2023年04月24日

「竹害」助ける「竹紙物語」

 「紙 WAZA」というタイトルで「竹害」に悩む地主に「地域を助ける『竹紙物語』」という見出しで、4月22日の読売が夕刊(紙WAZA編集長木田滋夫)で増え続ける竹から製紙する会社のことを紹介している。

 竹といえば、竹とんぼ、竹串、竹箸、団扇、扇子、竹かご、素麺流し、垣根、竹ぼうきそして尺八とその用途は幅広い。タケノコは今の季節わが家でもご近所や友人から頂戴して、タケノコ大好き人間の1人である連れ合いがせっせと食している。
 しかし、生活様式の変化などで需要が減り、手入れされなくなったた竹林では竹が増殖している。

 里山や宅地に竹やぶが広がる「竹害」が問題になっている地域もある。
 新たな使い道はないだろうかと生まれたのが、国産の「竹紙」だ。

 日本の竹林面積は約17万f。JR山の手線内側の面積(6300f)の約27倍に相当する。
 都道府県別で1位の鹿児島県には全国の1割に当たる竹林があり、タケノコなどの生産が盛んだ。

 同県で2番目に竹林面積が広い薩摩川内市には中越パルプ工業川内工場があり、ここでは1998年から竹を原料にした紙を生産している。国産の竹のみで紙を作っている日本で唯一の製紙会社である。

 「竹紙は地域の課題を解決したいという一人の社員の熱意で始まった。社会に対しいい行動をとる人が増えれば、世の中は変わっていく」とは中越パルプ工業の営業企画部長の西村修さん。


 ご近所に住む屋敷が広い旧家の奥さんから毎年タケノコを頂戴していたのだが、先日、畑で採れた野菜を持参してお礼に伺ったら、屋敷周りの竹やぶを伐採していて、タケノコは今年で最後ということになった。
 竹がどんどん増えて、ご近所から苦情というか、何か伐採する事情が起きたのかもしれない。

 語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で訪れた知覧目指して、鹿児島空港から知覧に向かう途中、薩摩川内を通ったような気がしないでもないが、レンタカーの車中からは、鹿児島に竹林が格別多いという印象でもなかった。

 竹の処分に困っているタケノコ農家の事情を汲んで製紙の原料にした中越パルプの社員には敬意を表し、エールをおくりたい。

 木を材料にできるものは、竹だって材料にできないわけはないと思うが、材質が異なるだけに製造するとなれば簡単ではないだろう。

 しかし、脱炭素の時代なれば、地域を助ける中越パルプのような会社の存在は大きい。

 小さなことの積み重ねが街を、地域を、国を佳くしていくことにつながっていくとすれば、とても、佳い教訓になる話だ。
posted by 遥か at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題
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