2023年07月07日

塩分こす膜 飲める「海水」へ

 7月2日の読売が[サイエンス Report]というタイトルで。「塩分こす膜 飲める『海水』へ 極小穴で淡水分離 軽い環境負荷…海外と開発競争 国も支援」という見出しで、海水から塩分を除去し、飲めるようにできる日本の高度な技術が世界から注目されている。と伝えている。

 地球の水で、97・5%は海水、ほとんどが生活にそのまま使うには適さない。残り2・5%が淡水であるが、実際に使えるのは0・01%に過ぎない。
 人口増加や気候変動の影響で多くの発展途上国などでは慢性的な水不足に悩まされている。
 海水を淡水化する高度な技術が世界から注目される所以である。

 海水から塩分を取り除き、淡水に変えるには「蒸発法」と「逆浸透法」の二つに大別される。
 蒸発法は海水を加熱する際のエネルギー量や二酸化炭素排出量が多いのがネックだ。
 近年主流となっているのが「逆浸透膜](RO膜)を使うことで環境負荷が小さいのは逆浸透法である。

 1968年に研究開発を開始した東レ、日東電工、東洋紡エムシーが国内の主要メーカーで、近年、海外での納入が相次いでいる。
 さらに、低コスト化と環境負荷の低減を図る手法として「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などが開発した「海水淡水化。下水再利用統合システム」もある。
 災害時に循環型「水」再生技術を開発したのが2014年に設立されたベンチャー企業「WOTA」だ。
 19年に販売を始めた「WOTA BOX」は豪雨で被災した岡山県倉敷市の避難所などに提供された。


 戦国時代、海がなかった甲斐の武田信玄は海に出るため越後の上杉謙信と川中島で戦ったという話が伝えられているくらい海に出られることが大事だった。

 海運が盛んだったその昔、北前船で日本海側の都市が栄えたし、博多、瀬戸内、大阪、名古屋、横浜、東京、仙台、そして小樽と港がある街が栄えた。

 塩が必要なら赤穂の塩田もあった。

 森林面積が国土の7割という日本では、海水を淡水化させるまでもなく山から河に水が流れ、水道も整備され、そのまま飲用することが可能である。

 ところが、アフガンで医師の中村哲さんが灌漑用水を整備され、農作物が収穫できるようにしたように世界中で砂漠地帯などでは水がなくて困っている。

 海水がいくらあっても、淡水化させられなければ、使えないので、海水を淡水化できる高度な技術は世界を救うことになるだろう。

 世界を救う海水の淡水化技術者にエールをおくりたい。
posted by 遥か at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
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