「いま風 水曜日」「粋」と題し、読売が連載しているが、4月11日にNPO法人代表藤井美登利さんをナビゲーターに小江戸として、近年よく旅番組などで紹介されている埼玉県は川越で、着物を着て街に出ようと呼びかけている。
藤井さんは欧州の航空会社で働き、観光で訪れた川越をすっかり気に入り、都内から転居し、2001年から川越のタウン誌「小江戸物語」を発行しているそうな。
紙面には、着物姿が素敵な藤井さんが川越の街を友人と散策し、買い物を楽しんでいる様子が写されていて、確かに、川越の街に着物がよく似合っていることが理解できる。
藤井さんは18年前から「着物を身近な暮らしに取り戻したい」と着物姿で川越の街を散歩する集まりを開いている。
着物というと高額なイメージがあるが、カジュアルな木綿や中古品なら数千円から手に入れることはできるし、手持ちの着物がなければ、借りてもいい。
古い街並みのある観光地なら着物のレンタルショップがあるところも多く、手ぶらで訪れても、着物姿になることができるという。
「まずは、自宅や実家のタンスで眠っている着物を思い出してみることから始めませんか」と藤井さん。
日本大好き人間の一人として、日本の伝統工芸や伝統芸能など日本の文化に関係するものとして、織物を取り上げたときだったか、着物のことも書いたことがあるような気がする。
近年、日本の佳さを外国人に教えてもらう事例が少なくない。
日本の古民家の水回り、トイレや暖房などをリフォームし、住みよくして提供しているドイツ人のカールさん、京都大原に居をを構え、大都会に出られる交通アクセスのよさと四季の豊かさがある日本の山里暮らしの楽しさを教えてくれているイギリス人のベニシアさん。
夏目漱石の研究で知られる米国人のキャンベルさんは、民芸に関心があるとのことで、TV番組に出演するとき、着物姿だった。とりあえず、思いつくままに3人の名前が挙がる。
着物は今や、歌舞伎などの古典芸能や職人、芸妓など接客業など職業とかかわりの深い人たちのものとなってしまった感がなきにしも非ずであるが、職業とは関係なく、単純に着物姿を楽しむ人がいることを知り嬉しくなってしまった。
京都、奈良、鎌倉など古都と呼ばれる街、そして、少し異なる雰囲気であるが、小江戸と称される川越といずれも着物姿がよく似合う。
齢を重ね、もう何時お迎えが来てもおかしくないが、そろそろ、自分にしても、連れ合いにしても、タンスに眠る母親の着物にもう一度、光を当ててやりたいと願っている。
ふだんの生活では、余裕がないと着物姿になれないが、若い頃みたTVドラマの父親のように仕事が終わった夕方以降は何とか着物を着られるように心がけ、その第一歩として、作務衣を着てみようかな思案している。
こちらは、煩悩を捨て去るため、頭を丸めているからお似合いとなるかも。
2018年04月21日
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