2025年02月20日

女児10人に性的暴行、被告に無期懲役判決

 昨2月19日、遅くなってしまったが2025年の初詣に県内でも知られた神社に行ってきた。
 コロナ渦が始まって以来だから4年くらいは初詣もブランクがあった。
 2月でも参拝客の数は思いのほか多かった。
 コロナ渦までは、小学校の遠足で行った鎌倉の鶴岡八幡宮に行っていた。源義経の伝記を子どもの頃読んだ影響か、唱歌で覚えた「鎌倉」が好きで口ずさんでいたからか、鎌倉が好きな街になったからである。
 因みに、修学旅行は日光で、中学校では修学旅行列車で京都、奈良に行った。

 さて、 小学生の時といえば、2016年3月〜22年5月、大阪で女児10人に性的暴行を加えたとして強制性交致傷罪などに問われた元病院職員の男(28)の裁判員裁判で、大阪地裁は18日日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡したニュースが流れている。伊藤寛樹裁判長は「社会で守るべき女児を狙い、人格の根幹を傷つけており、卑劣、悪質の極み」と述べた。と2月19日の読売が伝えている。

 判決は、男が被害女児の自宅を見張って行動を確認し、在宅状況をスマートフォンに記録して犯行機会を見定めていたと指摘。「最も安心できるはずの自宅やその近くで、突然被害に遭った恐怖や精神的苦痛は想像を絶する」と強調した。

 その上で「被告が事実関係を認めたことを考慮しても、性加害が長期間で数多く積み重なっており、無期懲役刑で臨まざるを得ない」と結論づけた。


 仙台連続女児性的暴行事件で被害者の数が100人を超えたとも伝えられた被告にも、無期懲役の判決が言い渡され服役している。

 仙台と大阪の二つの事件は女児への性的暴行に関する刑罰で、刑法に死刑の定めがないから無期懲役という判決になっているが、本来、死刑にすべき事犯である。

 子どもは日本の宝であり、まして、女児は将来母となる可能性があり、大事な日本の宝である子どもを育てることだって考えられる存在である。
 社会が守ってやらなければならない大事な女児を100人も襲った男が無期懲役だというのだから、刑法を改正する必要があるが、10人だって、少ない数字ではなく、塀の中で一生暮らしてもらわなければ危なくて社会は成立しない。
 性暴力を筆頭に、セクシャルハラスメントに対する社会の見方が明らかに変わった。
 被告は女児を恐怖に陥れ、PTSDで生涯苦しめられることになるかもしれない犯罪を繰り返しながら、矯正プログラムを受けたいと願っていると伝えられるが、幼児性愛が簡単に治療できるわけがない。

 現に、仙台で卑劣な犯罪を繰り返し、被害女児が100人以上だとされている受刑者は何とか出所し、また女児を襲おうと精神を病んだように演じていると伝えられている。

 女性に対する性暴力を厳罰にするのは人権意識が高まったことによるものであり、まして、児童や幼児に対する性暴力となれば、さらに刑罰を厳しくすることが求められていることが今回の判決につながったのではないか。

 さらなる人権意識の高まりで、弱者を守るという世の中になっていくように願う。