2023年07月17日

地熱開発リスクあっても原発よりはるかに安全

 政府が開発を後押ししてきた地熱発電。北海道の調査現場で6月、大量の蒸気が噴出し、敷地内の水から基準を大幅に超えるヒ素が検出された。
 全国の地熱発電事業への影響が懸念され、再生可能エネルギーの拡大に向けて事業者の丁寧な説明が求められる。と7月14日の読売(石黒慎祐、中島千尋記者)が伝えている。

 地熱発電は、脱炭素社会の実現に向けて重要性が増す再生エネの中で有望視されてきた一つだ。太陽光や風力と違って天候に左右されず、出力も安定しているためだ。
 日本は火山が多く、地熱資源が豊富にある。
 資源量は電力に換算して2347万㌗で米国、インドネシアに次ぐ世界3位だ。
 現在の発電容量は約60万㌗で、原子力発電所の1基分にも及ばないが、政府はエネルギー基本計画で、2030年度に電源構成の1%(発電電力量110億㌗時)まで増えると見込んでいる。

 しかし、地熱の開発は、適地を探し、井戸を掘って、採算性を精査する必要があり、開発には10年以上の期間が必要とされる。「適地に当たる確率は3割ほど、リスクを取りながらどこまで労力をかけるかは難しい」とされる。(電力会社)
 日本地熱協会によると、2023年4月時点で、国内で出力1000㌗以上の地熱発電所は23か所ある。


 北海道の蘭越町で実施していた調査で蒸気の噴出があったくらいで、地熱開発のリスクが顕在化したと報道するのは、原発再稼働を目論んでいるからかと疑念を抱きたくなってしまうが、地熱という天からの恵みを使わせていただくのだと考えれば、驚くに値しない。

 地熱利用先進国の米国などから、地熱利用におけるリスクの問題など聞こえてこない。
 原発の危険性に較べたら、相手は大自然だから、地震や火山大爆発、台風、集中豪雨、線状降水帯のような問題は起きて当たり前のことである。

 原子力に頼らないエネルギー政策といえば、再生可能な太陽光、風力、地熱を利用するよりほかに方法がない。
 しかも、火山列島のような日本は地熱の資源量が豊富ときているのだから、利用しない手はないではないか。

 地熱を利用する米国、フィリピン、ニュージーランド、メキシコなどは皆火山があり、地震も多い。

 再エネ拡大のために地熱再利用に足踏みは許されない。
posted by 遥か at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
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