書かなかったけれど、教育の専門家であるが、戦争に対する向き合い方で、原爆をヒロシマに投下した米軍のエノラ・ゲイがテニアン島から飛び立っていることから、子どもを連れてテニアン島に行っていること。
 ガマフヤーの具志堅隆松さんのことを知っていて、戦没者の遺骨収集に国がもっと力を入れるようにと訴えていることから、戦争に反対する立場の方で取り上げている。

 ガマフヤーの具志堅隆松さんは、「戦没者への最大の供養は二度と戦争をしないことだ」と断言している。

 れいわ新選組の毒蝮三太夫こと伊勢崎賢治さんは平和主義の人だが、よくよく聴いてみれば、バンザイクリフで知られる玉砕の島サイパンで母親が生き残ったというではないか。
 神川選挙区から立候補している三好りょうさんは英語、中国語、ロシア語がしゃべれるということで、関係構築が難しい中露と戦争にならない関係づくりに役立ってもらえそうだ。

 特別、何かやってきたということではなく、主婦であったり、農家でコメ作りをしていたり、介護をしていたりと様々な立場から立候補している人がいるのがれいわ新選組である。

 覇権競争をしている米中が台湾を巡って、日本を米国の代理戦争に巻き込もうとしている。
 何としても、戦争に巻き込まれないようにしなければならない。
 だから、戦没者の遺骨収集に注目する必要がある。
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