2025年08月06日

被爆クスノキ

 8月5日のNHKクローズアップ現代「“我が魂は奪われはしない” 福山雅治 響き合う歌と平和」を視聴できたので書いておく。「自分の歌を子どもたちが合唱するなんて、一番驚いているのは僕自身」。福山さんがそう語る「クスノキ」は2014年の発表以来、「平和の歌」として多くの人に歌い継がれ、学校の授業でも使われている。原爆で焼かれても再び芽吹き、希望や平和の象徴となった「被爆クスノキ」と長年向き合って曲が完成するまでの誕生秘話。いまだ世界では核の脅威が去らず暴力の連鎖が続く中、「歌の力」でメッセージを届けることの意味を聞く」と㏋にある。


 恥ずかしながら「被爆クスノキ」のことも歌のことも知らなかった。
 8月6日、本日は人種差別の国米国によってヒロシマに原爆が投下された日で、被爆アオギリのことは知っていた。被爆アオギリが歌になっているかどうかわからないが、平和への願いをナガサキで被爆クスノキに託した福山雅治さんはアーティストとして語り継がれることになるだろう。

 クスノキといえば、生まれ育った首都圏の田舎町の寺で、せっかくのクスノキを伐採してしまい落胆していた。世の常ではあるが関わる人間によって、こうも違う結果が出ることにショックを受けている。
 住宅開発で伐採されてしまうところを寺が受け入れて、寺のシンボルツリーになるところだった。
 持ち込んだ寺の世話人と受け入れた寺側の世話人との間で何があったのか不明であるが、何があったにしても、クスノキに罪があるわけでなし、地球温暖化を防止するために役立つクスノキを伐採するとは非道なことをするものだ。

 今夏、雨が降らず、毎日、体温を超えるような厳しい暑さが続いている時、クスノキの下にいれば、木陰で涼しいし、風があれば、クスノキが涼風を送ってくれた。
 ついでに書くなら、寺の境内で春になると見事に咲き誇った桜も伐採してしまった。
 民主主義の時代だから、寺で世話人がクスノキや桜を伐採しようがしまいが余計な口出しはできない。

 被爆地ナガサキといえば、著名人ですぐに名前が出てくるのは美輪明宏さんだが、世代交代したとしても、被爆クスノキと福山雅治さんがいる。

 本日、被爆の犠牲者に黙とうをささげたヒロシマでは、すぐに名前が出てくるのは被爆アオギリとプロ野球の張本勲さんであるが、世代交代した人の名前がでてこない。

 「長崎の鐘」、「クスノキ」とナガサキは歌で語り継がれていくが、ヒロシマでは、「夏の花」の原民喜、「はだしのゲン」の中沢啓治、そして『夢千代日記』の早坂暁と小説や漫画、ドラマなどで語り継がれていくのかもしれない。

クスノキ

 8月5日のNHKクローズアップ現代「“我が魂は奪われはしない” 福山雅治 響き合う歌と平和」を視聴できたので書いておく。「自分の歌を子どもたちが合唱するなんて、一番驚いているのは僕自身」。福山さんがそう語る「クスノキ」は2014年の発表以来、「平和の歌」として多くの人に歌い継がれ、学校の授業でも使われている。原爆で焼かれても再び芽吹き、希望や平和の象徴となった「被爆クスノキ」と長年向き合って曲が完成するまでの誕生秘話。いまだ世界では核の脅威が去らず暴力の連鎖が続く中、「歌の力」でメッセージを届けることの意味を聞く。」と㏋にある。


 恥ずかしながら「被爆クスノキ」のことも歌のことも知らなかった。
 8月6日、本日は人種差別の国米国によってヒロシマに原爆が投下された日で、被爆アオギリのことは知っていた。被爆アオギリが歌になっているかどうかわからないが、平和への願いを被爆クスノキに託した福山雅治さんはアーティストとして語り継がれることになるだろう。

 クスノキといえば、生まれ育った首都圏の田舎町の寺で、せっかくのクスノキを伐採してしまい、落胆していたので、世の常ではあるが、関わる人間によって、こうも違う結果が出ることにショックを受けている。
 住宅開発で伐採されてしまうところを寺が受け入れて、寺のシンボルツリーになるところだった。
 持ち込んだ寺の世話人と受け入れた寺側の世話人に何があったのか、不明であるが、何があったにしても、クスノキに罪があるわけでなし、地球温暖化を防止するために役立つクスノキを伐採するとは非道なことをするものだ。

 今夏、雨が降らず、毎日、体温を超えるような厳しい暑さが続いている時、クスノキの下にいれば、木陰で涼しいし、風があれば、クスノキが涼風を送ってくれた。
 ついでに書くなら、寺の境内で春になると見事に咲き誇った桜も伐採してしまった。
 民主主義の時代だから、寺で世話人がクスノキや桜を伐採しようがしまいが余計な口出しはできない。

 被爆地ナガサキといえば、著名人ですぐに名前が出てくるのは美輪明宏さんだが、世代交代したとしても、被爆のクスノキと福山雅治さんがいる。

 本日、被爆の犠牲者に黙とうをささげたヒロシマでは、すぐに名前が出てくるのはプロ野球の張本勲さんであるが、世代交代した人の名前がでてこない。

 「長崎の鐘」、「クスノキ」とナガサキは歌で語り継がれていくが、ヒロシマでは、「夏の花」の原民喜、「はだしのゲン」の中沢啓治、そして『夢千代日記』の早坂暁と小説や漫画、ドラマなどで語り継がれていくのかもしれない。