青森県立五所川原農林高校で規格外リンゴを子ども食堂に提供するなどフードバンク活動に取り組み、フードロス対策と一石二鳥の取り組みをしていると6月4日の読売がSDGs@スクールというタイトルの紙面で伝えている。
同校の6次産業研究室の㏋によれば、活動テーマ
地域資源「青森りんご」を活用したフードバンクプロジェクト〜子ども食堂に旬の農産物を届けるための仕組みづくりと実践〜
【私たちの志】
農業高校生の強みを生かし、青森県津軽地域の「子どもの貧困問題」解決に挑戦する!
と紹介されている。
規格外りんごなどが原料のジュース「五農の恵み」の売り上げで購入したコメや野菜といった食材も合わせ、毎年100㌕以上を五所川原市内の子ども食堂「憩いの広場ここ丸」などに届けてきた
2年前からは東京や岡山、埼玉などの高校と協力して活動範囲を広げた。「シェアップル」と名付け、協力校を通じ、規格外リンゴ10㌕ずつを無償で子ども食堂など計8か所に送る。輸送費は「五農の恵み」の販売益で賄った。
地域の小学生や保護者らに田植え体験を同校の水田で開催している。
青森県の五所川原といえば、水森かおりが「女みちのく五能線」と歌った五能線の発着駅であり、太宰治の生家斜陽館がある金木に行くとき乗る津軽鉄道の発着駅もある。
地吹雪ツアーで知られるストーブ列車が津軽鉄道の名物だ。
「雪国」を歌ったあの吉幾三が住んでいることでも知られる街である。
青森といえば、夏のねぶた祭で知られるが、弘前はねぷたで五所川原は立佞武多で知られる。
津軽といえば、太宰治の『津軽』を読んだことがあるが、なんといってもリンゴの産地だ。
青森県立五所川原農林高校の生徒たちが規格外リンゴを子ども食堂に送っていることを読売が教えてくれた。
生徒諸君と指導者の先生に敬意を表しエールをおくりたい。
我が国でリンゴの産地といえば、津軽と信州が有名である。山形などでもリンゴを生産していることは知っているが、津軽のリンゴといえば、自分と同世代の木村秋則さんが11年かけて無農薬リンゴの栽培に成功したことを取り上げたことがあった。
その業績は2013年『奇跡のリンゴ』として映画化されたので観ている。
実は果物の中でリンゴが大好きで、毎朝、ヨーグルトとロシア製法の黒パンを食べ、昼にヨーグルトとリンゴを食べている。
青森は下北半島、津軽半島と行っているが、石川さゆりが歌った「上野発の夜行列車を降りた」時代の話で、語り継ぐ戦争で2010年6月におよそ30年ぶりに訪れ、米軍に撃沈された青函連絡船の犠牲者の慰霊をした。
春の桜、夏のねぶた、秋の紅葉、冬のストーブ列車と見どころは季節ごとにある津軽。
自分の好きな街の一つである津軽。
五所川原農林高校の生徒諸君のお陰で、旅の思い出に耽ることができたし、子ども食堂では食材提供という社会的に意義のある支援をしているということで嬉しくなった。
引き続き、後輩たちにも引き継いでほしい。
2025年06月07日
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