2024年03月06日

ナワリヌイ氏追悼 妻ユリアさん欧州議会で演説 

 ロシアの独立系人権団体「OVDインフォ」によると、反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の葬儀が行われた1日、モスクワなど全国19都市で少なくとも128人が当局に拘束された。ロシア当局はナワリヌイ氏の追悼を機にプーチン政権への抗議運動に発展する事態を警戒している。これまでのところ、反政権デモには発展していない。と3月2日の読売が夕刊で伝えている。

 葬儀会場となったモスクワ市内の教会周辺には数千人の市民が集まったとみられ、その後、ナワリヌイ氏の遺体が埋葬された墓地に向かって大勢が行進した。OVDインフォのまとめでは、現地時間1日夜時点で、モスクワでは少なくとも17人が拘束された。

 フランスのマクロン大統領は1日、「ナワリヌイ氏に哀悼の意を表することは非常に勇気のいることだった。何千人ものロシア人がその勇気を自分の中に見いだした。これこそが彼の遺産だ」とXに投稿した。ドイツのショルツ首相もXで、「ナワリヌイ氏の死後、勇気あるロシア人たちが彼の遺産を受け継いでいる。その多くが今日の葬儀に参列し、自由のために大きな危険を冒した」と参列者をたたえた。

 ロシア北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリア氏は28日、仏ストラスブールの欧州議会で演説し、対露制裁の強化を呼びかけた。プーチン露大統領が夫を殺害したと訴え、「組織的犯罪集団のリーダーだ」とプーチン氏を非難した。と3月5日の読売が伝えている。

 ユリア氏は演説で、ロシアによるウクライナ侵略も念頭に「プーチンは、我が国や平和な隣国、そして私の夫に何をしたのか答えなければならない」と述べ、責任を追及する考えを強調した。夫の遺志を継いで反政権運動を続ける決意も表明した。


 ロシアで自由を求めて活動中逮捕され、北極圏の刑務所に収容されて殺害されたナワリヌイさんのことがよほど怖かったのか21世紀のヒトラー+スターリンこと悪魔殺人鬼のプーチンに殺害されてしまったナワリヌイさん。彼の連れ合いユリアさんが欧州議会で訴え、ウクライナへの侵略と夫を殺害したその責任を追及する考えを強調した。

 自らの手は汚さず、「組織的犯罪集団のリーダー」としてプーチンが殺人者に命令していたことを連れ合いは発信することができても、メディアは証拠がないからと殺害したとは書かないが、保険金殺人事件を例に、当事者が死んで利益がある者が犯人だということで、断定して書いてきた。

毎日書き続けてきた原動力は何と言っても「自由のために」であり、全ては此処から始まっている。
 
 永遠に自由を奪われてしまったナワリヌイさんは連れ合いともどもまだ40代であり、その死は世界の心ある人々から惜しまれているが、「自由のために」「諦めるな!」というメッセージは歴史に刻まれ、ロシアに自由がもたらされた暁には殉教者として永遠に称えられことだろう。

 そして、彼の葬儀に参列すれば、当局から逮捕される可能性が高いことからも危険を顧みず自由のために集まった人々にエールをおくりたい。

 連れ合いのユリアさんにも悪魔殺人鬼の命令で殺人者が迫っているはずだから要注意だ。 
 ユリアさんが夫殺害の下手人として、悪魔殺人鬼の責任を追及することもまた要注意である。
 己を批判した人間は皆殺されてしまっている事実があるからだ。