2023年10月02日

全寮制国際高校 UWC ISAKジャパン10年目

 世の中のその時々の課題について、有識者にその考えを訊く。読売の優れた連載「あすへの考」。その9月24日はユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン代表理事小林りんさん(48)が全寮制国際高校ユナイテッド・ワールド・カレッジ(uwc)ISAKジャパンが開校10年目を迎え、教育の多様性こそ、変革の源ということで、停滞する社会に変革をもたらす「チェンジメーカー」を育てる鍵になると説く。

 緑あふれる軽井沢のキャンパスに集う生徒の多くは、米国のエール大学やプリンストン大学など有名大学を含む海外の大学に進学する。一部は日本の大学にも進学するが、起業したり、海外のIT企業で活躍したりする人もいる。
 入学者は小論文や自己アピールの動画、面接、高校の推薦状などで選抜し、志願倍率は5〜6倍。英語力よりも自ら課題を見つけ「問い」を立てる力があるか、自分と異なる考え方にも関心を持っているか、困難なことに挑む姿勢があるかなどを重視する。

 国内のインターナショナル・スクールの多くは各種学校の扱いだが、正式な日本の私立高校として認可されている。
 1年生は国語や体育の授業を受け、「武道」として空手も学ぶ。3年生は国際的な大学入学資格となる国際バカロレアのプログラムが主体となる。
 2017年からはUWCに加盟し、留学生の出身国・地域がさらに広がり、各国の選考を突破した優秀な生徒が集まっている。
 生徒は女子を教育から締め出すアフガンや戦時下のウクライナからも。教室は世界の縮図。

 教育の多様性の広がりが、社会や経済の成長にもつながることを多くの人に知ってもらいたいと願っている。と結ぶ。


 「米百俵」の故事で知られる長岡藩の小林虎三郎。
 北越戦争に敗れ、貧窮していたとき、見かねた支藩三根山藩」からの支援として米百俵が届く。これを藩士に配らず、売却して、学校の建設に充てるのだ。

 国づくりは人づくりという言葉があるが、人材こそ国の宝である。
 語り継ぐ戦争では、この国の宝を殺害したのが20世紀のソ連の悪魔殺人鬼のスターリンだ。
 ソ連に逆らえないようにポーランドで22000人、もしくは25000人の前途ある有為な人たちを捕まえ、カティンの森で虐殺したのである。
 21世紀のヒトラー+スターリンこと悪魔殺人鬼のプーチンは、ウクライナに侵略するや占領地の子どもを誘拐し、ロシアに連行して、洗脳すべく抑留した。

 私事で恐縮であるが、先祖が寺子屋の師匠をしていたことで、近隣の貧しき住民たちから、敬愛されたかして、石碑が建てられ、本家の広い屋敷の一角に鎮座している。
 寺子屋というくらいだから、寺の境内に石碑が建立されたが、時の流れとともに本家の屋敷に移転したということになる。

 母方の祖父は校長で、父親は病死したとき、小学校の教頭だった。
 父親が病死した時、1965年8月、夜中に多量の血を吐いて入院し、動脈瘤破裂だとかで手術したが、そのまま意識が戻らなかった。
 手術で使った血液を返せと病院から請求され、困っていた家族に父親の教え子たちが自分たちの血液を提供してくれたのである。
 教育者ってすごいなと今思う。
 先生が嫌いだったら、自分の血液など提供してくれるわけがないからだ。

 小林りんさんは日本の宝だ。
 各国から留学生を集め、親日の人たちを増やせば、将来の日本の安全保障のために投資されているようなものではないか。
 日本で優秀だとされている財務省の役人は増税することばかり考えていて、定年後の天下りとか自分のことばかり考えている身勝手な連中で、国を少しでも良くしようとは考えていない。
 世の中を佳くしようとする人たちが一人でも増えるような教育機会を提供できるようになってほしい。
 自分の知人の娘さんと連れ合いの娘さんが米国に留学していて、連れ合いの娘さんは中国人と結婚してニューヨークにに住んでいる。
 知人の娘さんは新潟の男性と結婚し、新潟で暮らす。

 これからは、小林りんさんのような考えでできた学校がもっと増えていくことを期待したい。  
posted by 遥か at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育
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