2024年09月24日

循環型社会へ 意識改革

 「ニッポン2050 第2部 持続可能な社会」上の続き、9月17日の読売の朝刊1面からの続き、13面に「暮らしと環境 進む調和」という見出しで、建築家隈研吾さんとサステナブル推進ストラテジスト佐座槙苗さんが「人口減 街再構築の好機」、「循環型社会へ 意識改革」という見出しでそれぞれの立場からの考えを語っているので書いておきたい。

 コロナ禍を契機にサテライトオフィスを北海道は東川町に構えた。大雪山連峰のふもとに広がる東川は森林資源が豊富。約8500人の住民の生活用水は地下水だ。役所や図書館、飲食店などが比較的近くにあり、人々は大地を歩き、街を周遊するようにして暮らしている。緑あふれる街そのものが自分の住処のようで心地よいという隈さん。

 人口減、拡大からの縮小を後退と悲観し悩むより、個人や地域の特性をいかした社会をつくる好機と捉え議論する方がはるかに前向きで幸せだという隈さん。

 大学はカナダ、大学院は英国で持続可能な開発について学んだという佐座さん。
 2021年、一般社団法人「スイッチ」を設立。23年の国連気候変動枠組み条約第28回締結国会議(COP28)に参加した。50年、温室効果ガスの排出量実質ゼロに抑え、「自然再興」を実現したい。今より、暮らしやすい社会にしていきたいと、思いを語る。
 ために、日本社会特有の「同調圧力」の強さを上手く活かし「持続可能でないことは恥ずかしい」ことだと。
 暮らしに必要な資源は自然から来ている。生態系を壊さず、メンテナンスしていく「循環型社会」を構築するための活動を続けていきたいと願う佐座さん。


 毎日、家庭から出る所謂生ごみを畑に埋めて堆肥化させている。
 草が生えないようにするマルチングシート(マルチ)と呼ばれる黒いビニールをわが家の畑では使わない。
 だから、草が他所の畑より格段に多いが、一所懸命に草むしりをし、むしった草は積み上げて堆肥化させ、また畑の土に還る。
 当たり前のことだが、化学肥料は使わず、有機肥料である豚糞や米ぬか、油かす、魚粉末で作るぼかし肥料を使う。
 循環型社会を目指し、循環型野菜作りにチャレンジしてきた。
 
 9月も彼岸が過ぎようとしているが、雷が激しく轟き、落雷し猛暑、酷暑の夏が秋へと季節はそのページをめくった。
 暑さ寒さも彼岸までとは先人はよく言ったものである。
 しかし、暑さは尋常ではなかった。だから、循環型社会へ楫を切らないといけないと改めて思った。

 災害列島である日本列島では2024年の正月元旦から能登地方に大きな地震が起きたが、政府自民党に見捨てられたか、ライフラインの復旧に時間がかかり、住民が苦しんでいるとき、秋の彼岸になって、大雨が降り、河川の堤防を越えた濁流は恐怖というしかなかった。

 大地震に大雨は能登地方だけのことではないが、どうもコロナ禍のような悪い予感がしてならない。
 持続可能な社会を実現していかないと大変なことになる。

 後期高齢者になった自分は先が知れているが、若い人はもっと真剣に考えなければならない。
posted by 遥か at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
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