2024年に実施された脳死下の臓器提供130件のうち、過去最多の83件が休日に集中していたことが読売新聞のデータ分析でわかった。前年に続き高止まりしており、移植施設の人員や病床が 逼迫し、臓器受け入れの見送りにつながっている可能性がある。厚生労働省は、患者が登録する移植施設を複数にするなどの対策を進めており、効果が上がるか注目される。と2月21日の読売が夕刊1面トップで伝えている。
永く読売がを購読しているが、臓器移植に関して力を入れて伝えていることがわかる。
臓器移植は待っている患者にとっては生きる死ぬの問題だから待ったなしであるが、最も重要なのは臓器の提供である。
脳死状態で臓器を提供してくれる人がいるから臓器を移植することにつながるわけだ。
次いで、医療スタッフと医療機関の問題も大きい。
ということで、脳死移植が休日に集中するには理由があってのことだから、その理由を解明し、対策はとれるはずである。
若い頃、一緒にキャンプしたりしていた友人が2024年の3月からだというが、人工透析を受けるようになった。
2023年の秋に、ギターが上手な彼が公共施設の秋祭りに出演し、ボーカルの女性の伴奏をしていたのである。
最初は、友人だとは気づかず顔色が悪いなと思って客席で観ていたが、途中で友人に似ていると気づき、よくよく見てみたらやはり友人だった。
舞台から降りてきた彼と客席であいさつを交わしたが、やはり、顔色が土気色だったので心配していたら、2024年の夏に、やはり、一緒にキャンプに行くなど親しかった別の友人が亡くなったことを件の彼が教えてくれたのである。このとき、人工透析を受けていることを聞いたというわけだ。
映画を観たことで知り合った『風の波紋』の監督もまた人工透析をしているとのことだったが、こちらは、ドナーの提供を受けて腎臓移植をしたと次作の資金のカンパの要請があった時知った。
連れ合いの双子の姉の伴侶もまた50代から20年くらい、さらに、語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚でお世話になったガイド師もまた長い期間ではないが人工透析を受けていた。
二人とも亡くなってしまった。
臓器移植といえば、自分と関わりがあった人は人工透析患者だったから腎臓移植ということになるが、聞けば聞くほど人工透析は大変なことらしい。
腎臓は二つあるとのことで、元気な臓器提供者(ドナー)から提供を受けることが可能であることから、脳死移植とは一緒にならないかもしれない。
人工透析の大変さを耳にして、腎臓移植を願う気持ちを理解することができた。
一人でも多くの臓器移植を待ち望む患者のことを思えば、脳死移植が休日に集中することで、臓器移植ができなくなってしまうことを防止しなければならない。
2025年03月01日
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