2024年06月20日

高さ11bの橋から激流へ 女子高生殺害 またしても旭川

 政府は11日、犯罪被害者の遺族に支払われる給付金の最低額引き上げを柱とする改正犯罪被害者給付金支給法施行令を閣議決定した。14日に交付し、15日に施行される。と6月11日の読売が夕刊で伝えている。

 しかし、殺害されてしまってはどうにもならないということで、犯罪被害者支援の立場から、悪質な加害者に厳罰を科すことを提唱したい。

 1996年12月、北海道旭川市立北都中学校で、女子生徒が悪ガキたちに集団で性的暴行されるという凄惨な旭川女子中学生集団性的暴行事件が起きた。
2021年 2月、北海道 旭川市立北星中学校の女子生徒に対するいじめ、集団性的暴行により被害者の女子生徒が凍てつく公園で凍死させられた旭川女子中学生いじめ凍死事件が起きている。
 2024年4月、旭川の景勝地・神居古潭の神居大橋(高さ11b)から、留萌市の女子高校生(17歳)を川に転落させ、殺害したとして旭川市の女の容疑者(21)と19歳の少女が殺人の疑いで逮捕された。とメディアが伝えている。


 旭川で立て続けに起きている女子中学生に対する性暴力が絡む二つの事件、そして、今回起きた被害者は旭川から少し離れた留萌の女子高校生が旭川でも札付きのワルだと悪名高き女に高さ11bの橋の上から激流の石狩川に転落させられ、5月になってようやく遺体が見つかったことから、犯行が明らかになったというのだ。
 容疑者は、取り調べに対し、女子高校生を橋に残して、帰ったから、後のことは知らないと供述しているそうな。
 神居大橋に連れていくとき、コンビニに立ち寄り、助けを求めた被害者に対し、コンビニ店員が警察に連絡をしなかったことが明らかになっているが、東京ならあり得ないことだ。
 コンビニ店員を言いくるめた容疑者は、抵抗する女子高校生を無理やり神居大橋に連れて行ったのは突き落とすためであることは明白で、平然と嘘の供述をする容疑者の悪質さが推察される。
 この事件でも加害者たちが被害者の女子高校生にわいせつと報道にあるから、性的暴行があったとみている。

 2022年3月、木野工『襤褸』(新潮社)を買い求めて読んだことを書いた。
 5・15事件を時代背景に旭川の中島遊廓に売られた女性がそれこそ襤褸のような扱いで楼主に搾取され、死んでいく話である。
 読んだとき、旭川では女子中学生が学校内で悪ガキたちに集団性的暴行され、いじめで性暴力を受けた女子中学生が凍てつく公園で凍死させられた事件があったことが頭から離れなかった。
 だから、加害者たちは悪辣な廓の楼主の末裔ではないかということを書いた。

 語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚だから、日本全国を周ってきたので、北は北海道稚内から南は沖縄までかなりの都市を訪れたが、街のイメージとしては、旭川は最悪、ワーストナンバーワンということになる、

 個人的には、学生時代最後の京都旅行に次いで、社会人になって北海道を旅行したとき、旭川で駅前の呼び込みで泊った旅館が人生で最悪だったことも大いに影響しているとは思う。
 騙された方が悪いとはいうものの、恨みは消えない。

 襤褸を読み終えたとき、ヒロインがあまりにもかわいそうで、旭川に遊女や女郎と呼ばれし女性たちの墓があれば、供養に訪れたいと書いた。

 しかし、今回の女子高校生転落殺人事件の顛末を知ればしるほど尻込みする自分がいる。
 加害者が跋扈している旭川でカネを使いたくないなと思った次第である。
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