海洋プラスチックゴミが問題となる中、廃棄される漁網を日用品やパリコレの服などに生まれ変わらせる取り組みが広がっている。見た目や機能性など商品の魅力を高めて「売れる」商品を作ることがゴミ削減と事業継続の鍵となっている。と11月12日の読売(山田朋代記者)が伝えている。
廃棄漁網をリサイクルした生地の活用を企業に働きかける、一般社団法人「アライアンス・フォー・ザ・ブルー」(野村浩一代表理事)は、アパレル会社など約80社と協業して、北海道で集めた漁網を原料にバッグや帽子などを製造。共通のロゴマークを付けて販売し、売り上げの一部を海藻が茂る「藻場」の再生活動に充てている。
環境省によると、22年度に回収した国内の漂着ゴミは計約5万5000d。全国78地点で調べた人工物のゴミの上位10種(個数)はプラスチックで「漁網」「プラ製ロープ・紐」などの漁具が4割を超える。
漁網は重くてかさばる上、塩分が含まれていて焼却に適さないため、処理に手間がかかるという。流出すると海洋生物に影響を及ぼしたりする。
海岸に漂着ゴミの量のあまりの多さにびっくりであるが、伊豆に行ったとき、漂着ゴミの流木から作ったという取っ手付きの物入れを二つ愛用している。
流木から物入れなどを作るのはよくあることではよくあることではないか。
流木は仮に活用しなくとも、拾い集めれれば焚きつけくらいにはできる。
しかし、問題はプラスチック製品である。
漁網は漁業におけるプラスチック製品の筆頭格みたいなものだから、リサイクルに取り組むことを高く評価したい。
人類が自然と調和して生きられる未来を目指し、約100か国で活動している環境保護団体「WWFジャパン」は漁網の未来プロジェクトで、漁業者から無償で漁網を回収している。
生まれ育った土地が海に近いという土地ではなかったから、漁業者のことを詳しく知っているわけもないが、畑は有機無農薬で野菜作りを実践しているので、状況には明るい方だろう。
畑でプラスチック製品といえば、マルチングシート(マルチ)と虫や鳥よけのネットがある。
プラスチック製品をなるたけ使わないことを旨にしているから、マルチは使わないが、無農薬だから、虫よけのネットは使っている。
漁業者といえば、漁網は必需品みたいなものだろうから、使えなくなったら、処分に困るに違いない。
それだけにリサイクルで活用することを大いに評価する。
2024年11月16日
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