語り継ぐ戦争ではあるが、目下の最大の関心事は自分の心身の不調で、大袈裟ではなく人生のピンチだと自覚している。
それでも、生きている以上は食べなければならないし、食べる物が体を動かすもとになるから食、或いは農業に関心がある一方で、災害列島とも言われていることから、土砂崩れなど災害を未然に防げないかということで林業にもにも大いに関心を持つ。
広告の紙面ではあるが、9月15日の読売が「木材の利用は、森林の循環を促す。」という見出しで住友林業の市川晃代表取締役会長と俳優の鶴田真由さんとの対談で木材を利用することで、森林の循環が佳くなり、土砂崩れなどを未然に防止できるかもしれないということで記事に誘われた。
対談では「木が人にもたらすさまざまな効用」「建築技術の進化により木造ビルも可能に」「木の活用促進が脱炭素社会に貢献」をテーマに利益追求の企業としては、世の中をよくしたいという姿勢があるということが分かってちょっぴり安心もした。
首都圏の田舎町に生まれ育ち、緑豊かな農村というか、田んぼや畑、里山というか樹林地などがあって、暮らし向きは豊かとはいえなかったが、長閑で暮らしやすかった。
食べる物、着る物など生活は豊かという時代ではなかったが、ご先祖(祖父)のお陰で住宅だけはよかった、昭和の初めに建築された離れ家とかで、下水道も敷設されてなかった時代であることを考慮しても自分の部屋は8畳間で天井が高く旅館のようであった。
というわけで、木造建築に関しては大いに興味関心を持つようになってしまった。
新潟上越の十日町の竹所でドイツ人建築家カール・ベンクスさんが日本の古民家を再建していることを知り、TVで放送するときは好んで視聴している。
カールさんの古民家は高価だろうし、竹所は豪雪地帯だから、誰でも住めるわけではないにしても、古民家に使われていた柱や梁などを再利用する考えそのものが素晴らしいので応援している。
建築技術の進化により木造ビルも可能になったことは木材の利用を増やすためには大いに喜ばしいことだし、木の活用促進が脱炭素社会に貢献することはよく知られたことだから、さらに、活用促進が求められる所以である。
木材の利用が会社の仕事だと言っても過言ではないから、今夏の猛暑、酷暑の際、街路樹や神社仏閣、公園、学校などの緑が果たす、日陰の効用については触れられていなかったので、社会的使命がある企業は街路樹の効用面でもっと協力すべきである。
わが家は築40年になろうかという住友林業の建築した木造住宅であるが、リフォームすれば、自分が死んだ後も住めるはずだから、床はフローリング、クロスが貼ってある部屋の壁面を木質空間に切り替えるなど費用面を別にすれば、木材の利用をもっと増やし、脱炭素う社会に貢献することができる可能性があることがわかった。
森林の循環を促すとき、忘れてはならないのがクヌギやブナなどの広葉樹を一緒に植えることだ。
土砂崩れ防止には不可欠だ。
2024年09月30日
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