2024年06月28日

米兵 沖縄で16歳未満少女不同意性交罪で起訴抗議相次ぐ

 沖縄県内で2023年12月、16歳未満の少女を誘拐して性的暴行をしたとして、在沖縄米空軍の兵長の被告(25)が不同意性交とわいせつ誘拐の罪で3月27日在宅起訴され、身柄を勾留された事件の発覚を受け、県内では6月26日、抗議の動きが相次いだ。と読売が伝えている。

 玉城デニー知事の支持基盤「オール沖縄会議」は同日、県庁で記者会見し、「本土復帰から50年以上たっても事件事故が繰り返される。強い怒りを覚える」と訴えた。また、起訴後約3か月間、県に情報を伝えなかった外務省を「県民の人権と尊厳をないがしろにしている」と批判。28日に新たな顔ぶれで開会する県議会での議論も求めており、超党派での抗議決議などが審議されるとみられる。


 沖縄では県議選があり、与党が議席を減らしたと伝えられている。
 米兵による沖縄女性、しかも、まだ16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し、少女の自由と尊厳を奪い性的暴行するという凌辱事件が起きたことを選挙前には流さないという情報操作が米国のぽちと化している外務省の役人によってなされた。
 当然、米国の僕となっている岸田政権が承知の上のことである。

 語り継ぐ戦争で、敗戦後、沖縄を筆頭に基地の街などで、日本人女性に性的暴行事件を繰り返してきた米兵に対し、自分は反米主義者になったことを明らかにしてきた。

 性的暴行事件といえば、大阪地検のトップが部下の女性検事に性的暴行した容疑で逮捕されたが、事件があったのが2019年で、検察のトップは定年まで3年残して退職し、高額な退職金をせしめ、弁護士になっていた。
 文春砲がさく裂しそうになったから、検察庁はこの男を捕まえたが、今頃、捕まえるなら、もっと早く捕まえろという声が寄せられそうだ。

 ガマフヤー具志堅隆松さんの遺骨収集活動を伝えてくれる『骨を掘る男』を観たとき、例によって、映画の内容などを認めたプログラムを買い求めた。

 専修大学教員で社会学の森啓輔さんが「傷ついた他者とのつながりから自らの生と向き合う」というタイトルで、「今なお続く基地問題やその他の諸問題を生きる沖縄の人々は、過酷な生を強いられている。本作は『わたしが生きるためにあなたは死んでくれ』という声に、どのように抗うことができるのかという問いに、一つの答えを与えている。」と書いている。
 私が生きるの私を本土に、あなたは死んでのあなたを沖縄に置き換えるとわかりやすい。
 さらに、私を米国に、あなたを日本に置き換えるともっと米兵の事件が理解できるのではないか。

 ドウス昌代『敗者の贈物』(講談社)で、敗戦後、日本政府は日本人女性が占領軍の兵士、主に米兵から性的暴行を受けることを怖れ、特殊慰安施設協会(RAA)を作り、国策の売春婦を集めたことを知った。
 国策売春施設は大盛況だったが、予想通り、梅毒が蔓延し、米本国から横やりが入ったが、米兵には梅毒の治療薬が本国から届いた。それほど米兵の性欲はすさまじかった。

 沖縄では1995年9月、米軍海兵隊員ら3人による小学生女児を拉致し、集団で性的暴行する事件が起き、いかに温厚な沖縄県民も流石に怒り、日米地位協定を理由に容疑者が米国に逃亡したことから、反米、反基地運動が盛り上がったことがある。

 米兵は女と見れば見境がなく、1945年8月9日未明、満州に侵攻し、満蒙開拓団などの女性たちを滅茶苦茶に性的暴行したソ連兵と変わらない。
 日本の兵隊も占領地で同じようなことをやっている。

 辺野古に新基地を造らせる理由がない。沖縄戦の遺骨が混じった土砂で埋め立てをするなど言語道断である。
 米兵は日本人女性に性暴力はしても、日本を守ることはないことを肝に銘じるべきだ。 
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