インターネット通販大手アマゾンジャパンの下請け企業と業務委託契約を結び、神奈川県横須賀市を拠点に働く配達ドライバー10人が13日までに、「東京ユニオン・アマゾン配達員組合横須賀支部」を結成した。と2022年6月13日の日経新聞が伝えていた。
組合員は個人事業主(フリーランス)として働くが、アマゾンからアプリなどを通じて指揮命令を受け、労働時間も管理されているとして、業務委託は「偽装」と主張、労働基準法上の労働者に当たるとしている。
組合員らは13日、アマゾンジャパン本社(東京・目黒)を訪れ団体交渉を求め、労働契約の締結や長時間労働の是正などを求める要求書を提出。同社は取材に「本日受領し、内容を確認している」と回答した。
「宅配『1時間30個』の酷」「アマゾン配達員が労組」「休憩とれず 事故補償なし」という見出しで、2月28日の読売(中村俊平記者)も夕刊で取り上げている。
語り継ぐ戦争の立場だから、アジア太平洋戦争のことをいろいろ勉強するうちに反米という意識がどんどん強くなってきたような気がする。
戦争に敗れると勝った側が敗れた側を支配することはやむを得ないとは思う。
軍部独裁政権というファシズムの国から民主主義の国になれたのは米国のお陰だと言ってもいいくらいだ。
しかし、20世紀にあれよあれよという間にコンピュータが普及し、世の中が様変わりしたが、その恩恵を被ったのは米国の「Google」「Amazon」「Facebook」「Microsoft」「Apple」所謂GAFAならぬGAFMAというIT関連の大企業である。
日本にもユビキタスで知られる坂村健さんのような優秀な研究者がいて,OSだって勝負できるはずだったが、政治的圧力というかいつの間にかマイクロソフトの独占みたいになってしまった。
反米でも、仕方ないからマイクロソフトやグーグルを使っているが、アマゾンではなるたけ買い物しないようにしている。
理由は支払いがクレジットだけだから、ネットでクレジットでの支払いをしないことにしている関係上、アマゾンが使えないからだが、反米だから自分としては満足しているが、不便であることは言を俟たない。
YOUTUBEを便利に使っているが、どこでやってくれているか知らないが、米国だったら、これもお世話になっている。
アマゾンといえば、宅急便であるが、こちらの利用はわが家ではかなり多いに違いない。
定期的に、愛媛県宇和島の吉田町から柑橘類を、秋田県大館からロシア製の黒パンを、健康のためにサプリを、さらに化粧品を連れ合いが送ってもらう一方、有機無農薬野菜を親族などに定期的に送っているので、こちらも年間かなりの利用になる。
TVで宣伝している通販を利用したことだってある。
というわけで、クロネコヤマトを筆頭に配達員の皆さんにはお世話になっているのでいつも感謝している。
ところが、アマゾンを筆頭にわが国の会社でもよくあるのが、社員に有限会社を作らせて独立させ、雇用では関係ではなく、業務委託、請負関係に持っていくという脱法と言ってもいいようなことが横行している。
植木の手入れなどをわが家でお願いしている外工工事の職人さんがまさにこのような働き方をさせられているみたいなのだ。
企業にとっては、厚生年金、社会保険の負担を免れる汚いやり方で許されないが、社員は弱いもので、従わざるをえなくさせられているのである。
世界的な大企業のアマゾンがやっていることは労働者を人間扱いしていないことで、自分がこの大企業を使っていなくてよかったと安堵している。
労働者は団結しないと資本家、経営者とは闘えない。
とにかく、働く者が虐げられていてよいわけがない。
労働組合を結成することにエールをおくりたい。
2024年03月02日
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