2024年12月11日

元検事正性的暴行被害検事調査申し立て

 元大阪地検トップの検事正だった被告(65)による準強制性交事件で、被害者の女性検事が3日、取材に応じ、職場で誹謗中傷され、二次被害を受けてきたとして、現在所属する大阪地検に調査を申し立てたことを明らかにした。女性は「検察に何度も殺され続けている」と語った。と12月4日の読売が伝えている。

 部下の女性検事に性的暴行を加えたとして準強制性交罪に問われ、初公判で起訴事実を認めた元大阪地検検事正の被告の弁護人が10日、大阪市内で記者会見し、今後の大阪地裁の公判で被告が一転して無罪を主張することを明らかにした。これに対し、女性検事は同日、「どこまで愚弄すれば気が済むのか」と被告側の対応を批判するコメントを出した。と12月11日の読売が伝えている。


 元大阪地検トップの検事正だった男が部下の女性検事に性的暴行した容疑で逮捕され、起訴され、地裁の初公判ではっきり起訴事実を認めておきながら、弁護士が交代したからか、一転して無罪を主張することになったとメディアが伝えている。

 検察のトップで法律に精通しているであろう元検事正が一度は起訴事実を認めておきながら、一転無罪を主張することになったことを知り、元TBSの記者だった男がジャーナリスト志望の女性に酒などを飲ませ性的暴行しておきながら、権力の力で事件を起訴させないようにしたとされている事件を思い出した。

 結果的に、刑事裁判はともかく、民事裁判で男の容疑は晴れるどころか責任を認められ、損害賠償を命じられた。

 両者ともに、被告が被害者女性に性的暴行をした事実があったことは間違いない。というのは、同意があったから犯罪ではないと主張しているだけである。

 しかも、元検事正の男は公判で一度は起訴事実を認めていることから、いくら何でも裁判では有罪になることが予想される。

 酒を散々飲ませて、抗拒不能の状態で、同意があったなどと、いかに何でも往生際が悪すぎる。
 厳罰にせよ!

 被害者の女性検事が職場で「何度も殺され続けている」と記者会見で訴えている。
 女性の社会進出を邪魔しているのは、件のジャーナリストや元検事正のような男たちだ。

 許せない。

 女性が活躍しなければ、社会はよくならない。
 被害者の女性検事にエールをおくる。権力を持った男に負けるな!