重篤な病気で闘病中だと伝えられている経済アナリスト、エコノミストで獨協大学教授の森卓さんこと森永卓郎さんが『書いてはいけない』(フォレスト出版)を刊行されたら、知る人ぞ知る爆発的な売れ行きだが、題名のとおり、メディアの世界では書いてはいけない、しゃべってもいけない内容だからどこもこの本のことを取り上げないそうな。
人間の心理として、書いてはいけない、しゃべってもいけないとなれば、俄然興味関心を持つものである。
メディアではとりあげないが、YOUTUBEの三橋TVにその森卓さんの講演内容がアップされていたので、当然、視聴したというわけ。
語り継ぐ戦争で、米国が嫌いになるばかりの自分にとって、米国の言いなりになっている日本政府には怒り心頭だった。
戦後、79年経っても、まだ米国に隷従、まさに植民地としか言いようがない、とても独立国とは思えない不甲斐ない日本政府。
その原因が1985(昭和60年)8月12日、日本航空123便(ボーイング747SR-100型機)が操縦不能に陥り、群馬県多野郡上野村の高天原山山中ヘ墜落した航空事故だというのが森卓説だった。
当時、市民から支持されているという状況ではなかった自衛隊が日航機の尾翼を過ってミサイルで撃ち抜いたため、操縦不能に陥って墜落し、まだ生存者もいたはずだが、救援に向かおうとした米軍横須賀海軍基地のヘリを途中で引き返させ、自衛隊の特殊部隊が、不都合な真実を隠すため、遺体を火炎放射器で焼いたというのだ。
4人の生存者は墜落の衝撃でバラバラになった機体の最後尾に乗っていたことから、機体と共に沢の近くに転落し、翌朝、村民に発見されたのだという。
政府にとって、不都合な真実をなかったことにするため、日本政府はボーイングのジャンボ機のせいにし、米国も了としたことから、このツケを爾来払い続けることになった。
そこから、当時景気が良かった日本経済を為替レートから締め上げ、関税障壁などで景気後退させ、所謂30年間の不況が日本を包み込むことになった。
語り継ぐ戦争で戦没者の慰霊のための行脚を続けていくうちに広大な面積の基地を占拠している米軍が日本を守るためではなく、日本を米国の防波堤にするために基地がおかれていることに気づく。
さらに、友好国だと日本を表向き持ち上げている米国は、戦後、朝鮮戦争に始まり、ベトナム戦争、中東戦争、そしてアフガニスタン戦争とずっと戦争をやってきて、戦死者、傷痍軍人があまりにも多数出たため、もう、戦争ができなくなったことから、日本の自衛隊に米軍に代わって戦争させようとするようになっていく。
ファシズムの国家だった日本は危険な存在だったから、日本国憲法で一時は武力の放棄をさせたが、朝鮮戦争のとき、自衛隊の前身警察予備隊を作らせ、民主化された政府の許、爾来防衛力の強化を進めさせてきた。
唯一、認めてこなかったのが核武装である。
日本には、自分のような反米主義者がまだまだたくさんいるはずだから、核武装させれば、いつ米国にその矛先を向けるかわからないからだ。
現に、日本で三菱重工がジェット機を作ろうとしたら米国が邪魔してぽしゃってしまった。
当時の中曽根政権から米国に強要された郵政民営化を無理やり成し遂げ、アフラックを売らせようとしている米国追随型だった小泉政権、岳父からずっと米国と関係が深かった安倍政権を経て、米国隷従の岸田政権と日本が弱体化し、駄目になってきたのは自民党売国奴政権のせいだと戦没者はあの世で嘆いているはずだ。
戦後79年、御巣鷹での日航機墜落事故から39年だから、もう、いくら何でも独立国家としての矜持を持てるようにしなければ日本の浮上はない。
森卓さん、奇蹟が起きて回復し、書いてはいけない、ほかにもあるはずの不都合な真実を教えていただきたい。
忌野清志郎さん、坂本龍一さんと世のために発信してくれた人が旅立ってしまった。
森卓さんには、何とか元気でいてもらえるように祈っている。
2024年04月10日
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