2024年05月19日

駅員カスハラ被害深刻 JR東「過剰要求、対応せず」

 駅員に対するカスタマーハラスメント(カスハラ)が後を絶たない。暴力行為はコロナ禍で減少していたが、行動制限の緩和に伴って増加に転じつつあるほか、SNSでの嫌がらせも目立つ。鉄道会社の業界団体はカスハラ撲滅に向けた指針を策定。「働きやすい環境を損なう」としてそのような乗客には対応しない方針を表明する鉄道会社もある。と5月15日の読売(竹田迅岐記者)が夕刊で伝えている。

 国土交通省が2023年12月に公表した鉄道係員に対するカスハラの実態調査では、こうした事例が鉄道会社から寄せられ、全国で1124件に上った。

 全国72の鉄道会社が加盟する一般社団法人「日本民営鉄道協会」は2023年12月、業界一体となってカスハラ撲滅に取り組むための基本方針を策定。カスハラにあたる行為として、身体的な攻撃、脅迫や暴言などの精神的な攻撃、 執拗な要求のほか、「SNS等による同意ない音声・映像の公開」を含めた。加盟各社は、相談体制の整備や対応手順の策定などを進めるとした。

 悪質な場合には警察や弁護士などに相談し、厳正に対処するとした。


 近所にお騒がせ男というか、他者に因縁をつけるどうしようもない男が住んでいた。
 父親が小学生の頃だったか亡くなり、母親と姉と3人で暮らし、高校は卒業したかどうか知らないが、車の整備工場で働くも、長続きせず、父親の遺族年金と母親の働く収入、母親が仕事を辞めてからはその年金で生活していた。
 母親が倒れてからは、寝たきりの母親の面倒をみていたようである。
 昔から住んでいる人間は、男の家の前を通るとき、6b道路の反対を小走りで通り、声をかけられないようにしていたものである。
 ところが、敷地の一角を売って、カネが入り自宅を新築した頃から、機嫌がよくなり、母親を看取った後、脳梗塞で倒れてからは、自慢の喧嘩にも自信がなくなったのであろう。大人しくなったが、住民の態度は変わらなかったので、話し相手を求めて、男のことを知らない通行人を呼び止めては、話し相手を求めていた。

 駅員のカスハラとどういう関係があるのだという向きがあるかもしれない。
 そう、駅員に限らず、役所の窓口で怒鳴っている輩、学校の教員に文句を言うモンスターペアレンツ、コンビニなど接客業にいちゃもんつけている輩、すべからく、共通点がある。
 それは、己が幸せではないことである。無論ストレスまみれということもあるかもしれない。
 金持ち喧嘩せず、幸せな人間は他者にすぐに怒りをぶつけることはまず少ないからだ。
 駅員カスハラの被害が深刻なのは、それだけ不幸な人間が多いという見方ができるのではないか。

 怒る側には怒りをコントロールするアンガーマネジメントというのがあるから、怒りっぽい人は人格を疑われる前に勉強した方がいい。

 仮に、自分の友人、知人などがカスハラをしたら、「みっともないから、やめろ」と止めるか、さもなくば、その友人、知人とは絶縁するだろう。

 電車が遅れたため、イベントに間に合わなくなったから、駅員にチケット代を要求するなんて、ありえないだろう。
 電車が遅れることなどよくある話ではないか。
 まして、酒を飲んで駅員に暴力を振るうなど論外で、暴力行為は犯罪だから警察に捕まえてもらえばいいだけのことである。
 
 人件費を節約することばかり考えて、経営側は人員を削減するから、カスハラに対応できないのではないか。
 接客業は警察と連携を密にし、鉄道では警察OBなどを雇って、対応に当たらせ、悪質なカスハラは犯罪として、処理すればいいだけのことである。

 経営側に職員を守る意識がないか、あっても低いから問題が起きるのである。

 暴力行為は当然として、無理難題を押し付けるのは強要罪で逮捕すればいいのである。