2021年02月18日

「PCR検査」をさせなかった政府、検査推進の動き

 時の問題、社会問題に鋭く切り込む、NHKの看板番組「クローズアップ現代プラス」国谷裕子さんが菅首相(当時は安倍内閣の時代)に番組を降板させられ、今回、NHKのエース武田真一さんが大阪に左遷させられることが決まるほど、政府に睨まれ、嫌われている番組が2月17日夜、政府のコロナ感染対策を厳しく批判(声高にでなく、そっと)していたので、書かないわけにはいかない。

 テーマは「“攻めの検査”はどうあるべきか 自治体のPCR検査戦略」であり、内容は㏋から転載させていただく。
 「新型コロナの感染拡大を防ぐため、あらためて注目される「PCR検査」。
発症した人だけでなく、症状のない“無症状”の人も含め、幅広く検査を行うことで、感染の拡大を防ごうという取り組みが始まっている。
 2020年10月からPCR検査を希望する高齢者施設の職員や出入り業者などを対象に、症状の有無にかかわらず検査を始めた世田谷区。
 宿泊業者を中心に広く検査を実施する観光地・栃木県那須塩原市。そして2月中旬から一部地域の住民を対象に実施を計画する広島。各自治体の最新の取り組みを取材し、変異ウイルスの感染も拡大してきたなかで、どういう戦略をとるべきなのか、専門家とともに掘り下げる」というもの。


 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授児玉龍彦先生が世田谷区の保坂展人区長と取り組んだPCR検査世田谷方式のことは再三書いてきた。

 優秀な頭脳を持っている東大の先生だから検査の効果をよくご存じであるが、、無症状の感染者が感染を拡大させていることくらい誰にでも理解できることである。
 
 だから、先生の力を借りて、徹底的にPCR検査をし、感染者を見つけ出し、隔離、治療すれば、感染者を減らすことができるにも関わらず、安倍政権、菅政権共に保健所経由だなどとPCR検査をさせないようにしてきたばかりかGoToで経済を優先させた結果、感染が拡大し、医療が崩壊してしまった。
 
 政府ので明らかな失政で、コロナのワクチンも食料と同じく外国頼みで、米国などの製薬会社から買い求めてから、これから、力を入れるなどと遅きに失した世迷言を言っている。

 PCR検査を徹底的やれとすでに何回となく書いてきたことを流石に「クローズアップ現代」のスタッフは気づいていたようで、ワクチン接種が始まる日に放送したのは政府に気を使ったからだろう。

 コロナの感染者では高齢者やカネのない人間が米国でどんどん死に、日本がそのあとを追いかけていくのは、介護でカネがかかるから介護高齢者には死んでもらいたいと財務省のセレブの親方が考えそうなことだ。

 医療関係者が優先され、65歳以上もワクチン接種が優先されると政府が言っているのだから、介護の費用がかかるから死んでもらいたいとはいくらなんでも政府も考えていないだろうとは思うけれど。

 緊急事態宣言を発出するだけでは、感染者を減らすための有効な対策とはならない。
 感染者を減らすためには誰が何と言ってもPCR検査を徹底し、陽性者を見つけ出し、隔離し、治療することが不可欠だということをもう一度訴えたい。
posted by 遥か at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コロナ
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