地場産業を立て直す拠点として、少子化などで閉校した学校を活用する試みが各地に広がっている。と6月17日の読売が夕刊で伝えている。
山形県鶴岡市で蚕の飼育場に転用。岩手県紫波町は酒造りの担い手を育成するため、「酒の学校」に衣替えし、教室ごとに醸造施設を設ける案を検討している。
林業が基幹産業の群馬県中之条町は、廃校を「町木材活用センター」として23年度のオープンを目指し整備する。
学校を建設するときはたぶん文科省からの補助金が使われているだろうが、当時の建物は古かった。
団塊の世代としては、戦争から父親たちが帰国して、ベビーブーマーだったから、首都圏の田舎町に生まれ育った自分は小学校3年生まで近くの分校に行き、4年生から本校に通った。
クラスは4クラスだったが1クラスに50人くらいいたような気がする。中学になると3地区の小学校から集まったので、AからG組まであったような気がする。
その後、田舎町が開発され、人口が増えるとともに学校も建設されたが、第二次ベビーブームが終わると、少子化になり、相次いで学校が閉校になり、その後は教育センターだったか?解体して保育園になったかしたが、ここにきて、さらに、少子化で学校の統廃合を首長が企んでいるらしい。
つまり、早い話が閉校した校舎が有効に活用されているとはとても思えないということだ。
紙面で紹介されたのは自分が生まれ育った首都圏の田舎町とは異なり、いまでも明らかな田舎町のことだが、廃校舎の有効活用としては大変素晴らしい試みでエールを送りたい。
養蚕も無論素晴らしいが、林業振興を折々、訴えている立場からすれば、群馬の中之条町が廃校を木材の活用センターにするというのは大賛成である。
中之条町といえば、四万温泉があるところではないか。
若い頃、職場旅行なるものがまだあった時代のことだが、行ったことがある。
温泉など興味も関心もないけれど、山奥にあったように記憶する温泉は景色がいいところだった。
岩手の紫波町の酒造りも将来有望である。
酒を飲む人がいなくなることはないし、美味しい酒を造れば、売れることは間違いないからだ。
ほかの街でも、廃校の有効活用を考えるべきである。
2022年07月24日
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