国が定めた援護対象区域外で長崎原爆に遭った「被爆体験者」の一部を被爆者と認めた9日の長崎地裁判決を受け、原告らが10日、長崎市役所で被告側の長崎県や市の担当者と面会した。原告44人うち、15人への被爆者健康手帳の交付を命じた判決を受け入れ、控訴しないよう口頭で求めた。と9月11日の読売が伝えている。
面会で原告らは、体験者は被爆者であるとの立場で全員を救済し、問題の早期解決を求める要請書を提出した。原告団長の岩永千代子さん(88)は「市も県も控訴することはないと信じている。被爆者と認められなかった私たちのことも決して見放さないでほしい」と訴えた。
NHKクローズアップ現代で「"黒い雨” 原爆が残した難問」を放送していた。
「原爆がもたらした“黒い雨”が79年たった今も広島で人々を分断し苦しめている。国の認める範囲の外側で雨に遭ったという住民が被爆者として認められず、救済を求めて裁判を起こしているのだ。そんな中、新たな科学調査が始まった。雨に含まれた放射性物質の特定は至難とされてきたが、ついに手法を発見。健康不安に悩んできた原告の切実な声や科学者の調査現場に密着し、救済へのタイムリミットが近づく中、解決への道を探る」とは㏋に書いてある概要だ。
国ってなんのためにあるのか。
勝手に米国と戦争を始めて、勝ち目がないにもかかわらず、なかなか降参しないから米国に原爆を二つも投下された。
被爆者全員を救済しようという姿勢が全くなく、被爆者と認めないように被爆者の範囲を勝手に決め、範囲の外側だと被爆体験者などと勝手なことを言っている。
これが、自民党政権のやり方だ。
ついでに言うなら、嘘つき民主党の流れを汲む立憲など論外で、国民のことを考える政治をする政党でなければ国民は安心してまかせられない。
被爆体験者は被爆者ではないのか。ヒロシマで国が決めた範囲外で黒い雨に遭った人は被爆者ではないのか。
水俣病のときもそうだった。
今も、未認定患者がいて、解決されていない水俣病もまた被害者は被爆者同様何も悪くない。強いて言えば、運が悪かっただけである。
裁判所が認めたら、少なくとも、行政は黙って認めればいいだけのことだ。
被爆体験者は文字通り被爆者にちがいない。
2024年09月11日
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