全国各地の伝統的工芸品を集めた企画展「暮らしに寄り添う、ニッポンの美。伝統的工芸品展WAZA2018」が東京は豊島区の東武百貨店池袋本店で2月16日から21日まで開催されると15日の読売がくらしの紙面で伝えている。
詳しくは「伝統的工芸品産業振興協会」へ。だとのこと。
国が指定した伝統的工芸品230品目のうち、岩手県の南部鉄器や東京都の江戸切子、石川県の九谷焼など86品目が展示販売される。
職人による実演や宮城の伝統こけし、長崎のべっ甲などを製作体験できるコーナーもあるみたい。
今朝、18日のNHK「小さな旅」が、選集として、「雪景色の中で」を放送し、新潟県は村上市の山熊田集落を取り上げ、日本三大古代布の一つ、「しな布」を紹介していた。
番組を視聴していたわけでなく、時計代わりに電源ONにしているTVがいつもNHKであることが多く、たまたま、山間の集落の冬の仕事として紹介されていたのが目に留まったというわけ。
この集落は昭和50年代頃までは、冬の4カ月は雪で閉ざされ、孤立した暮らしを送っていたというから、人々の忍耐力は半端ない地域である。
「しな布」はシナの木の樹皮を剥ぎ、糸にし、糸績みするという大変な作業でできるらしいのだが、雪に閉ざされる4か月間、この地区の女性は生き抜くため、必死で作業したのであろう。
雪国の暮らしがどれほど厳しいものかは、2018年になって、日本海側とりわけ、福井や新潟、内陸では、山形の肘折地区などでの豪雪で、雪下ろしなどでの事故で亡くなったという哀しいニュースが流れるたび、想像するだけで、自分なら逃げ出してしまいそうだ。
連れ合いの両親が越後それも信越の豪雪地帯妙高の出身で、亡くなる前に一度、墓参りを兼ねて、行って来てほしいと暗黙の願いに応え、今は限界集落となっている寒村を2回訪ねたことがある。
連れ合いの母親は先年亡くなる直前まで、指先が器用で、手作りの布製品をこさえる特技があり、為に、認知症にもならなかった。
連れ合いが愛用している弁当を入れる布製の袋は、それは素晴らしい出来栄えで、朝、弁当を袋に入れるたび、いつも、連れ合いの母親のことを思い出す。
田舎を訪ね、今も健在な本家を訪問した時、昔は豪雪のとき、2階から出入りしたとか、屋敷の裏手に大きな池があり、雪はそこに捨てたなどと当代の女将さんが話してくれたことも懐かしい。
伝統工芸品は、国指定のモノだけで、230品目もあるとのことだが、職人というか、携わってきた人たちは普通の労働者が定年となったのちも、皆、一様に元気であることから、認知症予防には絶対といっていいほど指先を使うことが役立つはずだ。
伝統工芸品は、クールジャパンとしても、もっと積極的に買い求められるように国が販売促進に力を入れていかなければならない。
東京は池袋に行くことなど滅多にないので、ついでがあれば、立ち寄りたいし、行かれなかったとしても、語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で、今夏、あるいは秋に行く予定の岐阜県などで、一品買い求めることで、ささやかながら、伝統工芸品を応援していくつもりである。
2018年02月18日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/182446960
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/182446960
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック