2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻、侵略し、少し前に強奪したクリミア半島と同じようにウクライナの領土を占領したが、民主主義の危機だと今回はウクライナ支援に回った米国を筆頭にEU諸国などの支援でウクライナの人々は国土防衛戦争に立ち上がっている。
ロシアの侵攻侵略を何とか食い止めようとウクライナが頑張っているとき、パレスチナ自治区ガザのイスラム武装勢力ハマスがイスラエルを攻撃し、人質を取ったから、イスラエルが報復し、多くの犠牲者が出ている。
世界で2つの大きな戦争が行われているとき、フランスのパリでは平和の祭典パリ五輪が開催された。
日本から出場している選手は皆よく頑張ってくれている。
もう間もなくフィナーレを迎えようとしているが、陸上競技女子やり投げで北口榛花さんが金メダルを獲得したニュースをNHKのマイあさラジオが伝えてくれた。
個人的な見解であるが、五輪は陸上競技、水泳でメダルを獲得すると気持ちが盛り上がる。
走る、跳ぶ、投げる、泳ぐいずれも判定はなく、早いか遅いか、より遠く、より高くということだけで結果が出てしまうところに競技のわかりやすさがある。
誤解しないでもらいたい。他の種目のメダル獲得に注文をつけているわけではない。
例えば、陸上競技で金メダルを獲得したなんてすぐに思い浮かばないほど珍しいことだ。
そもそも予選をクリアすることだけでも大変なことで、決勝に進めるならそれだけで立派だとされるくらいメダルが遠い。
北口榛花さんのことは高校生の頃から知っていて、大学生になってインカレで注目していた。
大柄だが、笑顔がとても佳くて、応援したくなる選手だった。
野球でメジャーリーグで大活躍している大谷選手同様、まず、体で外国人選手に負けていないところが嬉しい。
やり投げの素人である自分からみても、助走のスピードを活かして投げた方が距離が出ると思うのだが、北口榛花さんは、助走のスピードなど気にせずに投げていたので、もし、助走が上手く活かせれば、距離が出ると思っていたら、ご本人がそんなことは承知の上のことだったようで、チェコのコーチの指導を仰ぎ、チェコ語を覚えて技術力を向上させようとしていたと耳にし、ますます応援したくなった。
北口榛花さんが陸上競技のやり投げで金メダルを獲得したことで、日本人だってやればできるということを証明してくれたことに勇気を頂戴した。
ウクライナに侵攻侵略した21世紀のヒトラー+スターリンこと悪魔殺人鬼のプーチンが戦争をやめるつもりがなく、イスラム武装勢力ハマスに人質を取られているイスラエルも戦争をやめるつもりがないようだから、戦時下で行われたパリ五輪としては、つくづく平和の有難みを教えてくれた。
パリ五輪が開催されているとき、米軍に原爆投下された被爆地ヒロシマ、ナガサキではあれから79年の原爆犠牲者の慰霊と平和の式典が開催された。
戦争さえなければ、戦没、死没する人がでることはなかった。
戦争と五輪開催、とにかく、二つの戦争が終結することを祈るばかりである。
争いは戦争でなく、スポーツで競うだけにしていかなければならない。