全国で唯一、刑務所の中にある公立中学校「松本市立旭町中学校桐分校」について、法務省は、早ければ2026年度にも男女共学化する方針を固めた。と6月12日の読売(柏木万里、山下真剣範記者)が夕刊で伝えている。
長年、男性受刑者しか受け入れてこなかった態勢を見直す。
6月から拘禁刑が導入されたことを踏まえ、一般社会により近い環境を整えて、出所後の円滑な社会復帰につなげる狙いがある。
全国の刑事施設には約3万4000人の受刑者が収容されており、このうち男性が9割を占める。
男女別の処遇が基本だが、「喜連川社会復帰促進センター」や「加古川刑務所」など一部の刑務所では、男女共同で職業訓練を受けている。
全国の刑務所に先駆け、富山刑務所で1970年12月に始まった、受刑者向けのラジオ番組「730ナイトアワー」が6月30日に放送500回を迎える。初回から半世紀近くDJを務める清原禅寺の住職、川越恒豊さん(84)は」受刑者の心のぬくもりが目を覚ますよう、温かい言葉をかけ続けたい」と語っている。と6月27日の読売(吉武幸一郎記者)が夕刊で伝えている。
世の中を変える可能性がある参議院議員選挙が7月20日の投票日を前に、期日前投票がすでに始まっている。
「自由のために」をスローガンに語り継ぐ戦争をメインに犯罪被害者支援を訴えてきた。
参議院議員選挙の東京選挙区の候補者でれいわ新選組の山本ジョージさんが刑務所の受刑者の更生に尽力してきたことを知り、なんとしても、当選してほしいと、小学校の分校の時からの幼馴染の女性にもお願いしてしまった。幼馴染だから、「心に留めておく」と言ってはくれたが、受刑者の更生を手助けすることで犯罪を減らす活動をしているという自分の説明は理解してくれたかどうかわからない。
山本ジョージさんは、元衆議院議員で秘書給与を事務所の経費に流用したことで詐欺罪で逮捕され、実刑判決を受けて、塀の中に収容されたとき、目撃したのは、高齢者、心身の障がい者など社会的弱者ばかりで、山本さんは刑務所からの処遇として、彼らの面倒を見る係を担当したそうな。
出所後、彼らの更生のために尽力する中で、法務省や厚生労働省に出向き、協力をお願いしてきた。
犯罪被害者支援の究極は受刑者の再犯防止で、出所してから、まず、仕事にありつけること。温かい家庭があればさらにいうことなし。ということで更生に臨んでいたが、ことはそれほど簡単ではなく、政治の力が必要だと痛感させられた。
そんなある日、前立腺がんだったか、見つかり、自分の残りの人生を社会的に役立つことに使いたいと考えていた時、れいわ新選組の山本太郎代表に参議院議員選挙の東京選挙区からの立候補を打診され、よくよく考えた結果、もう一度、政治の世界にチャレンジすることにしたという。
過去、何回も書いてきたことがある。
人間、誰しも過ちを犯すことがあるが、立ち直る意思がある人は更生できる。支えてくれる人もいる。
しかし、女性に対する性暴力犯罪者のように再犯を繰り返す者もいて、再犯を繰り返す場合は塀の中で生活してもらわなければならないということ。
一度受刑者になっても、更生し、きちんと働き自立できるようになれば、社会に貢献できる。
ということで、高齢者や心身の障がい者、薬物乱用者などが更生するには、社会的な支援が不可欠だ。
受刑者の更生に身を捧げる人が政治家の中にいてもらいたいので、山本ジョージさんにはぜひとも、当選してもらいたいと強く願っている。
刑務所の処遇で学校にも行かれなかった人たちが学ぶ場として、刑務所内の中学校があり、男女共学という当たり前に形をとることで、更生に良い影響があればよい試みである。
さらに、刑務所の受刑者を励ました存在としては、高倉健さんや八代亜紀さんがいたが、富山刑務所のラジオでDJを担当していた僧侶の男性は職業柄、教誨師などを務める人もいて、受刑者の気持ちが理解できるひとであろう。
世に書く、受刑者が更生する手助けは重要な仕事であることを訴えておく。
2025年07月11日
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