地方銀行「きらぼし銀行」(東京)が会社社長による4億円超の不審な送金を見過ごした疑いのある問題で、社長から別に送金依頼を受けたメガバンク1行が取引を監視するシステムで異常を検知し、送金を拒否していたことがわかった。
きらぼし銀行では同様の措置が取られないまま、口座残高が底をついたとみられる時点まで送金が続けられており、金融庁は同行側から事情聴取を行うなどして一連の対応を確認している。と4月26日の読売が伝えている。
社長は2022年、SNSで知り合った人物から投資を勧誘され、会社資金約7億5000万円を複数行の個人口座に移動させた上で、外国人名義を含む多数の口座に送金。このうち約4億6000万円を送ったきらぼし銀行では、犯罪収益移転防止法などに基づく送金目的などの確認が不十分だった疑いがある。
約80回にわたって計約4億6000万円を送っていたきらぼし銀行。送金先の口座の大半は、のちに捜査機関から「犯罪に使われた疑いがある」と認定されたが、資金はほぼ全額が引き出されていた。
「犯罪による収益の移転防止に関する法律」は、 資金洗浄 所謂マネー・ロンダリングおよびテロ資金供与対策のため、 金融機関等の取引時確認、取引記録等の保存、疑わしい取引の届出の義務などの規制を定めている。
TVドラマ『アンタッチャブル』を子どもの頃夢中で視聴していた。
禁酒法があった1930年代の米国のシカゴやニューヨークでFBIの捜査官エリオット・ネスとそのスタッフが犯罪組織と対決し、摘発していくドラマで子どもの頃視聴したTVで断トツナンバーワンの面白さだった。
エリオット・ネスを演じたロバート・スタック、声の吹き替えをした日下武ともども素晴らしかった。
後にケビン・コスナー、ロバート・デニーロ、ショーン・コネリーなどのキャステイングで映画化され、滅茶苦茶に面白くて、忘れられない映画の一つになっている。
そう、FBIの捜査官たちが、組織犯罪を摘発するとき、使った手法が脱税の摘発だった。
日本で一番大きな組織として知られる神戸の組、日本で最凶悪な北九州の会のトップが上納されたカネを納税しているはずがない。
このことからも、彼らが反社と呼ばれる理由の一つとなっている。
その組織犯罪者たちが犯罪で手にしたカネをマネーロンダリングするというのはよくあることで、破綻した時公的資金、税金を投入された金融機関がマネーロンダリングに結果として手を貸したのは重大な裏切り行為である。
きらぼしは、コメントしないなどといっているが、破綻したら、ここには公的資金を投入してはならない。
反社に手を貸す金融機関は要らない。
メガバンクにできて、地方銀行にできないわけがない。
九州の最凶悪団体は、市民を殺害し、看護師まで襲撃したばかりか、警察関係者も襲撃し、国家権力に牙をむき、戦争なら受けて立つとまで言ったらしいが、国家権力をなめてかかった結果が、トップとナンバー2が捕まり、裁判で一審でトップに死刑とナンバー2に無期懲役判決。二審でいずれも無期懲役ということで判決が出ているように過去の判例からこのまま無罪になるはずがない。
カネに色がついているわけではない。
それでも、犯罪組織は尻尾をつかまれないため、資金洗浄、マネーロンダリングをするのだ。
銀行で高額を動かすことなど縁がないが、もし、高額を動かせば窓口で必ず聞かれるだろう。
きらぼしがチェックなしというのは考えられない。
気づいてやっていたとするなら、相当悪質である。
許されない。