大阪地検特捜部が手がけた業務上横領事件で違法な取り調べをしたとして、大阪高裁は8日、担当だった田渕大輔検事(52)を特別公務員暴行陵虐罪に問う刑事裁判を開く決定をした。不動産開発会社「プレサンスコーポレーション」元社長(無罪確定)が刑事裁判にかけるよう付審判請求していた。村越一浩裁判長は「威圧的、侮辱的な言動を続け、不法だ」と指摘した。と8月9日の読売が伝えている。
検察官が付審判決定を受け、裁判で被告になるのは初めて。今後、裁判所が検察官役の弁護士を指定し、大阪地裁で公判が開かれる。
田渕検事は2019年12月8日、山岸忍・元社長(61)の部下だった元部長の取り調べで机をたたいて「検察なめんなよ」と述べ、翌9日にも「あなたはプレサンスの評判をおとしめた大罪人」などと発言。元部長は山岸氏の関与を認めた。特捜部は山岸氏を逮捕したが、21年10月の地裁判決は元部長供述の信用性を否定し、山岸氏を無罪とした。
ヒロシマ、ナガサキで原爆犠牲者の慰霊をするニュースに関連した語り継ぐ戦争を本日はお休みし、生きている人間にとって、尊厳を尊重せず、人格攻撃をしたという国家権力の代理人である検察の取り調べを担当した検事を特別公務員暴行陵虐罪で裁くと大阪高裁が決定したというニュースについて取り上げておく。
まもなくあの8月15日がやってくる。
あれから79年、日本が戦争に敗れて心の底から喜んでいる自分としては、あの日、8月15日で、それまで奪われてしまっていた「自由」を取り戻すことができたから、今度こそ、自由を奪われるようなことがないようにと強く願ってきた。
「自由」を奪われる筆頭が戦争であり、犯罪である。
ただし、犯罪の場合、被害者になればと考えがちであるが、実は加害者になったらなったで自由を奪われる。
加害者なれば、仕方のないことである。
ところが、警察、検察から嫌疑を受け、捕まると、自由を奪われるだけでなく、人としての尊厳を奪われ、屈辱的な取り調べをされることがあるという例が大阪地検特捜部の取り調べ担当検事によって起きた。
検事は勘違いする人が多いが、国家権力の担い手、代理人にしか過ぎないにもかかわらず、偉そうに自分が正義だなどと思い込む。
ストーリーを作り、取り調べで、その線に沿って誘導するなんてことを平気でやる。
佳くないのは、検察で取り調べ問題を深刻に受け止めていないことである。
取り調べの可視化が取り入れられてきたし、威圧的、不法な取り調べは許されないことを肝に命じ、検事は容疑者と対峙する必要がある。
検察は高裁の今回の決定を警鐘を鳴らされたと判断し、事件を看過してはならないと(読売林信登記者)言う指摘を全く無視してきた結果が冤罪事件の多発となっている。
自民党裏金議員に対しては、政治資金規正法に反する行為であるが、全く捕まえようとはしない。
弱い者いじめばかりし、権力に対して、同じ権力を持っているにもかかわらず、その権力を行使しようとはしない。」
検察は腐りきっている。
悪い奴を捕まえるのが検察の仕事ではないか。
組織として、検察を改革しなければ、日本はダメになってしまう。
2024年08月12日
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