2024年04月08日

東京日野市 人口別で初の全国ごみ最少、八王子市二年連続 

 日野市は3日、1人1日当たりのごみ排出量が2022年度、人口10万人以上50万人未満の自治体で、初めて全国1位の少なさになったと発表した。と4月4日の読売がオンラインで伝えている。

 環境省が3月28日に公表した「一般廃棄物の排出及び処理状況等の調査結果」によると、日野市の排出量は600・5グラムで、2位だった前年度より30・2グラム減った。2位は静岡県掛川市の614・5グラム、3位は小金井市の619・6グラムと続いた。

 日野市では00年に「ごみ改革」を行い、ごみ袋の有料化やマイバッグ運動、プラスチック類の分別収集などの減量施策を実施してきた。

 人口50万人以上の自治体では、八王子市が2年連続で全国一少なかった。同市の排出量は726・8グラムで、2位の松山市の754・0グラム、3位の京都市の757・3グラムを下回った。前年度と比べても21・4グラム減少した。リサイクル率は28・3%で、3年連続で2位だった。

 八王子市は、食品ロスを減らすため、飲食・小売店などと消費者をインターネットで結び、賞味期限が近づいたり傷がついたりした「訳あり食品」を格安で取引できるサービス「タベスケHachioji」を、都内で初めて22年10月から導入するなど、ごみ減量やリサイクルに積極的に取り組んでいる。


 もうずいぶん前のことだと思うが、東京日野市では家庭から出る所謂生ごみを畑で堆肥化している市民グループがいるということで、生ごみを畑で堆肥化してきた自分と同じだからと取り上げたことがあった。

 日野市のことなど全国で知っている人は少ないだろうが、知る人ぞ知る新選組副長土方歳三が生まれ育った街として知られている。
 司馬遼太郎『燃えよ剣』(新潮文庫)を読み、TVで栗塚旭主演の『燃えよ剣』を視聴して明らかに影響を受けたのであろう土方歳三のことが好きになり、その分薩長が嫌いになった。

 新選組といえば、余談であるが、今はれいわ新選組の山本太郎代表が重度の障がい者を国会に選出するという未だかつてどの政党もなしえなかった快挙をしたことで自分も応援するようになっている。

 さらに、第三位の東京小金井市などもっと知られていないだろう。中央線沿線の小さな自治体で、自動車試験場のある府中市と接しているのだが、ごみの焼却場さえ作れない情けない街で、困り果て、全く接していない日野市に頼んでごみを焼却してもらっている間柄なのだ。

 東京八王子は新宿から甲州街道で結ばれた古い商都で、その昔は絹織物が盛んだった。
 東京区部に対し、三多摩と呼ばれる市部では人口、面積いずれもトップであったが、街づくりに失敗し、立川が商都ナンバーワンとなっている。
 しかし、駅南口の開発が進み、うまくいけば、再びトップの座に返り咲くかもしれない。
 自民党政治資金不記載、脱税の安部派の幹部で、統一教会との関係で知られる強面の議員の地元である。

 さて、ごも減量では家庭から出る生ごみのたい肥化こそ、自治体が取り組まなければならない課題の一つとなっているが、食品ロスを減らすための八王子市の取り組み「訳あり食品」を格安で取引できるサービス「タベスケHachioji」は素晴らしい。
 八王子市のこの取り組みのことは知らなかったが、素晴らしい試みである。関係者にエールをおくりたい。

 「ごみを分ければ資源」という標語があったと思うが、家庭から出る生ごみを毎日畑に埋めてきた手前、土の中の微生物の偉大さに頭が下がると同時に、ごみとして焼却せず堆肥化させれば、さらにごみが減量できるし、堆肥化された土はよくなり、美味しい野菜が採れ、きれいな花を咲かせてくれる。

 子どもの頃、社会科で日本は資源がない国だと教わったが、森と水という素晴らしい資源に恵まれているでははないか。
 資源がなければ、ごみを資源化すればいいのだ。 
posted by 遥か at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題・公害問題