2023年12月29日

日本の畜産を応援するぞ!

 年の瀬を迎え、行く年を振り返って書いておきたいことに思いを巡らせると、やはり、食の問題は一番大事なことで、飼料の高騰で危機的状況にある畜産業に応援のメッセージをおくるために広告の紙面ではあるが、12月26日の読売がVol. 1「北海道フレ!フレ!日本の畜産」というタイトルで、「畜産未来@SCHOOL」と「畜産現在@fields」畜産の未来への取り組みとして帯広農業高等学校と現在の取り組みとして株式会社エフティファームのサスティナブルな取り組みを伝えていることを取り上げておく。

 開校から100年以上の歴史を誇る帯広農業高校エコネクトンプロジェクトとして、生徒が持続可能な豚の飼料の検討を行っている。
 23年度は帯広を代表するパン屋から廃棄される食パンの耳を譲り受け、配合飼料に混ぜて給餌。生産した豚肉をパンの具材として提供することを企画し、地元企業との協業を通じて地域活性化への貢献をめざしている。

 エフティファームでは北海道を代表するななつぼしを食べて育つブランド豚の米愛豚(まいらぶた)を生産している。関連会社の農場で採れた米を出荷2か月前から配合飼料に混ぜて給餌することで、脂のさっぱりとした甘みを感じられる上質な豚肉に生育。排出される糞を肥料にして還元するなどグループ企業間で地産地消。循環型農業に取り組んでいる。


 コロナ禍になってから、外食はほとんどしたことがないが、毎日の夕方の散歩で、街道を歩いているとスシローの近くや焼き肉屋の前を通る。スシローは以前ほど混んでいないが、土日の焼き肉屋は家族連れなどでいつも混んでいる。焼肉好きな人が多いのだろう。
 しかし、肉は大好きという人も畜産業が飼料代高騰で苦境に陥っていることについては、気にしている人は少ないような気がしてならない。

 40代早々に炎症性腸疾患クローン病になって、長いこと食事制限をしてきたので、若い頃あれほどよく肉を食べていたにもかかわらず、退院後、ほとんど肉を食べたことがない。

 それでも、食料自給率が38%ということで、危機意識が高いことから、畜産業が飼料の高騰でピンチだというなら食の非常事態だと考えている。

 畜産業でも今回は北海道の養豚業が対象である。農業高校ではパンの耳を豚の配合飼料に混ぜて給餌させて、生産した豚肉をパンの食材に使ってもらうという取り組みを行っていることがわかった。まさか、パンの耳を捨てるなんて信じられなことだが、豚に食べさせることには大いに賛成である。

 エフティファームが米を配合飼料に混ぜて食べさせ、排せつした糞を肥料にするという地産地消の循環型農業に取り組んでいるということを知った。
 当然のことで、全く驚かない。
 有機無農薬で野菜作りを実践しているので、有機肥料として豚糞を使っているので、豚糞の効用はよく知っている。
 養豚にはパンの耳どころか、残飯などを食べさせることは当然のこととして、配合飼料に米を混ぜるのも米余りの日本では当然のことだろう。

 米国産のトウモロコシなど買わずに、北海道ならトウモロコシくらいいくらでもつくれるはず。
 とにかく、外国産の飼料も肥料も使わずに国内で自給することが求められている。
posted by 遥か at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 農業、林業振興
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