2024年05月27日

米粉需要 10年で3倍 小麦粉代替 パン、ケーキ、麺・・・

 パンやスイーツなどの材料として、「米粉」の利用が広がっている。農林水産省によると、米粉用の需要は24年度、6・4万dに上ると見込まれ、10年前の3倍近くに拡大。ロシアのウクライナ侵略後、値上がりした小麦粉の代替品として注目されたが、米粉そのものが持つ様々な利点が評価され、人気が継続しているようだ。と5月23日の読売(真崎公美記者)が夕刊で伝えている。

 4月24日の食品新聞のWEBによれば、主食用米の需要が年々減少する中で、国は米の消費拡大の取り組みの一環として米粉の普及を推進してきた。23年度は米と米粉の消費拡大に向けたプロジェクトを組織し、TVCMやインターネットを使ったレシピ提案、外食産業やスーパーマーケットらとのコラボレーションなどを手掛けている。米粉を使ったパンやケーキ、麺類など新たな用途に使用できる米粉の需要は、拡大傾向にある。

 また、ここ最近では新たな米粉の活用方法として、米殻を加熱処理した後に裏ごしピューレ状に加工してパンなどに使用する米ピューレや、特殊な加工技術により増粘多糖類や油脂などの代替として製パン時の粘度調整に使用することができるアルファ化米粉なども登場した。

 米粉用米の生産は各地で増加。米粉専用の品種である「ミズホチカラ」や「笑みたわわ」「ほしのこ」「こなだもん」のほか、麺に適した「亜細亜のかおり」といった加工適性や収量に優れた米も開発された。

 米粉は硬い米粒の製粉に手間がかかるという課題があった。そのため、価格も1`あたり140〜340円と小麦粉(130〜140円)に比べて割高。しかし、近年は製粉技術の進歩で大量生産、きめ細かな粉がひけるようになり用途も広がったことで、小麦アレルギーのない人にもファンが増えている。


 2022年2月24日の強盗国家ロシアによるウクライナ侵略の影響も含め、世界的に小麦の供給が滞ったことで、わが国では米粉に注目が集まった。
 米粉は小麦アレルギーでも、家族や友人と同じものを食べることができることで注目はされてきたが、小麦が輸入できなくなることが改めてわかってしまえば、コメを生産する日本にとっては、小麦から米粉に原材料を変えていくことが経済的にもはるかに賢明なことになる。

 さらに、食料の自給率アップという課題にも役立つ点もクローズアップされている。

 戦後79年、日本国憲法のお陰で日本は米国の戦争に巻き込まれないで、曲がりなりにも平和を維持することができた。
 ところが、平和の有難みを忘れてしまった自民党とその補完勢力は米国の戦争に巻き込まれる安保法制など日本を戦争ができる国に変えようと躍起となってきた。
 ついには、日本国憲法9条の平和主義を捨てようとまでしている。

 平和な時代は、食料自給率が低くとも、足りない分は輸入すればいいと誰しもが考えていただろう。
 目を覚まさせてくれたのが強盗国家ロシアのウクライナ侵略である。
 21世紀のヒトラー+スターリンこと悪魔殺人鬼のプーチンは今回の侵略戦争でウクライナの領土を奪い、子どもたちを拉致し、女性に性的暴行するという蛮行を兵士させている。
 侵略戦争は今回だけでなく、ウクライナの領土であるクリミア半島をすでに強奪しているのだ。

 平和ボケしていた日本人もようやく事の重大さに気づいた。
 戦争になると食料を輸入したくとも、輸出してもらえなくなるということにである。

 小麦は一つの例にしかすぎない。
 小麦の代替に米粉、その次のことも考えておく必要ある。
posted by 遥か at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) |
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