2024年12月31日

国際的ルールや規範を踏みにじる国 ロシア

 2024年の大晦日である。
 発信して訴えたいことはいくらでもあるが、大晦日にどうしても書いておきたくなったのは、ロシアに侵略され苦しめられているウクライナの人たちのことである。

 12月28日の読売が夕刊に「とれんど」という囲み記事をみつけた。
 緒方賢一編集委員が「覚書は今も存在する」ということでウクライナ侵略を続けるロシアは国際的ルールや規範をいくつも踏みにじっていることを書いている。

 1994年に署名されたブタペスト覚書がある。ソ連時代からウクライナ領内に配備されていた核弾頭を覚書に従い、ロシアに移管した。
 それと引き換えに、ロシアと米国、英国はウクライナの主権と安全を守ると確約した。
 
 覚書は核拡散を防ぐ多国間の枠組みであり、ロシアが一方的に破っても消滅したわけではない。
 米英は現在も変わらず、ウクライナを守る特別な立場にあるのではないか。

 然るに、米国のトランプ次期大統領はウクライナ支援の縮小を示唆している。武器がなければ、ウクライナの領土回復は困難になるだろう。

 覚書に署名した米国の責任をバイデン政権からトランプ政権にしっかり引き継いでもらいたい。
 以上が要旨である。


 米国はご都合主義の大国で、さらに、次期大統領は米国第一を掲げ、米国の利益になるかどうかが物事の判断基準だから、ウクライナへの支援は縮小することが予測される。
 ウクライナの領土をロシアに奪われようが米国第一の大統領には痛くもかゆくもないからだ。

 語り継ぐ戦争で学んだことは、子どもの頃、TVで視聴した西部劇で教えてもらった「インディアン嘘つかない。白人二枚舌」ということだった。

 1994年に署名されたブタペスト覚書はバイデン政権は守っているが、次期政権はおそらく守らないだろう。

 このことを教訓にしなければならない日本の政府自民党は、米国べったりで、まさに保護領同然だから、米国の言いなりである。

 中国がロシア同様に、台湾に攻め込むことが予測されるが、この時、米国は日本の自衛隊に出動させ台湾の防衛に就かせるだろう。

 日本は何とか米国から独立できるように外交交渉をしていかなければ、国の存亡に関わる。
 中国と戦争をしている場合ではない。

 ソ連、その後継国であるロシアが国際的ルールや規範をいくつも踏みにじっていることは、1945年8月9日未明の満州、朝鮮半島、樺太、千島列島への侵攻、侵略で日本との約束日ソ中立条約を平気で反故にしていることで証明されている。

 米国や中国の戦争に巻き込まれてはならない。
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