2025年09月10日

乗り合わせた飛行機で人命救助。医師に感謝のエール

 「お客様の中にお医者様はいませんか」…NY行きANA機で乗客救命、ためらう医師の脳裏に「訴訟リスク」というタイトルで、9月10日の読売(岡絃哉記者)WEBの記事に興味を惹かれて読んだ。

 羽田空港から米ニューヨークに向かう飛行機内で急患の命を救ったとして、札幌市中央区の医療法人社団「土田病院」理事長の医師・土田茂さん(56)が東京消防庁の「消防総監賞」を受賞した。同様の場面に居合わせても、十分な設備がない中での対応に二の足を踏む医師は少なくないというが、土田さんは「自分にやれるだけのことをやっただけ」と振り返る。

 「軽い頭痛くらいかな」。そう考えて名乗り出た土田さんだが、CAの案内で乗客男性(69)と向き合った瞬間に血の気が引いた。男性は呼吸ができず、心肺停止直前の状態だった。

 男性は機内食を喉に詰まらせたという。土田さんは慌てることなく、自動体外式除細動器(AED)を使用しながら胸骨の圧迫を繰り返す。数分が過ぎて男性の呼吸が戻った瞬間、「何が起きてもいいように」と常に持ち歩いている医療用の手袋を装着し、喉を塞いでいた肉片を取り除いた。


 8月23日の朝、連れ合いが庭で転んで膝が痛いと足を引きずって、この日、約束していた津軽三味線のお稽古には臨んだ。
 お師匠さんが心配してくれて、すぐにお医者に行った方がいいと少し早めにお稽古を切り上げてくれたので、かかりつけの整形外科に車で連れて行った。
 膝のお皿が割れているので手術が必要だからということで、紹介状を書いてもらい街の公立病院に行きたかったが、生憎土曜日で休みだったため、患部を固定してもらい、月曜日に行くと、手術することになった。
 手術日の前日でないと入院できないと言われ、結果的に29日に手術ということになり、28日から入院となった。

 普段から自分の命より大事な存在だと公言してはばからないほど大事な連れ合いが入院してしまうとたちまち生活が一変してしまった。
 連れ合いがやってくれていたことを自分がやらなければならないということになるから、買い物、食事の支度、洗濯とその上で、この時期は畑が超多忙で自分で食事の支度する時間がないので、出来合いのお惣菜をスーパーで買い求めて食べるということで本当に大変だった。

 大事な大事な存在だから、手術後ほぼ毎日面会に行った。面会に行かなかったのは1日だけということで、同室の女性が「毎日、面会に来てくれるなんて、やさしい旦那様ね」と誉めてくれたらしい。
 連れ合いは「自分が困っていることを訴えたいんでしょ」と照れ隠しに応じたらしい。

 昨、9月9日に退院して佳いということに一昨日医師から許可が出たので、迎えに行った。
 連れ合いの愛車はパジェロだが、自分は運転が下手なので、愛車の軽トラで迎えに行った。
 以上が、連れ合いの転倒による膝の手術のための入院の顛末である。

 さて、40代早々から炎症性腸疾患クローン病で3か月入院し、その後も腸閉塞で2回、尿路感染症が悪化し腎盂腎炎になってしまい入院しということで、検査入院は抜きにしてもいつもお医者の先生にはお世話になっている。
 腹痛がずっと続いていたので、8月26日、腹痛の原因を調べるためにCT検査をしたが、結果ははっきりした原因は不明のままだった。
 今も、腹痛が続き、気持ちが弱気になっているところに大事な連れ合いが入院ということで参っている。

 私事を披歴して、恐縮であるが、事程左様に医師の先生方にはお世話になりっぱなしである。感謝してもしきれないほどの存在が医師の先生方である。

 飛行機は怖いから乗りたくないが、家族サービスと語り継ぐ戦争で数えるほどだが乗っている。
 飛行機で具合が悪くなったら嫌だなと思ったことは何回となくあるが、偶然とは言いながら、医師が搭乗していることもまた珍しくないということなのか。喉に肉を詰まらせた男性はラッキーだった。
 
 誤嚥性肺炎の恐怖は他人事ではない。
 高齢になると、あちこちガタガタである。

 最後に医師の先生には感謝の言葉「お陰さまで」とお礼を申し上げたい。
posted by 遥か at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療