経済アナリスト森卓さんこと森永卓郎さんの訃報が流れている。67歳だった。
謹んでご冥福を祈ってはいても、残念でならない。また一人、市民の味方が退場してしまった。
森永さんは、2023年末にがんが判明。その後、闘病生活を続けるなかでも、経済アナリストとして発信を行っていた。精力的にラジオにも出演し、亡くなる前日の27日に放送された『大竹まこと ゴールデンラジオ!』にも出演していた。
森永さんは、2023年12月「11月に人間ドックを受け、すい臓がんのステージ4だ」と公表していたが、その原発不明だと伝えられている。
経済アナリストとか経済評論家とされている人たちの立場を積極財政派、消極財政派というように分ける見方がある。
政府の財政の支出を決めているのは昔大蔵省、今は財務省である。
財務省の役人は市民から税金を搾り取ることは考えても、一握りの富裕層への課税を強化することは全く考えていない。
何かと言えば、財政健全化だと言いながら、市民から税金を搾り取ることばかり考えている。
ついでに言えば、国のお役人は税金で米国に留学し、国のことなどより、自分たちの天下り先のことばかり考えている。
市民の敵のような立場の財務省のことをわれらの森卓さんは、「ザイム真理教」と名付けて批判を繰り返してきた正義の味方ならぬ市民の味方だった。
政治の世界に目を転じれば、れいわ新選組の山本太郎代表が積極財政派として知られているが、同じ野党でも立憲民主などは財務省に洗脳され、民主党時代有権者を騙し、消費税率をアップしたし、現在もその残党というかそのメンバーが党を動かしている。
市民が物価高にあえいでいるなら、市民にカネを配るという積極財政の考え方を自分は支持する。
ついでに言うなら、ガソリンが高いということで、元売りに補助金を出すのではなく、消費者にカネを配るというのが景気対策の第一歩である。
元売りに補助金を渡し、税金の還流を目論むことを許してはならない。
次いで、森卓さんの実績として、高く評価できるのが日航機123便墜落事故が自衛隊によってなされたことを明らかにしたことである。
この件については、元日航の客室乗務員だった青山透子さんが書籍を出版していたが、失礼ながら、森卓さんとでは知名度が違うので、青山さんのなされことは立派であるが、影響力が違う。
卓さんはNHKラジオにも出演されていたし、TVにも出られていたが、不都合な真実を喋るとオールドメディアといわれて久しいTVや新聞などでは敬遠されてしまうことを明言されていた。
メディアの役割として真実の追求ということが挙げられるが、著名なプロダクションの創始者の性加害を報じなかったオールドメディアが、英国のBBCによって放送せざるを得なかったように、フジテレビの女子アナがタレントへの性接待をさせられたこともまた、フジテレビの海外の株主の力で報道せざるを得なかったように真実を報道しようとしない姿勢は厳しく糾弾されるべきである。
日航機墜落事故の真実を知ったのは、YOUTUBEにアップされた森卓さんの話である。
YOUTUBEの話をすぐに真に受けたりしないが、信用、信頼している森卓さんならではのことだから、当然信じている。
最後に、森卓さんは所沢にお住まいで、元気だった頃から、有機無農薬での野菜作りをしていると耳にしたことがある。
この点も自分と同じだから高く評価する。
惜しい人が退場してしまった。
2025年01月29日
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