刑務所などを出た人を受け入れている更生保護施設の一部が取り組む「訪問支援事業」について、法務省が全国展開に向けた計画を進めている。
施設を退所した後も職員が自宅などを訪問し生活を見守る同事業によって、再犯に至る割合が3分の1に抑えられ、大きな効果がでているためだ。
ただ、支援が切れた後は施設が「善意」で見守りを続ける場合もあり、課題も浮かんでいる。と7月17日の読売(山下真範記者)が伝えている。
更生保護施設は宿泊場所や食事の提供のほか、就労支援や生活指導を行う。全国に102施設あり、国の委託を受けた民間団体が運営。2023年の受け入れは6457人だった。と紙面に解説があった。
2023年度は445人が支援を受けており、「寄り添いながら適切な助言をしているくれる存在が再犯防止には欠かせない」と同省の担当者が強調する。
参議院議員選挙が終わり、出所者の更生事業、社会的弱者の生活支援活動に打ち込んできたれいわ新選組の山本ジョージさんは残念ながら東京選挙区で当選できなかった。
出所者の更生事業に尽くされ、刑務所で知った高齢者や障がい者など社会的弱者を支える活動がどれほど世のためになっているか、伝わりきれなかったようだ。
YouTubeの「一月万冊」で発信してきた作家の本間龍さんが黒羽刑務所に収容されたことがあることから山本ジョージさんの活動に詳しくて、山本ジョージさんにエールをおくっていただけでなく、選挙で応援演説をしていたことをYouTubeで知った。
山本ジョージさんと本間龍さんは一度罪を犯しはしたが、ために、刑務所の中の様子、人間模様をつぶさに見て来て、伝えてくれている。
山本さんによれば、高齢者や障がい者など社会的弱者のセイフティーネットとしての役割を黒羽刑務所が果たしていた。
所内で彼らのお世話をする役割を担わされたことから、出所後も、彼らに寄り添いながら、法務省、厚生労働省などに出向き、彼らを支援する活動を行ってきた。
犯罪被害者支援を訴えてきた立場としては、究極の犯罪被害者支援、犯罪を減らすには出所者の更生がいかに重要か承知しているつもりだ。
何としても、山本ジョージさんにはもう一度政治家カムバックしてもらい、世のため、人のために尽力願いたい。
選挙なんて一度であきらめてはダメで、何回でもチャレンジしてもらいたい。
いつの日にか、多くの有権者の心に山本ジョージさんのやさしさが伝わる日がきっとくる。
応援していることが山本さんに届くように願っている。