外食で食べ残した料理の尾持ち帰りを促進するため、厚生労働省がルール作りに乗り出した。
まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」の削減に向けた取り組みの一つ。少く中毒の懸念から持ち帰りを禁じる店は多く、衛生面の留意点をまとめた指針を年内にも打ち出す。と11月28日の読売(野口恵里花記者)が伝えている。
食品ロスは貴重な資源の消費であることに加え、焼却処分する際に温室効果ガスが排出されるため、地球温暖化につながる。
近年は製造工程の見直しなどにより、加工食品の賞味期限を延ばす取り組みが広がる。コンビニなどでは販売期限の迫る食品を手前に置いて買ってもらう「てまえどり」が浸透した。
こうした対策で2000年度に980万dだったのが22年度、472万dと半減した。
それでも外食産業の食費ロスは60万dに上る。
さらなる食費ロスの削減を目指し、厚労省は持ち帰りを推進するため、2024年7月、有識者検討会を設置。衛生指針の作成に向けた議論を始めた。
語り継ぐ戦争、戦没者慰霊のための行脚で全国を周っていたとき、大都市では便利なので駅の近くのホテルを利用することが多かった。
ホテルだと朝食がモーニングビユッフェ、所謂バイキング方式で自分の食べたいものだけ食器に取り、残さず食べるのだ。
コロナ禍で2020年から2023年までどこにも出かけられず、2024年になって、語り継ぐ戦争で大変お世話になったボランティアガイド氏の訃報を頂戴したので、線香を手向けに10月下旬に大阪に行ったときのこと。
やはり、ホテルは大阪駅にあるホテルに泊まったのだが、ここでも、朝食は上述のとおりだった。
この時も、食べ残したものはどうするのかななどと余計なお世話だが気になった。
というのは、わが家では野菜などの残菜、所謂生ごみは毎日、畑に埋めているため、今ではもったいなくて捨てることができなくなっている。つまり、肥料になるのに捨ててしまうことがである。
人の集まりが苦手で、親族の結婚式や法事など冠婚葬祭も失礼することの方が多く、会食時の食べ残しなどを考える機会がほとんどない。
それでも、月に一度の映画館行きで、偶々昼食の時分時になって食べているとき、自分より年長者の女性が食べ残しを持ち帰ろうとしている現場を目撃したことがある。
高齢者だから、一人分食べきれずもったいないから、持ち帰ろうとしていると勝手に解釈したが、食品ロスを削減することに協力しているので、偉いなアと思った。
貧しくて食べられない人がいる一方で、食べられるものを捨てるということは天に唾することと同じで罰当たりにも程がある。
食品ロスを削減しなければならない。