2025年01月05日

最高検「適正取り調べを「地検に通知

 2023年の1月下旬から痛み出した歯茎の治療をしてくれる口腔外科がなかなか見つからず、近くのかかりつけの内科のクリニックで抗生剤を出してもらって凌いでいたが、不定期ではあるが時々痛んで困っていた。

 2024年夏、このことが原因で鬱状態になってしまい、師走になって、かかりつけの先生から口腔外科に行った方がいいとまで言われてしまった。仕方なく、年末の25日、予約なしで診てくれて歯茎の治療もしてくれるという歯科クリニックを見つけることができ、歯茎の腫れているところから膿を出してもらったことで、かなり楽になったのだが、前歯の痛みが取れず、正月早々、これから歯医者に行くので憂鬱でしかたない。

 さて、最高検「適正取り調べを」地検に通知、自白に固執せずというニュースがメディアで伝えられている。

 12月28日のNHKによれば、東京地検や大阪地検の特捜部などが捜査した事件で不適正な取り調べが相次いでいることを受け、最高検察庁が各地の検察庁に自白に固執せず、適正な取り調べを徹底するとともに、事案に応じて任意の聴取も録音・録画することなどを求める通知を出したことが関係者への取材でわかった。

 検事の取り調べをめぐっては5年前の2019年、大阪地検特捜部が捜査した横領事件の取り調べで検事が机をたたき、「検察なめんなよ」などと強い口調で迫っていたことや2021年、東京地検特捜部が捜査した詐欺事件でも担当検事が「検察庁を敵視するってことは、反社や、完全に」などと自白を迫り、大声を出すなど、不適正な取り調べが相次いで明らかになり、いずれも最高検察庁が不適正と認定している。


 国家権力の怖ろしさを証明しているかのような東京地検や大阪地検特捜部の不適正な取り調べにはぞっとする。
 警察の取り調べで自白に固執するかのようなことが冤罪事件の温床となってきたとされていることはよく知られたことだ。
 取り調べで机を叩き、「検察なめんなよ」などと脅しともとれるかのような態度は奢りそのものである。
 証拠に基づいて被疑者を訊問すればいいので、机を叩く必要はない。
 ただし、被疑者にはしたたかな者だっているから、高飛車に出たくなる気持ちも理解できなくはない。

 怖ろしいのは冤罪事件で、電車内の痴漢を疑われて、冤罪と戦っている人の身になれば、冤罪だと訴えても聴く耳を持たない検察の取り調べ程怖ろしいものはない。

 もう一度、取り調べの原点に立ち返り、真実を追求し、冤罪をなくしてもらいたい。

 事案に応じて任意の聴取も録音・録画することなど、録音・録画をもっと活用してほしい。