2024年07月27日

緑地増やす試み 都心が舞台

 東京都心は「100年に1度」と評される大規模開発が相次いでいる。高層ビルや複合施設の建設を目の当たりにしている人も多いだろう。それだけではなく、企業などによって新たな緑地が造りだされていることをご存じだろうか。地価が高い都心で敢えて緑を増やす理由は何なのか。と7月25日の読売(中根圭一記者)が夕刊で伝えている。

 東京は、新宿の大日本印刷の敷地(5・4f)にある「市谷の杜」、面積が1・5f。2015年に誕生。
 千代田、中央、港の3区では、緑が地表を覆う面積が地域全体に占める割合を示す「緑被率」が増加している。最近の大規模開発で計6fの緑地が新たに生まれた。


 年々、夏の暑さが酷くなっている。
 若い頃、肉を好んで食していたときにはどちらかといえば、暑がりだったが、食事制限で縁がなくなれば長じて寒がりになった反面、暑さには強かった。

 この酷い暑さでも畑の草むしりをやってきて、熱中症になりかかったことはあったが、何とか無事だった。
 
 連れ合いと一緒になった頃は、寝室にはエアコンがあったし、皆がいる部屋にはエアコンがあったが、そのエアコンが故障してから、わが家ではエアコンが使えず、夏の厳しい暑さを扇風機で凌いできた。
 連れ合いは、冷風扇とか呼んでいる扇風機のようなものをキッチンで使っている。

 それでも、何とか乗り越えてきた大きな理由は、ご近所さんの庭に樹木が多く、この樹々が風を運んでくれるからで、わが家にも樹木はそれなりにあることも大いに影響しているだろう。

 ところが、近所の寺でこの暑い夏にせっかく植えたクスノキを裸にし、先日、とうとう伐採してしまったのである。自由主義社会だから、他人の土地で誰が何をやろうが余計なことを四の五の言えないが、アホかと怒り心頭である。

 暑いから、クスノキがどれほど暑さをしのいでくれることか考えずに、伐採するなんて何を考えているのだと思っても伐採してしまったものはもう元には戻らない。

 大都会東京に対し、自分が生まれ育った首都圏の田舎町には結構緑が残されていたが、住宅建築のための開発が進むたび、樹木が減ってしまう。

 神社仏閣は宗教法人ということで、固定資産税の支払いが免除されているのだから、近隣住民のために1本でも多く樹木を植え、育て、守っていかなければならない。

 街路樹に除草剤をかけ、枯らして伐採したビッグモーターの社員のような男は地球に対する犯罪として極刑にしてもいいくらいの悪辣さである。

 手近な暑さ対策として、街の緑を増やす、それも形ばかりではなく、樹林地のような場所が少しでも増えることが望ましい。
 街路樹であれば、欅が望ましいし。一定の高さも必要だ。

 大規模開発の是非は別にして、理由は何でもいいから、都市部の暑さ対策のために樹木の数を増やすことを求めている。

 高級住宅地といえば、緑が多いというのが代名詞である。
 都内でも、緑豊かであることが街のレベルアップにつながる。
 それほど、緑、樹林地は大事な存在でる。
posted by 遥か at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190997717
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック