先の大戦中に台湾南方のバシー海峡周辺で戦没した日本人将兵らを悼む慰霊祭が3日、台湾南端の屛東県恒春にある潮音寺で営まれ、遺族ら約150人が参加した。戦後80年にあたる今年は、戦没者慰霊を管轄する厚生労働相による弔辞の代読が初めて行われた。と8月4日の産経新聞(西見由章記者)のWEBが伝えている。
バシー海峡では大戦末期、南方に向かう日本の輸送艦船などが米潜水艦や空母艦載機に狙い撃ちされ、10万人以上が戦死したとされる。戦没者の遺体の多くが台湾最南端の恒春半島に漂着したが、外交関係がないために公的な慰霊活動は長年行われていない。戦後70年の2015(平成27)年以降、日台の有志が慰霊祭を開催している。
慰霊祭では対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表が「わが国の平和と繁栄が戦没者の皆さまの尊い命の上に築かれたものであることに思いを致し、謹んで哀悼の誠をささげる」との福岡資麿厚労相の弔辞を代読した。
潮音寺は、バシー海峡で撃沈された輸送船「玉津丸」に乗船し、九死に一生を得た故中嶋秀次さんが私財を投じて昭和56年に建立。
バシー海峡周辺の戦没者を巡っては、厚労省が半世紀ぶりとなる台湾での公的な遺骨収集に向けて「日本戦没者遺骨収集推進協会」の職員を近く現地に派遣する方針だ。
バシー海峡は軍事的にも重要で、近年は、台湾の統一を目指す中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行う際などにバシー海峡を航行する中国の空母や艦船がたびたび確認されているとNHKなどメディアが伝えている。
連れ合いが職場の女性たちと月に一度の会食をしたり、仕事をしていた時は年に1回は旅行を楽しんでいた。
カナダ、オーストラリア、シンガポール、中国、そして台湾とあちこち行ったが、台湾の人々は親日的な印象を受けたという。
東日本大震災の時、多額の義援金を送ってくれたことを筆頭に高齢者を先頭に韓国と較べ親日的であることは確かなことである。
しかし、台湾有事をしきりに宣伝しているのは米国で、台湾有事には米軍兵士に代わって日本の自衛隊員に死んでもらいたいと願っている。
米中戦争の米国の代理をさせられてたまるか。ご都合主義の米国に騙されてはならない。
東日本大震災であれだけお世話になった台湾を見捨てろなんて言っていない。
自衛隊が中国軍と戦うことはしないが、台湾を支援することはいくらでもできることだ。
例えば、台湾から逃げてくる避難民を受け入れることだって立派な支援になる。
台湾のバシー海峡で米軍に沈められた輸送艦船の乗員の慰霊祭でも何かとお世話になっていることだろうし、台湾出身者が日本軍の一員となって戦ってくれたことも承知しているからこそ、台湾有事には日本は台湾の味方として、戦争以外のことではしっかり支援をする。
ただし、戦後80年経って、戦争はもう懲り懲りだから、武力衝突には関与しない。
日中国交回復し、米国寄りの外交姿勢を止めて、中国とも友好的な関係を築き、非戦を訴えていくことが日本の使命ではないか。